仮面ライダーＷ（ダブル）第44話　「Ｏの連鎖／シュラウドの告白」

2010年7月25日O.A.

「よくも今まで騙してくれたな」

愛娘みゆを老婆にされた良枝は、それを「ふけさせ屋」に依頼したのが娘の友だち・久美の母親だと知る。

みゆを元に戻すにはオールドをメモリブレイクしないといけないのだが、オールド・ドーパントは強敵。
圧倒されるファングジョーカー。
翔太郎が老人状態ではやはり戦えない。
倒すには、シュラウドの思惑通りサイクロンアクセルエクストリームになるしかないのか？

そして事件は意外な方向へ。
探偵事務所にふたりの老婆が現れる。
一人はみゆ、もう一人は友だちの……久美！！
なんと良枝が、ふけさせ屋に復讐を頼んだのだ！

連鎖する悪意。

一方、竜は冴子から衝撃の事実を知らされる。
井坂を怪物にし、竜の家族を亡き者にしたのはシュラウド！？
ウェザーを倒しただけでは、復讐は終わっていなかったのか？
怒りをたぎらせた竜は、シュラウドのいる森へ。

復讐は終わらない…

次々と明らかにされる衝撃の事実
激突するアクセルとシュラウド！
そんな中、翔太郎おじいちゃんはお茶を飲む！

竜にアクセルメモリを渡したのはご存知シュラウドですが、天敵・井坂にウェザーメモリを渡していたのも同じくシュラウドでした。なんとーっ！
ついに、シュラウドの闇に迫る回が来ました。

今回、シュラウドは戦います。
武器は赤いマグナム。銃身の赤は、復讐の紅蓮の炎か。
こいつにガイアメモリを装填してアクセルにぶっ放します。
アクセル対シュラウド！
異種格闘技戦というか、コーチに刃向かう選手というか、異様な戦いであります。
やがて乱入者も現れ、もう大変。
さあ、皆さん。クライマックスご一緒に、であります！

前回も似たようなこと書きましたが、
ここからは『仮面ライダーＷ』、クライマックスのつるべ打ちです。
なぜなら、もうゴールが見えてきたからであります。
スーパーヒーロータイム・ウォッチャーの皆様、身体時計の針を合わせ直してみて下さい。
『Ｗ』は９月スタートですから、例年の１月スタートで換算すると、今は12月になります。どえー！　
そう。シリーズはラストスパートにかかっています！

このクライマックスの高揚感をより高めるのが、
映画『仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺ　運命のガイアメモリ』です。
これまでのシリーズ中盤にお送りしてきた劇場版とは違って、一年間やってきたシリーズの集大成として、テレビシリーズのクライマックスに時期を合わせて製作したのが本作！
シリーズ終盤の盛り上がりに劇場版の盛り上がりをぶつける、かつてないスペシャルな試みであります。
映画自体の見どころ詳細は高橋Ｐ担当コーナーに任せますが、とにかく燃えて泣けます。
『ダブル』を愛して下さっている皆さんが、必ず気分上々になる映画です。
これでシリーズのクライマックス感をさらに燃やして欲しいです。

そして、もうひとつ連動しているのが、
ネット版『仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺで爆笑２６連発』。
こちらは毎度バカバカしいネタで、気楽に笑っていただこうという趣向です。
「ビターなテイストだけじゃなく、笑いもね」というのが『Ｗ』の持ち味ですので。
相当「振り切るぜ！」なことになってますのでご注意下さい★

ちなみに４４話においては、そっち方面は翔太郎おじいちゃんが担当しているのでお楽しみに！　「渋いー、お茶がー、飲みたいのおー」
でも、ギャグかと思ってたら、そこがドラマの芯だったりするのも『Ｗ』流。
油断しないで、お楽しみください！

　脚本：長谷川圭一　　監督：坂本浩一

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文責・塚田英明）

裏表怪人！オールド・ドーパント

また癖のある怪人の登場です。その名も、オールド・ドーパント。井坂先生も御存命であればさぞ興味をもったことでしょう。まさに、「変なの、キターッ！！」です、はい。

どんな奴かと申しますと、まずはその攻撃方法。テラーと同じタイプの精神干渉波によって、攻撃を受けたものを老化させる能力をもっています。これによって翔太郎は急激に『老け』てしまうわけです。

そしてもう一つの特徴が、裏も表もない怪人だという点です。
よーく見てくださいね。
最初はえんじ色の方が表を向いて戦っています。

ということは、裏面が青ですよね。

でも、いつの間にか。。。逆転しています。青い方が表を向いて、

えんじ色が裏。。。

という訳でスーツも非常に変わった作りになっております。
頭とボディはそのまま裏表逆にすればよいデザインになっています。

よーく見ると青い方が表に来た時は、裏の時はお尻だった部分が足の付け根あたりにあるのがわかるでしょうか？？

手はひっくり返して逆の手に、装着します。

よって常に内側がえんじ色、外側が青色になるのです。

じゃ、足は？？という質問がでますよね。
足は靴に相当する部分だけ、２足作って裏表どちらにも対応できるように揃えてありました。

ふーっ。非常にわかりづらく面倒な奴ですね、オールド。。。
書いているだけでそう思うのですから、裏表逆になった瞬間、ダブルもわけがわからなかったと思います。そりゃびっくりして隙も与えてしまいますよね。ま、その結果精神干渉波をまともにくらってしまう訳なのですが。。。それがオールドの常套手段なのでしょうか。注意を惹くという点では加頭の物を落とす行為に似てますね、裏表逆になるというその行為。いやはや意外と恐るべしか、オールド。。。

おじいちゃん翔太郎

ということでオールドの攻撃をまともにくらって、徐々に体に異変が起き始める翔太郎。
今まで戦っていたことを忘れたかのように、その場に座り込んでしまいます。

次第に髪の毛は白くなっていき、

事務所に戻った時には変わり果てた姿に。。。！！

今回、老化後の翔太郎を演じていただいたのは名取幸政さん。翔太郎の癖や仕草を的確に取り入れて何の違和感もない老人・翔太郎を作り出してくれました。どうみても数十年後の翔太郎の姿です。どことなく、雰囲気も桐山君と似ているような。。。

名取さんのコミカルな演技が監督のツボに入ってしまったようで、常に笑顔の絶えない撮影となりました。よきかな、よきかな。

語られる井坂とシュラウドの過去・檀さん再び！

本エピソードではシュラウドの目的や過去に関して、冴子の口から衝撃の事実が明かされます。井坂にウェザーのメモリを渡したのはシュラウドであると竜に告げるそのシーンの回想で、井坂が再び姿を見せます。

このシーンのために檀さんに再び御出演していただきました。
スタッフも、キャストも、視聴者の皆さんも、そしてご本人も願っていた井坂の再登場。
檀さんは「いや～まさか、こうやって帰ってこれるとは。。。。思ってました」という名言を残していきました。さすがです。ダブルの現場にまた一つ懐かしい風が吹きました。こうやって過去の出演者が思わぬところで登場するのも、ダブルの特徴であり、面白いところですね。

こ、恐し。。。

さすがに今回で見納めかっ！？

井坂によって殺されてしまった照井一家のお墓。竜は定期的にお花を供え、家族と会話するためにここを訪れているようです。

今週のスリッパ。諸田監督扮する占い師に前世はタヌキだと言われてスパコーン！とやる時に使用されました。


おまけ：さらっといいましたが、あの占い師は諸田敏監督が演じています。諸田組じゃないのに(笑)。役者顔負けの迫真の演技で花を添えていただきました。

後藤良枝役／遊井亮子さん

仮面ライダーシリーズはキバ以来の御出演となった遊井さん。その当時からの馴染みのスタッフもいて、撮影初日には既にもう何日も撮影しているかのように溶け込んでいました。優しく、それ故に子供のために激しく戦う母親・後藤良枝を好演して頂きました。

関根光子役／ひがし由貴さん

子供に対する偏執的な愛情故にそのライバルの女の子を老人にさせてしまう狂気の母親、関根光子を演じていただきました。冒頭の劇団でのシーンも自宅で開き直るシーンも迫力十分、見ごたえありすぎです。インパクト、存在感共に抜群でした。

相馬卓役／小豆畑雅一さん

表の顔は占い師、裏では人を老けさせる『ふけさせ屋』として暗躍する男・相馬卓を演じたのは仮面ライダーダブルの大ファンを公言する小豆畑雅一さん。出番が終わっても残って撮影を見学されていたり、本当にダブルを好きでいてくれているのが伝わってきました。

それでは皆様、来週もお楽しみに！！

（文責・望月卓）

「劇場版　仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺ　運命のガイアメモリ」8月7日公開

「風都史上最大の事件勃発！！
敵は最凶の仮面ライダー！」

風都に侵入した凶悪テログループが輸送機を襲撃、その際ＡからＺまでの次世代ガイアメモリ・Ｔ２メモリが風都にばらまかれた！

風都各地で起こるドーパント事件。

国際特務調査機関員のマリア・Ｓ・クランベリーにメモリ回収を依頼された翔太郎たち。

「街の危機を放っては置けねえ！」

ガイアメモリ捜索に乗り出した翔太郎たちの前に立ちはだかったのは今回の事件の犯人グループ“ＮＥＶＥＲ”のメンバーだった。

「終わりだ　過去の仮面ライダー」

リーダー・大道克巳は仮面ライダーエターナルとなり、その他の4人もヒート、ルナ、トリガー、メタルといったＷが使用するＴ２メモリでドーパントとなり、圧倒的な強さでＷとアクセルを寄せ付けない。

なす術なく敗れる翔太郎たち。

占拠された風都タワー！

彼らの目的とは！

そして風都の未来は？！

「ぼくらしいって何だ！
ぼく自身も自分の事を知らないのに君に何が判る！
それが判るのはぼくの・・・ぼくの・・・
本当の親だけだ！」

一方、マリアにシュラウドの面影を重ね、
母への思いを募らせていくフィリップは相棒・翔太郎とぶつかりコンビはバラバラに！

今回の劇場版はＷの集大成ともいえる内容となっています。
メガホンをとるのは男の熱いドラマとアクションを撮ったら天下一品の坂本監督、そして脚本は本シリーズのメインライター・三条さん。

お話を作る時にこれまでにないアクション、子供と一緒に見に来てくれたお母さんたちをホロッと泣かせる母と子のドラマ、そしてライダー初となる３Ｄ作品ということを意識しました。

昨年12月に公開した「ビギンズ・ナイト」が師と弟子、父と子がテーマだったのに対して今回はフィリップを軸にした母と子の物語であります。

劇場版のフィリップはこれまでと違い感情を起伏が激しく、また母情を募らせる繊細で難しいお芝居の連続です。この映画が成功するかどうかは菅田くんのお芝居にかかっていると言っても過言ではありませんでした。
それに対して菅田くんは役に集中するため、すべてをＷに捧げて撮影に挑み、見事、期待以上のフィリップを演じてくれました。

試写で目を赤くしている人を見かけて、思わず監督とガッツポーズです。

そして、もうひとつ物語の骨子となるのはこれまで舞台となってきた“街の危機”です。
風都全体を巻き込んだスケールの大きい事件に、平成仮面ライダー史上もっともスケールが大きいアクションシーン映画でもあります。。
今まで以上にワイヤーアクションを多用した迫力のバイクアクションやライダーアクションは見た人から「ちょっと子供番組とか特撮番組の枠を超えてるよね」と確かな手ごたえを感じました。

テレビシリーズでお馴染みのレギュラーキャストに加え劇場版ならではの豪華なゲストでお送りする「仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺ／運命のガイアメモリ」は他にも見所満載です。来週からは撮影秘話も少しずつご紹介していきます。

この夏、必見！！

夏休みに是非、ご家族でご鑑賞ください！


今回の依頼人マリア・Ｓ・クランベリー国際特務調査機関員	今回の依頼内容風都に散らばったＡからＺまでの26箇のガイアメモリの回収

映画「仮面ライダーＷ　ＦＯＲＥＶＥＲ　ＡｔｏＺ／運命のガイアメモリ」の公式ＨＰは
http://www.w-gosei.com/

（文責・高橋一浩）

「ネット版　仮面ライダーダブル　FOREVER AtoZで爆笑２６連発」
絶賛配信中！！！

　「変なのキターーーッ！！！」（by井坂先生）の予告編で話題の「ネット版　仮面ライダーダブル　FOREVER AtoZで爆笑２６連発」は、7月16日（金）より好評配信中です。〔全26本、1週間ごとに5本（最終週は1本）づつ追加更新〕

　気になる視聴方法ですが、昨年までの携帯、パソコン、ケーブルＴＶ、ゲーム機に加えて、今年から一部カラオケ店でも視聴できる予定です。色々なシチュエーションでお楽しみください。詳細は公式ホームページでご確認を！
http://www.tokusatsu.jp/rider_w_netmovie/

　それでは、7月23日（金）から配信開始の5本をご紹介します。

「Ｊの追究／もう１つの切り札」～シュラウドの私が仮面ライダーアカデミーを開いたら・・・生徒亜樹子～	「Ｋが寝ぼけたもの／あくまでも実験」～刃野博士と真倉助手のガイアメモリ研究所～

ジョーカーとサイクロンジョーカー、強いのはどちら？	純和風メモリを開発。何に変身するのでしょうか？

「帰ってこないＴ／死に切れない男」～霧彦の部屋 THE トークリベンジ～	「Ｇは不可能／バッドピクチャーパラダイス」～絵心バトル IN 鳴海探偵事務所～

霧彦衝撃のＴＶ未公開シーン！よいこは見てはいけません。	画伯自信作は必見です！

「Ｉがたまらない／奇人ドクターの流儀」～ドーパント開業医・井坂深紅郎～

井坂先生がアイスエイジの恋の病に大興奮？