「ちゃんと真実をあのコに話してやらなきゃ、 今に取り返しのつかない事になる」
倒したアノマロカリス・ドーパントは囮で偽物だった。
本物の狙撃者はさらに凶悪な手を使って、楠原親子に牙をむく!
しかし、みやびは娘あすかを連れ歩くのを止めようとしない。
あすかは信じていた。
撃たれて死んだはずのパパは、街の平和を守る仮面の騎士となった。
パパがくれた人形を握って祈っていれば、危険な時も必ずやってきて助けてくれる。
母のついたそんな嘘を、少女はずっと信じていたのだ。
ハーフボイルドな翔太郎はそんな嘘につきあっていくのか……?
一方、フィリップは第2風都タワー建設候補地に隠された謎を追う!
撃ってみたいなトリガーマグナム!
乗ってみたいなスプラッシャー!
前回のサイクロントリガーに引き続き、次回はヒートトリガー、そしてルナトリガーも登場。トリガーシリーズ総出演です。
早打ちの名手で、一直線に連射するサイクロントリガー。
“爆弾”を撃つかのような、激しく危険なヒートトリガー。
どこまでも敵を追い詰める不思議な光弾を放つルナトリガー。
それぞれのガンマンぶりをお楽しみください。
そして、ヒートトリガー・ルナトリガーの登場で、ついにダブルの全9フォームが出揃ったことになります。
ダブルのボディは左右3色ずつで9パターンの組み合わせがありますが、僕はスタッフとして見馴れすぎているせいでしょうか、最近では実生活でも2色の取り合わせを見るとダブルを連想するようになりました。
緑と黒の配色のシャツを見たら「お、サイクロンジョーカー」と思い、
近所の工事現場でユンボを見て「ルナジョーカー」とほくそ笑み、
シンケンジャーの放送を見てイエローとブルーが並んでいるカットがあったら「ルナトリガー…ククッ」と勝手にウケるといった具合。
あれ、なんか気持ち悪い人になってます?
そして次回は、水上バイクモード・ハードスプラッシャーが登場します!
今回、佛田監督がこだわったのは、あくまで「風都で」ロケーション撮影をすること。
水系のマシンで特撮というと、見渡す限りの大海原で活躍(もしくは東映マークが出てきそうな荒波しぶく岩場?)っていうイメージになりがちですけど、今回は風都という舞台を意識して「都会の水辺」を狙いました。
水しぶきを立てて走るスプラッシャーの背景には必ず街並が映っていて、新鮮です!
情感溢れるドラマの解決編に加えて、アクションと特撮も盛りだくさんな第6話。
これで決まりだ!(←立木さん風)という感じで、どうぞよろしくです。
脚本:三条 陸 監督:黒沢直輔
(文責・塚田英明)