爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ33 調達屋は譲らない

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~BAKUAGE EPISODE GUIDE~

監督:中澤祥次郎 脚本:樋口達人

「夢や希望は誰にも奪えない。消し去ったりできない」

ディスレースに自身のハンドルを奪われたマッドレックス。
そして玄蕃もディスレースへの復讐心に囚われ
握るべきハンドルを見失っている。
二人はこのままディスレースの手の平で踊り続けるしかないのか。


しかし大也はいつものように微笑む。
自分が信じた仲間はいずれハンドルを握り直すと─。


一度は散り散りになったブンブンジャー。
全員の心が再び一つになり限界を超える時、
彼らはもう何も譲らない。

(文責 : 吉川史樹)

~BAKUAGE TOPICS~


バクアゲ32、ご視聴ありがとうございます!

放送開始から数えて10周年にあたる『烈車戦隊トッキュウジャー』とのコラボ回!
なんと「トッキュウ1号/ライト」役の志尊淳さんにサプライズ出演していただきました!

おかえりなさい!

中澤監督をはじめ、当時から関わっているスタッフもけっこういる現場だったので、志尊さんも「知っている顔がいっぱいいる〜!」とニッコリ。

以前に一緒にものづくりをしたメンバーと、時を経てまた撮影現場で再会するという場面……この仕事をしていると何度か立ち会うことがありますが、グッとくるものがあります。
それぞれの場で活躍してきた時間の積み重ねを感じつつも、なんとなくあの頃の熱量や雰囲気が戻ってくるような感覚……。
今回もスタッフの皆さんの嬉しそうな顔がとても印象的でした。


撮影したのはちょうど天気が不安定な時期で、実は前日まで雨予報だったのですが……当日はなんと見事に晴れ!

志尊さんの勝利のイマジネーションが天気さえも味方につけてしまったのかも…!

出演シーンは単独でのシーンでしたが、この日、ブンブンジャーのメンバーも志尊さんと会うことができ……
スーパー戦隊の先輩からいただいた激励の言葉を胸にさらなるバクアゲを誓いました!!

ご出演ありがとうございました!

(文責 : 久慈麗人)

~BAKUAGE REPORT~


というわけで、あらためてバクアゲ32『地獄の電車ごっこ』(すごいタイトルだな…)ご視聴ありがとうございました!

バクアゲ32は『烈車戦隊トッキュウジャー』とのコラボ回ということで、今回のバクレポは当時APだった久慈が担当します!


ディスレースに返り討ちにされ、倒れていた玄蕃を始末屋コンビが発見。
とりあえず適当な場所を見つけて、そこで手当てをしていたみたいです。


すると聞こえてくるレクイエム(?)……というか素敵なハーモニカの音色。


始末屋と調達屋の前に現れた謎の鉄道員(ぽっぽや)!
そう、彼こそが、トッキュウジャーの「虹野 明」です!

……現れたというよりずっといましたね。
最初のヒキ画の時点ですでにいるのを発見しました(笑)。


虹野 明を演じる長濱 慎さんも数年ぶりにスーパー戦隊の現場へ!

おかえりなさい!

久々の再開に中澤監督もこの笑顔。(でも暑そう~…!)
監督は明くんとお揃いになりたくてヘルメットをかぶっているわけではありません。
列車の車両基地では、安全のため、スタッフみんなヘルメットを着用して撮影に臨みました。

「虹野 明」は、この令和の時代においても色褪せることなく独特でクセの強いキャラクター。クセ者揃いのブンブンメンバーたちの中に入っても、まったく埋もれない。あらためてすごいキャラ造型だと感じました。
カオス好きの先斗でさえもやや戸惑い気味。ビュンディーも興味津々。


一方その頃、他のブンブンジャーたちは……

宇宙特殊繊維をミシンで縫っています(???)

用意されている布の色を見るだけで、わざわざ言葉にしなくても、みんなの想いが伝わってきますね(泣)。


そしてこちらでは、オレンジの彼がオレンジの彼を手当してくれています。

そういえば、明は猫が好きだったなぁ……と、そんな記憶がなぜか蘇りました。

揉め始める調達屋と始末屋。

先斗ーー、技のかけ方がゴツいぞーー。


さて、今日もまったりサンシーターは、電車にイグニッションしようとして、まちがえて線路にイグニッション!

センログルマー、出発しま~す!
銀河を走る鉄道の情景が浮かぶようなセリフが特徴です。

そしてこいつの能力はまさに初見殺し。
楽しく遊んでいるように見えて「?」となっている間に、止まれば大爆破する地獄の電車ごっこへと強制乗車させてしまいます。
自分でも何を言っているのかよくわかりません。

このシュールさ。中澤監督っぽいアイディアですね~。


一方、玄蕃と先斗は……

「これが、地球の相撲というものか!」

車掌さんが「揉め事には、“激しく”コレ」と言っていたそうです。
個性的な言葉遣いをされる方のようですね。

結果的に体と体をぶつけ合うことで、互いに“激しく”奥底の感情を引き出せたようです。
先斗のここでの言葉……熱いぜ!


このやり取りにピンと来てしまった明。
ついに出ました「死に場所」発言。明ワールド発動です。

虹野 明の物語が気になる方は、この機会に是非トッキュウジャーも見てみてください。

そこに現れるセンログルマー。
あろうことか、玄蕃・明・ビュンディーも地獄の電車ごっこにご乗車です。

久々の再会も、初対面のご挨拶も、すべて電車ごっこをしながら行われるのがシュール……なんかこういうの、すごくトッキュウジャーっぽい!

しかし、ここから反撃開始!

仲間を救うため、大也のクリエイティブなイマジネーションが爆上がり……

「環状線だ」(←面白い)
「なるほど、その手があったか」(←面白すぎるな君は)

そしてそのイマジネーションに導かれるように聞こえてくる汽笛の音と出現する虹色のレール……そして……

トッキュウ1号登場!!


トッキュウジャーの設定は特殊なので、今回登場させるにあたり、特にキャラの年齢感や理屈の部分について、監督もかなり気にしてくれていました。丁寧に考え、演じるキャストさん・アクターさんとも話し合ったうえで、演出してくれています。
……もしかすると、今回の出来事は、誰かしらのイマジネーションが関わっていた……かもしれないですね。


さてさてここからはツッコミが追いつかなそうなので、抜粋して……


■出たー! レンケツバズーカとレインボーラッシュ!

チケットくんも超~久しぶりに登場です!
おかえりなさい!

超~久しぶりにチケットを演じられた山口勝平さん。
「今は、9時30分発~になっちゃったんですね」
なんて話しながら、分身したチケットくんたちをノリノリで演じてくれました。
口を使って連結を解除しているので、「ガヴ、ガヴ」「ガッチャ、ガッチャ」といった声がしています。……深い意味はありません。


■連結が解除された途端、ものすごい勢いで逃げていく玄蕃。
そしてビュンディーは……

なにかやってるな。
ヘルメットのシールドをメガネのように動かして……あ、なるほど。当時と今の中の人つながりということか。芸コマだなぁ…危うく見落とすところだった…。


■ブンブンジャーとトッキュウジャーの合同名乗りも!

大也とシャーシロとミラ、めっちゃ見てる(笑)


■トッキュウジャーの代名詞とも言える「乗り換え」も披露!

ブンブンジャーのメンカラにはない「黄色」と「緑」の戦士に乗り換えちゃいました!


■仲間を見守るオレンジ戦士たち。


「お前にも、いつかわかる」

明は何を伝えようとしたのか……。
トッキュウジャー本編を見ている方には、より味わい深いやりとりに見えたかもしれません。


■トッキュウオーのコクピットの壁。当時は美術でしたが、今回はライブ合成のアセットで表現しました。


当時は裏で演出部さんが操作していた後ろの電光掲示板も今回はアセット内にあります!
技術の進歩、そしてライブ合成チームのちからってすげー!


■巨大戦も小ネタ、大ネタ、盛沢山!

最後、ロボの背景に虹をかけたいと相談したら、貯水池的なものがあるセットを組んで撮影してくれました。この東映戦隊チームには、本当に粋な職人ばかり!



この回は、個人的にもとても思い出深い回になりました。
『トッキュウジャー』は、明るさの中にふとした寂しさが香る素敵な作品だと当時から感じていました。
それゆえか、行って帰って来るとエモさが増す作品でもあるな、と今回のコラボ回を経て再認識しました。

やっぱりスーパー戦隊って、いいシリーズだなぁ…(しみじみ)


ここでお知らせ! 
トッキュウ10周年を記念して、トッキュウジャーの豪華オーコメ企画を決行!
当時メインスタッフとしてこの作品をつくりアゲた、脚本の小林靖子さん、中澤監督、宇都宮Pにお集まりいただき、記憶を呼び起こしながら裏話を語っていただきました!
この激レアコメンタリーにご興味ある方は、TTFCでご視聴ください!



そして次回は、サブタイトルと予告を見ていただければお分かりの通り、スタッフの想いがブンブン詰まった超超重要回です!

ここまでブンブンジャーを見てきてくれた方々、応援してくれている方々へおくる最高にバクアゲな届け物です。

聞きたいですよね、あの言葉を!!


次回も、気分ブンブン限界超えて爆上がっていただきタイヤー!!



■おまけ。

みんな、ポーズ上手いな…。
あ、高田さん、ここでもしっかりそのポジション……(笑)



(文責 : 久慈麗人)

~BAKUAGE INFORMATION~


その1!
『烈車戦隊トッキュウジャー』メインスタッフによるオーディオコメンタリー
TTFCにて配信決定!!

『爆上戦隊ブンブンジャー』×『烈車戦隊トッキュウジャー』のコラボを記念して、
『烈車戦隊トッキュウジャー』をつくり上げたメインスタッフによるオーディオコメンタリーを実施!


メンバーは、
監督【中澤祥次郎】×脚本【小林靖子】×プロデューサー【宇都宮孝明】
こちらの3名でお届けします!

本日10月6日(日)午前10から、TTFCにて配信開始!
お乗り遅れのないようご注意くださ〜い!!

↓ご視聴はこちらから!↓
https://tokusatsu-fc.jp/