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第2話 「Wの検索/街を泣かせるもの」

2009年9月13日O.A.

Episode Guide

「この街は俺の庭だ。
そこで誰一人、
泣いてて欲しかねぇんだ」


ようやく探し出した真理奈の恋人・陽介はマグマ・ドーパントになっていた。
翔太郎とフィリップはダブルに変身、マグマのガイアメモリをブレイクしたが……

              ○

突如現れた謎の巨大怪物が陽介をさらっていった!

直後、陽介は遺体で発見される。
翔太郎は、悲しみにくれる真里奈に犯人を見つけることを誓った。

調査開始!
翔太郎は、陽介にガイアメモリを売っていた男の存在を掴む。
そしてフィリップも超検索にかかった!






恐竜とバイクのカーチェイス!?
解決編は、アクションを派手にいきます!!


「仮面ライダーW(ダブル)」は平成ライダーシリーズのフォーマットに乗っ取り(?)、
1エピソードを前後篇で進めていきます(いわゆる2話完結)。
前編は、鳴海探偵事務所に調査依頼が舞い込んで、怪しい事件に遭遇していく―――
言わば「出題編」。
後編は、お待ちかねの「解決編」です!

サブタイトルも、
エピソードタイトルとして共通のもの(「Wの検索」)と、
前編・後編それぞれのもの(「探偵は二人で一人」「街を泣かせるもの」)が、
“ダブルで”つく趣向です。

さて第2話の見どころは、
なんと言ってもバイク&カーアクション!
1話ラストで発進した巨大ビークル・リボルギャリーの活躍をはじめ、
専用バイク・ハードボイルダー(←命名・翔太郎)で疾走するダブルの雄姿を
たっぷりとご堪能下さい。

同時に、巻きこまれヒロイン・亜樹子の絶叫に注目。
山本ひかるちゃんの叫びはバリエーションが豊富で爆笑必至、
スクリームヒロインとして相当イケてますよー♪



 脚本:三条 陸  監督:田﨑竜太




                       (文責・塚田英明)

Production Note

仮面ライダーW(ダブル)の第1話いかがでしたか?
今回の舞台は架空都市「風都」。この風の街を演出するために大小様々な風車を使っていることは前回お伝えしましたが、この風車が曲者です。
撮影時に常に都合よく風が吹いているわけではないのであらゆる方法で風車を回します。うちわ、ジェットファン、そして実際に風が吹くまで待ったりします。これがなかなか大変です。

監督「よーい、はいっ!」
  ジェットファンで風車を回します。
監督「カット! 真ん中の風車回ってないぞ!」
助監督「これでいいですかー?」
  ちゃんと回ります。
監督「よーい、はいっ!」
  ジェットファンで風車を回します。
監督「カット! 今度は上手の風車回ってないぞ!」

そんなこんなで風車が回っている短いカットのために何度も風車を回すのです。



そして今回のシリーズでドーパント(怪人)に変身する人を悩ませそうなのがガイアメモリを刺して変身するシーン。

監督「よーい、はい!」
YOHくん「おまえも‥ここの社員か‥‥ならば‥‥モエロ!」
   腕をまくりメモリ受付口(生体コネクタ)にマグマメモリを刺します。
監督「カット!メモリとマークがズレてた。もう一回。」
監督「よーい、はいっ!」
YOHくん「おまえも‥ここの社員か‥‥‥ならば‥‥モエロ!」
監督「カット!おしい!ちょっとズレてた。もう一回。」
監督「よーい、はい!」
YOHくん「おまえも‥‥‥‥モエロ!」
監督「今度はメモリのマークが隠れて見えなかった。もう一回」

気合入れて何度もチャレンジした結果、赤くなっちゃいました。
YOHくんのメモリ受付口は腕でしたが、ゲストによって様々な場所にメモリを差します。次回の犯人はどこにメモリを刺すのでしょう。





「ロング・グッドバイ」
レイモンド・チャンドラー(著)、
村上春樹(訳)、早川書房(刊)

翔太郎が冒頭で亜樹子にハードボイルドについて説明するときに取り出したのが写真の「ロング・グッドバイ」です。ハードボイルド小説で最も有名な私立探偵フィリップ・マーロウが主人公の長編小説です。日本のハードボイルド作家や俳優、監督など多くの著名人に影響を与えた作品で私も大好きな小説です。
男の生き方とはこうあるべきだ。読むたびに気持ちが引き締ります。
第2話でも登場します。次回の放送をお楽しみに!






鳴海亜樹子 役/山本ひかるちゃん

おやっさんこと鳴海荘吉の娘で大阪から来た女。今作のヒロインを演じるのは山本ひかるちゃん。コミカルなお芝居と七色の悲鳴・絶叫。愛用スリッパで翔太郎を突っ込みまくり。良い音させてまっせー。
見事なコメディエンヌ振りで作品にテンポを与えてくれます。
ひかるちゃんが演じることにより亜樹子はこれまでとは一線を画した動くヒロインになりました。
当初は「私、人見知りなんです」と言っていた大人しいひかるちゃんでしたが、最近では「亜樹子を演じることによって明るくなってきました」というように現場でも生き生きしています。
スリッパを武器に怪事件に挑みます。



ゲスト

戸川陽介 役/YOHくん

個性豊かな独特の風貌と雰囲気をあわせ持つYOHくん。その存在感と演技力で仮面ライダーW(ダブル)の栄えある第1号怪人を演じて頂きました。
独特の風貌とは反対に謙虚で礼儀正しい好青年。カットがかかる度に「監督、今のでよろしかったでしょうか」と確認しながらお芝居しておりました。
また、初めてのアフレコでも持ち前の演技力と勘の良さで監督、録音技師も納得の出来で良い役者さんに巡り合えました。


幼少期の翔太郎 役/嘉数一星くん

「アイシテル」での野口智也役も記憶に新しい嘉数くん。大人顔負けの演技力を持つ嘉数くんですが普段は10歳の男の子です。(当たり前か)
衣装合わせの時に怪人のスーツを見てちょっと怖がったりして可愛いです。
でも決める時は決めてくれます。
「この街は俺の庭だ。そこで誰一人、泣いてて欲しかねぇんだ」
男らしい嘉数くんをお楽しみに。


(文責・高橋一浩)


(監修・塚田英明)


来週もこれできまりだ!

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