「蛾眉が相手なんだ。俺やお前たちが少しでも強くなるしかない。わかっているだろ」
「そうね。お兄ちゃんの分まで、私たちが頑張る」
コクピットで倒れてしまったアカニンジャ―。
まさか、タカ兄が蛾眉雷蔵に負けてしまうとは……。ショックを受ける八雲たち。
「心してかかれ」祖父、好天の指令に緊張が走る。
すぐには戦えない天晴の代わりに、皆は今、出来ることをやるだけだった。
そんな様子をみていたスターニンジャー、キンジは……。
脚本 下山健人
監督 中澤祥次郎
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いじけるシノビマル、かわいかったですね。ロデオマルとのコンビネーションも軽快でした。
巨大戦の現場では、藤田慧さん、田中宏幸さんが相談して、アクションのアイデアをいろいろ出していました。
オトモ忍コンビ、今後もたのしみです。
さて、ラストに一転、シリアスな展開となりました。
天晴なしで蛾眉に挑む4人。変身前の立ち回りがカッコいいです!キャストのみんなもアクションがキマってきましたね。
いよいよシュリケンジンとバイソンキングもパワーアップ!
そこへ至るまでどんな展開が待っているのか・・・。
蛾眉の声を演じる松田賢二さんも大迫力です。「ニンニンジャー」最大の熱い展開にご期待ください。
こぼれ話
ロボ戦は「スーパー戦隊シリーズ」の要!巨大戦パートは、特撮班・佛田組で本編ドラマとは別班で撮影しています。
初登場回や、ロボ活躍回が佛田組です。
たとえば、1~6話までが佛田組撮影(第1次特撮)。7.8話のロボ戦は、竹本監督が本編班で撮影しました。
バイソンキングの登場する9話~12話までが佛田組(第2次特撮)です。
年間を通して、第4次特撮まであります。
特撮監督、佛田さんは、「ファイブマン」から、この道25年のベテラン監督です。
数年前から、次世代を育てようとのことで、「シンケンジャー」あたりから、コンテはちょこちょこ助監督の小串遼太郎くんが描いているとのこと。
ロボの技のコンテを書いても、なかなか陽の目を見ない、直しがたくさん入る等あるそうですが、「ニンニンジャー」では、シュリケンジンの合体、バイソンキングの合体コンテが小串くんによるものです。
ちょっとご紹介しましょう。
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バイソンキングはバギーから一気に変形。シュリケンジンの変形はもっと大変だったそうです。
シュリケンジンは、佛田監督のアドバイスを受け、6回くらい描き直し。
佛田監督からは、「段取りは気にしなくていい」「気づいたらそうなっていました、の方がテンポがよい」「つじつまはいらない」「統一感がない」 「合成カットの制約を考えつつやる」等。
なるほどー。
では没になったコンテから。
没コンテ1(左)
シノビマルが分身したりしていたのですね。
没コンテ2(右)
犬に引っ張られているのは決定と同じですが、確かにこれでは段取りっぽく見えるでしょうか?
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こちらが決定稿コンテ
決定コンテ1(左)
犬にハートがついているのがカワイイですね。
決定コンテ2(右)
レバーをつかむ、ペダルを踏む、を丁寧にやりつつ、シュリケンワイプ。「ニンニンジャー」のロボ合体のテーマは「シュリケンをフューチャーしよう」だそうです。
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働く小串くん。
おもちゃをいじりながら、「うーん、どうやったら魅力的に見えるだろうか・・」
特撮研究所のみなさま、これからもよろしくお願いします!
(文責・武部直美)
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忍びの11 制作記
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キンジとニンニンファミリーの関係性に迫る忍びの11。
メガホンをとるのは中澤監督です。
新メンバーのキンジ/多和田くんとの出会い、そして春休み合体SP以降さらに成長している5人との再会に期待する監督。優しく鋭い眼差しが光る!
刺客であり、家政夫!?なキンジ。
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伊賀崎家のドタバタはさらに激しさを増す!
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各キャラの個性が出るパジャマ姿公開
おまけ ~刺客が身内にも~
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タカ兄、後ろ!後ろ!
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危な~い(笑)
今回の妖怪は、エンラエンラ。
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声を当てていただいた岩田さんの「ど~せど~せ」の言い回しは脚本下山さんもお気に入り(*’▽’)
次回、忍びの12はニンニンジャー第一部の締めくくりと言っても過言ではありません!
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ニンニンジャーVS牙鬼軍団の大激突をお見逃しなく!
(文責・久慈麗人)