殺人の館へ潜入せよ!
「家政婦は見た風」だと、「メイドは見た!華麗な政治家豪邸の醜い罠!マーマレードの甘い毒!欲にまみれたロシアンティー!」
若槻葵は、京都府警本部長、海堂俊昭に使えるメイド。
今日のお仕事は、ジャム作り、と思いきや、言い付かったのは、潜入のお仕事。
京都府議会議員、千石宗一郎の屋敷のメイドが死体で発見された。自殺と処理されつつあるが、海堂は納得できない。千石が圧力をかけ、警察の捜査を邪魔している。
海堂が、紅茶を飲みながら、葵に命じた。千石の屋敷に、殺人者がいるはずだ、葵、行ってこい。
「はい、ご主人様」
千石家は、ハウスキーパーでナイスバディの篠原恵里香が仕切っていた。
本来のこの家の主は定子だが、体が弱く、ベッドにいる時間の方が長い。
宗一郎は婿養子。代々議員のこの家に入った。
葵は、猫村さんを装いつつ、家の秘密を探ろうとするが、ある夜、ガードマンに見つかり危機一髪!
宗一郎の収賄、恵里香と宗一郎のみだらな行為も、ドアの隙間から覗いてしまい、ふつふつと怒る。
「この家は汚れている」
殺されたメイドは、定子が、毒を盛られていることを突き止めていた。
一体誰が定子に毒を?
そして、その人物が、メイドを殺したのか?
葵の潜入捜査は、ついに真犯人を突き止める。
「ご主人様、お掃除始めさせていただきます」
葵が、悪と戦うため、キューティー☆クリーナーを握り締めた・・・!
脚本 真部千晶 監督 藤岡浩二郎