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第1話 「Wの検索/探偵は二人で一人」

2009年9月6日O.A.

Episode Guide

「わたし、聞いてない!」

風都―――大小の風車がところどころで回る“風の街”。
亜樹子は、父の営む探偵事務所を畳むべく、この街に来た。
だが、事務所で会ったのは父ではなく、
ハードボイルドを気取ったカッコつけ青年・左翔太郎。
そんな翔太郎に亜樹子は一言、
「ハードボイルドって何?」
ガクッ。

失踪した恋人を探して欲しい、
そんな幼馴染みからの依頼を受けて調査を開始する翔太郎。
それに同行した亜樹子はこの街・風都の真実を知ることになる。
ビルが溶けた事件現場……
人体発火する怪人……
謎の単語・ドーパント!
「なんなのこの街~!?」

異常な事態にも平然とした翔太郎。
なぜなら彼には切り札とも言うべき相棒がいるのだ。

探偵事務所には秘密の扉があって、
その先には不敵に笑う魔少年が―――
「行くぜ、フィリップ」

「二人で一人の探偵」の活躍が今、始まる!!



平成仮面ライダー革命!
次の10年は2009年秋、ここから始まる!

年ごとに新機軸を打ち出し、番組スタイルごと一新するという挑戦。
それは平成ライダーに課せられた使命であります。

しかし今回の企画は1年ではなく10年という大きな括りで、
「一新」を意識せざるを得ませんでした。
『ディケイド』という、
怒涛のように駆け抜けた平成ライダーたちと共に新たな地を目指した大プロジェクトに続くのですから。

ですが、
進化を止めることの出来ない疾走感で溢れた「仮面ライダーシリーズ」、
この心地良くも激しい荒波の中で、

田﨑監督をはじめとした超強力スタッフに、
脚本の三条陸さん、クリーチャーデザインの寺田克也さんら新戦力を加え、
桐山漣くん&菅田将暉くんというダブル主役と
山本ひかるちゃんという型破りヒロイン、
寺田農さん、なだぎ武さんら個性派キャストが加わったチームは、

もがき続け、
もがき続け、もがもがもが………その結果、

新たな命を授かりました。
その名は、

『仮面ライダーダブル

平成ライダーを心から愛するあなたへ、
平成ライダーちょっと乗りきれなかったあなたへ、

カッコいいヒーローを応援したい子供たちへ、
苦みのある大人っぽいドラマを求める大人たちへ、

「これまでとは違う平成ライダー」をお届けします。

これで決まりだ!





 脚本:三条 陸  監督:田﨑竜太

今回の依頼

依頼人・津村真里奈
翔太郎の幼馴染みのOL。
「翔ちゃん、久しぶりね……
小学校以来だから忘れちゃった?」
「失踪した彼氏を捜して」
真里奈の恋人・戸川陽介。
姿を消してから一週間、
会社をリストラされたことに
原因があるようだ。


(文責・塚田英明)


はじめまして、オールド・ルーキー高橋です。 このコーナーを担当することになりました。Wの世界観をお伝えすべく様々な情報、現場レポートをお伝えしていきますので1年間、宜しくお願いします。

6月某日 関東地方の梅雨入り宣言と共にクランクイン。
メガホンをとるのは4作連続パイロット版(第1話、第2話)の監督を務める田﨑竜太監督。
パイロットの監督は#1、2の監督というだけではなく作品の世界観を提示する重要な役割を担います。視聴者の方にはもちろん、後に続く監督、脚本家にきれいにバトンを渡せるようにWの世界を構築していきます。
その創作過程は人物設定から、衣装、装飾、合成、特撮などあらゆる分野に渡り、まさにオーケストラの指揮者のようです。
田﨑組に雨はつきものという大方の予想を裏切り、撮影は順調に終わり目下仕上げの真っ最中です。変身シーンは?フォームチェンジは?地球の本棚はどうなるのか、スタッフ皆がまだ見ぬWの世界の放送を待ち望んでいます。
ハードボイルドとライダーの世界の融合、ディケイド後のライダーというプレッシャーを力に変えスタッフ一丸となり新しいライダーに取り組んでいます。
そんなスタッフの苦労話や撮影秘話の詳細は次回からお届けします。



主役の二人とは常に対話により理解を深め、撮影しながらキャラクターを作っていきます。クランクイン前のリハーサルから「翔太郎ってどんな人だと思う?」「フィリップってどんな子だろう?」と問いかけ自分たちが演じる役と常に向き合い理解することを求めていました。



小道具の英文タイプライターも自分で実際に触って音や動きを確認します。。



パイロットならでは、変身ポーズの打ち合わせ。助監督の塩川さんと変身ポーズの段取りを確認し、さらにベルトを装着した桐山君とベルトの動作の確認を行う田﨑監督。桐山君とアクション監督の宮崎さんも念入りに打ち合わせ。
そして仮面ライダーW(ダブル)のスーツアクター高岩成二さんとポーズの確認。

桐山君のアイディアも盛り込まれた変身シーンや、田﨑監督考案の今までにない新しいライダーキックなど見所満載の第1話、仮面ライダーW(ダブル)の世界をお楽しみください。



そして今作では「街」をプロデュースすることに挑戦。今回舞台となるのは架空都市・風の街「風都」。街の中心にはシンボルタワー「風都タワー」が聳え、至る所に風車が回り街の電力を供給するエコシティ。
「風都」にはラジオ局があり、流行っている衣服ブランドがあり、名物があり、個性豊かな住人がいます。
この架空都市を構築するために皆がアイディアを持ち寄り様々な方法で街を演出します。
放送前の今回はそんな「風都」を演出するための様々な小道具をちょっとだけ紹介します。
風の街のシンボル、大小様々な風車。CG、本物の風車、小道具さんが作ったものと、バラエティに富んでいます。
その他にもよく見ると電柱の住所や道路の案内標識など様々な演出がされています。
今後も少しずつ風都の情報をお届けします。
これを見ればあなたも風都通に!




このコーナーではちょっとずつレギュラー&ゲストを紹介していきます。

左翔太郎 役/桐山漣くん

誰よりも仮面ライダーになりたいという気持ちが強かったのが桐山漣くん。ハードボイルドを嗜好しつつもハードボイルドになりきれない2.5枚目(3枚目か?)、しかし決めるところはビシッと決める翔太郎。
桐山くんはキャリアもあり自分のスタイルを持っている絵になる男です。「ハードボイルドってどんなことだと思う?」という質問に「分かりません」と答えていた桐山くん。
当初、自分のイメージする翔太郎と監督が求める翔太郎とのギャップに悩んでいましたが、監督や脚本家との対話や撮影を通じて役への理解を深め翔太郎をものにしつつあります。
劇中の翔太郎が本物のハードボイルドになる日が来るのか、シリーズ通じて翔太郎の成長の物語であると同時に桐山くんの物語でもあります。

フィリップ 役/菅田将暉くん

もう一人の主人公、脳内に地球の記憶が詰まっていてそれを自在に検索出来る不思議な少年フィリップを演じるのは今作が初めてのキャリアとなる菅田将暉くん。本格的なお芝居をするのが初めてということでしたが、素直な性格と持ち前の勘の良さでお芝居も凄いスピードで上達。見事こちらの期待に答えてくれています。可愛らしいビジュアルとは反対に男っぽい性格と大阪人特有の人懐っこさで現場にもすぐに溶け込み楽しそうにお仕事しています。
クランクインから2ヶ月が経ち顔つきも引き締まり役者の顔になってきました。
弱冠16歳まだまだ伸び盛りです。今後何がフィリップを待ち受けているのか、菅田くんならフィリップとともに乗り越えてくれると思います。



ゲスト

津村真里奈 役/山内明日ちゃん

マジレンジャーのルナジェル、最近では臨場、メイド刑事と着実にキャリアを積み上げ演技に定評のある山内明日さんが第1話、第2話のメインゲストです。作品に安定感を与えてくれる一方で意外な結末を迎える重要な役で登場して頂きました。
カメラマンの松村さんや、スーツアクターの高岩さんとはマジレンジャーで一緒に仕事をしていたそうです。山内さんと話す時の松村さんはいつもと違い顔が綻び嬉しそう。マジレンジャーの現場でも愛されていたんですね。
今回の撮影ではロケ場所の都合で1シーンだけの撮影が多く「1シーンの女」と呼ばれたりしていましたが、「一言のセリフに女優生命を懸けます。」とノリノリで演じてくれました。



(文責・高橋一浩)


(監修・塚田英明)

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