ハロウィンに彩られた街、チームアザルドのプレイヤー・サンババが踊りながら人々を襲い始める。巻き込まれた少女・真美を助けたタスクだが、どうやら真美にとっては理想の王子様に見えた模様、積極的にまとわりついて、真理夫の家まで乗り込んでくる。そこでのタスクとアムの関係を疑った真美は、アムをライバル視し始めて…
脚本 田中 仁
監督 加藤弘之
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タスクと真美とアムの三角関係? 恋に恋する少女・真美が巻き起こす大嵐にジュウオウジャーが翻弄されます。
自分はタスクの彼女だと言い切る真美に、道行く人が誤解し(ヒソヒソ…)、操が言葉を失う。タスクとアムが付き合っていると真美が誤解し、真理夫おじさんも誤解し、二股疑惑に操が倒れる(^^; そして、ゲームを終わらせることよりアザルドと一緒に踊りたいというサンババにデスガリアンが誤解し… 誤解が誤解を呼ぶハロウィンパーティー、それぞれの誤解は解けるのでしょうか? そもそも解く必要もあるのか?
剣くんと晴香ちゃん、そしてゲストの萱野優ちゃんがとっても可愛らしいラブストーリーを演じてくれてますので、是非是非お楽しみに。
ハロウィンと言えば仮装? なんてとこから作り始めた今回の物語ですが、脚本を書いた田中さん曰く、なんかレギュラーキャストに毎組コスプレさせてる気がする…
第12話 はなのみじかいゾウ
(監督 中澤祥次郎)
第16話 ジューマンをさがせ
(監督 竹本 昇)
第26話 大切な日を守りたい
(監督 柴﨑貴行)
確かに… コスプレとはちょっと違うかもしれませんが、第25話(第26話と同組)を除いて、何かしら変わった衣裳着せてますね。回ってくるタイミングか、私(宇都宮)の発注か、それぞれの監督の狙いか、まあ、いつも同じ衣裳じゃなんですから。
そして、今回は文字通りのコスプレですが、操、お前もはや反則だな(^^;
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(文責・宇都宮孝明)
ゲスト紹介
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真美役・・・萱野優さん
今回、タスクに恋する純粋無垢な乙女・真美を演じてくれたのは萱野優さんです。オーディションで加藤監督のハートをズキュンと射止めた彼女。当初は可憐でおしとやかなお嬢様をイメージしていましたが、表情をクルクルと変え、相手役を演じたプロデューサーの腕をブルンブルン振り回たり、ドキッとするほど顔を近づけたり。場を支配するというのはまさにこのこと。一同が驚きを隠せずにポカーンとしてしまった(笑)ほどの圧巻の演技は監督のイメージすら覆してしまう破壊力をもっておりました。
物語の中では草食系のタスクに狙いを定め、そのハートを掴むべく猛猛猛猛猛アプローチ!タスクを連れ回し、振り回し、引き回し、アムがタスクに近寄る悪女と知れば(←勘違い)、メラメラとライバル心を燃やします。
レオやアムがまるでカワイイ子猫ちゃんに思えるほど、グイグイグイグイグイグイと肉食系とは何たるか教えてくれる熱演をしてくれた彼女。アクの強い芝居で、「恋する女は強い!」ことを改めて世の男に知らしめてくれました。
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サンババ役・・・浅沼晋太郎さん
アクが強いと言えば、今回のプレイヤー「サンババ」役を演じた浅沼晋太郎さん。東映特撮は初ですが、聞くところによると元々ご興味があったとか。今年に入って3役目という安心(!?)のオネエキャラで盛り上げてくださいました。サンババもある意味で恋する女。アザルドの気を惹くために、一生懸命踊ります♪
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バングレイ役・・・神奈延年さん
今話をもちまして、巨獣ハンター・バングレイを演じてくださった神奈延年さんがオールアップを迎えました!
その右腕に宿る特殊能力で大和を始めとするジュウオウジャーを苦しめ、時にジニスたちを出し抜こうとする狡猾さを併せ持つ、悪役中の悪役に凄みと説得力を注入してくれました神奈さん。
大和に敵愾心剥き出しで攻め続け、執拗にキューブホエールを狙う粘着質ぶりで、バングレイを極悪へと昇華して下さいました!
やはり、悪役が映える作品は記憶に残りますねー。毎回、痺れさせていただきました!
ということで、ここからは華々しく散ったバングレイの記憶をプレイバック!
第23話から足かけ13話分、記憶から敵を実体化するという厄介なやり方で宿敵として立ちはだかり続けた巨獣ハンターことバングレイさん。
その足跡を、召喚された者たちとともにダイジェストで追っかけてみましょう!!
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やはり印象に残っているのは、大和ママ・和歌子さんではないでしょうか。
誰しも過去に勝つことはできないという人の弱さにつけ込み、大切な思い出を踏みにじるバングレイの非道っぷりたるや……。
こんな奴が身近にいれば迷わずぶっ倒してやりたい。まるで自分ごとのようにジュウオウジャーを応援しておりました!
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そして第24話ではハンタジイ、第26話ではヤバイカ―、第28話ではドロボーズを実体化するなどまさにやりたい放題。
巨大化済みのデスガリアンも蘇らせ、まだまだバングレイの独壇場は続きます……。
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そんな巨獣ハンターの勢いはとどまるところを知らず、ゴーカイジャーが駆けつけてくれた時には、何とゴーカイレッドの記憶から、過去戦隊の怪人たちをカムバックさせちゃいます!!
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(※右から順番に)
■救星主のブラジラ(天装戦隊ゴセイジャー)
■蝶絶神デーボス(獣電戦隊キョウリュウジャー)
■エンター・ユナイト(特命戦隊ゴーバスターズ)
■エスケイプ・エボルブ(特命戦隊ゴーバスターズ)
■ゼット・真(烈車戦隊トッキュウジャー)
■血祭ドウコク(侍戦隊シンケンジャー)
ゴーカイジャーとの混成チームで何とか切り抜けたものの、危うくスーパー戦隊の40作の歴史が帰って仇となってしまうところでした……。
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挙げ句の果てにはクバルの記憶から、ジュウオウジャーを実体化しリアルジュウオウジャーに襲いかかります。
大和を人質に取り、ジュウオウジャーをまとめて倒しにかかってくるあたり、バングレイとクバルのコンビは冗談抜きの本気でヤなコンビでした。
今回、地球のパワーと六人の王者が繋がり、ワイルドトウサイドデカキングによってバングレイを打倒することができたジュウオウジャー。
まさに13話分の重みのある勝利となっておりましたね!
勢いそのままに打倒・ジニス!!と言いたいところですが、次回はジュウオウジャーがハロウィンパーティー!?(笑)
やはりヒーローと言えど戦ってばかりではいられないのですよ。
というわけで!!
バングレイとの戦い以上に見所満載のジュウオウジャー仮装大会にどうぞお越しくださいませ~~(笑)
(文責・望月 卓/石川 啓/川勝宥典)