「なあ、君にとって仮面ライダーとは、なんなんだ!?」
竜を救うために、トリガーのマキシマムドライブとヒートのマキシマムドライブを併用(ツインマキシマム)する翔太郎。
ヒートトリガーは全身を超過熱で燃やしながら、ウェザー・ドーパントに発砲した!
× × ×
「照井の泣き顔を見てたら身体が勝手に動いちまった。あいつも今では俺たちの『仲間』だしよ……」
ダメージでボロボロの翔太郎は、リリィを助けることを竜に託すと意識を失った。
竜はそんな翔太郎を、余計な真似をするから自業自得、と言う。
井坂への復讐しか頭にないのだ。
「井坂が仕掛けたメモリの罠からリリィ白銀を救うたった一つの方法」をフィリップが検索したが、その実行も拒否。
それはアクセルしか出来ないことなのに!
怒りで掴みかかるフィリップ!
逆に殴りつける竜!
――――彼らは『仲間』になれたのではなかったのか?
男たちは喧嘩し、女はステージに命を懸け、悪党は不敵に笑う。
熱いドラマで振り切るぜッ!
井坂深紅郎という強敵を巡って、主人公たちの熱いドラマが展開するエピソード「Dが見ていた」。
さあ、解決編です。
登場人物それぞれに芝居場がガッツリあるエピソードなので、
演じるキャストたちが皆、実にいい表情をしています。
竜の張りつめたギラつき。
フィリップの憤り。
翔太郎のハードボイルド。
亜樹子のシリアス。
リリィの健気な可憐さ。
フランクの心配。
井坂の不敵さ。
琉兵衛の眼光。
若菜の困惑。
恋する冴子の美しさ。
そんなキャラクターたち一人一人のありようこそが「見どころ」です。
思わずそんな風にストレートに言いたくなる正攻法な一遍であります。
「男はカッコ良く、女は美しく(可愛く)撮る」
坂本監督のモットーとのことですが、それはまさに今回のエピソードに相応しい。
てなことで、対ウェザー・第二戦、
どんなことになるんでしょうか?
お楽しみに!
脚本:三条 陸 監督:坂本浩一
(文責・塚田英明)