東映ホーム > テレビ > 仮面ライダーW(ダブル) > あらすじ一覧 > 第33話 「Yの悲劇/きのうを探す女」

テレビ

第33話 「Yの悲劇/きのうを探す女」

2010年5月2日O.A.

Episode Guide

「きのうを探して欲しいんです」


美しくどこかはかなげな依頼人。
謎めいた依頼……
昨日から昨日が見つからないと言う。

そんな彼女が見せたのは小猫の写真。
「きのう」って猫のことだったの?
だが、翔太郎は「これはただの猫ではなく、猫の形をした大切な思い出だ」と訳知り顔で解釈。ふだん嫌がるペット探しを快諾する。

一方、竜は不可解な事件を追っていた。
不動産会社の社員たちが謎の行動をとり、事故にあっているのだ。

事件の謎を解くキーワードは……「昨日」






イキな台詞に、絶妙なアイデア
中島かずき脚本で贈る一篇は
切なく洒落たハードボイルド


中島さんと言えば劇作家。
劇団☆新感線の座付き作家で、現在30周年興行『薔薇とサムライ』が大評判です。
また、同期間にもうひとつの新作舞台『戯伝写楽』も公演しているというご活躍ぶり。
アニメの世界でも、傑作『天元突破グレンラガン』の脚本・シリーズ構成、
『のだめカンタービレ』のシリーズ構成等々、精力的にご活躍です。
まあ、僕にとっては、おやっさん的に“憧れの存在”であります。

そんな超多忙な中島さんに前々から打診してスケジュールを調整してもらい、『ダブル』を一本書いてもらいました。

美女の謎めいた依頼。
彼女に惹かれる翔太郎。
竜が追う、風都で起きている怪事件。
物語は、風都ホールで開かれる園咲冴子・講演会へ。

どうです、この感じ?
ワクワクでありましょう。
ネタバレ部分は言えませんが、アッと驚く仕掛けがあったりします。

そして、中島さんのアイデアを、画にした石田監督の演出力がまた凄かった。

脚本の打ち合わせでは、
「コレ、すごく面白いけど、撮るのは大変だぞ」
というのが、まずプロデューサーとしての正直なところでした。
石田監督もやはり「大変だぞムムム」という表情をしていましたが、
「これはいけますか?」という僕の問いに、
「ま、なんとかなるでしょう」とニヤリ。
クールでありました。

かくして監督は、最近グッと大人っぽくなった平田薫ちゃんをヒロインに迎え、
中島さんの脚本にさらに石田テイストをこんもり盛って、傑作を撮ってくださいました。
一つ一つのエピソードが、優れた映画のような一本でありますようにと、意識している『ダブル』ですが、今作『Yの悲劇』もそんな『ダブル』を象徴する一本になりました。

そんなわけで、ゴールデンウィークの朝はお家で『ダブル』!
昼はお外で、エクストリームメモリとプリズムビッカーの玩具でCJXになりきって遊びましょう!
マキシマムドライブマキシマムドライブマキシマムドライブマキシマムドライブ!

これで決まりだ。





 脚本:中島かずき  監督:石田秀範

今回の依頼

依頼人・不破夕子
美しくどこかはかなげな彼女。
翔太郎も彼女に惹かれるところがあるようで……
亜樹子曰く、
「色気づきやがったか、あのハーフボイルド」
「きのうを探して欲しいんです」
昨日から昨日が見つからない?
彼女が見せたのは小猫の写真。「猫かよ」
だが、翔太郎はふだん嫌がるペット探しを受ける。


(文責・塚田英明)



濡れて・・・

今回のエピソードは水落ち、雨降らしと役者泣かせのシーンが盛りだくさんでした。

雪の残るダムでの立ち回り、身も凍える寒さの中、ずぶ濡れのアクセル。

そして変身解除してしまった照井竜。
アクセルのスーツアクター・永徳さんと木ノ本くんはお互い励ましながら寒さに耐えていました。

そして漣くんも。
雪の降る寒さの中、雨降らし

それでも頑張る。

さらに落下して川に浮かび

引き上げられるもまたビショビショだったり、熊を届ける時はリアルに雨
どんなに濡れて寒くてもこの笑顔。
でも本音は「いや~、本当にきつかったですよ。寒いし川の水は汚いし」

いやいや本当にお疲れさまでした。


エクストリィ~~ム!!

Wのパワーアップフォーム、サイクロンジョーカーエクストリームが遂に登場しました。
今までも二人で一人の仮面ライダーでしたが、翔太郎とフィリップの心も体も一つになり究極のW誕生です。

「だ、だ、Wが開いたよおー! しかも中見えたあ!」と亜樹子もビックリのこの姿。
前から見ても後ろから見ても開いています。

「地球の本棚」に入ること無く直接「地球の記憶」にアクセスできちゃいます。

武器は開いた部分から生成されたプリズムビッカー!

メモリを4本刺す事ができリスクなしでマキシマムドライブを発動出来ます。
「サイクロン・マキシマムドライブ!」
「ヒート・マキシマムドライブ!」
「ルナ・マキシマムドライブ!」
「ジョーカー・マキシマムドライブ!」
夢の4本刺し! 立木さんの声が4回聞けちゃいます。

新たなフォームが登場し物語も佳境に入ります。
これからも応援よろしく!

プロジェクトXtreme

「ビギンズナイト」に翔太郎の憧れの存在、ハードボイルド探偵・鳴海荘吉として吉川晃司さんにご出演して頂いた時から吉川さんに歌ってほしい、吉川さんに歌って頂くとしたらどんな場面だろう、と夢想してきました。

映画完成後から水面下で打ち合わせを重ねて来ました。
死して尚、翔太郎とフィリップの二人にとっては特別な存在・鳴海荘吉。
我々にとっても鳴海荘吉=吉川晃司は特別な存在です。
吉川さんご本人も鳴海荘吉とスカルに特別な思い入れを抱いて頂いており、遂に実現しました!

二人がWになったきっかけが鳴海荘吉であり、Wが次のステージへ進むきっかけも鳴海荘吉しかあり得ない。

脚本作成の段階から荘吉の歌がかかることを想定して物語を作ってきました。
鳴海荘吉ゆかりのエピソードで、且つWが最終フォームに変身するエピソード。
脚本家はビギンズナイトも手がけ、男を描いたら天下一品の三条さん。 
打ち合わせの時から「ここで荘吉の曲がかかって・・・」
と稿を重ねて出来上がった脚本。

脚本が出来上がったらすぐに吉川さんにお送りして読んで頂きました。

そしてこのエピソードでメガホンをとった諸田監督も「ここでサビになって・・・」と曲がかかる想定で演出。演じる漣くん、将暉くんも力がはいります。

ラッシュが出来上がって吉川さんに映像を見て頂きながら打ち合わせをしてイメージを作って頂きました。

全てがスペシャルなエピソードです。

フィリップのパワーアップについていけず遂にWに変身出来なくなった翔太郎。
苦悩しながらも照井竜にパートナーにならないか、と誘いかけるフィリップ。
バラバラになりかけた二人が再び立ち上がり敵に立ち向かうきっかけになったのが鳴海荘吉の言葉「Nobody’s Perfect」。

タイトルは吉川さんからのご提案で「Nobody's Perfect」に決まり、荘吉から二人へのメッセージを込めた珠玉のバラードとなりました。


フィリップ「行こう、相棒」

「傷ついた~♪ その腕に~♪ ・・・」




発売は6月30日!
早くフルコーラスで聞きた~い!






有馬鈴子 役/魏 涼子さん

今回の事件の首謀者・ベルこと有馬鈴子役は魏涼子さんです。
10年前の娘役は可愛らしく、現在の極道の妻スタイルではドスの利いた声でのお芝居。幅の広い演技力、女優さんです。ご本人は一瞬で現場スタッフと打ち解けるほど気さくで笑い上戸な方です。



有馬丸男 役/勝矢さん

尾藤の弟分だったが今は建設会社の社長・有馬丸男役は勝矢さんです。
成り上がったいやらしさ、ビーストばりの豪快なお芝居、体が大きい勝矢さんが演じると迫力満点です。




WIND WAVEは今週も更新!お聞き逃しなく!!



http://windwave.jp/


(文責・高橋一浩)


(監修・塚田英明)

同じジャンルのコンテンツ

関連リリース