TV

科捜研の女 season20

DATA
2020年10月22日~2020年12月17日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第1話 榊󠄀マリコになれなかった女
2020年10月22日放送

「10年前に人を殺しました。逮捕してください」
そう言って突然京都府警本部に現れた、星名瑠璃という女(演・大久保佳代子)。
10年前、荒谷岳で山岳部の女子高生・河合範子が崖を滑落して死亡していた。
瑠璃は当時範子のいる高校で教師をしており、
体罰をめぐる口論の結果、あやまって範子を死なせてしまったのだという。
瑠璃は自分が殺害した証拠を探すよう、マリコ(演・沢口靖子)に告げる。

瑠璃に言われるまま、証拠の鑑定を始めるマリコ。
一方土門刑事(演・内藤剛志)は、当時の瑠璃の同僚である井ノ口聖子(演・あめくみちこ)、
山岳部の同級生だった野田由香(演・高田夏帆)らに事情聴取を行うが、
いくつも不可解な点が浮かび上がる。

はたして、星名瑠璃は本当に殺人犯なのか。
土門はマリコに言う。
「榊、あの女に操られるな」―――


脚本 櫻井武晴
 
監督 田﨑竜太

ゲスト

大久保佳代子
あめくみちこ
高田夏帆
ほか



みどころ

現場で使用する台本には、せりふの前に登場人物の名前が書かれています。
読みやすさの都合上、フルネームではなく、苗字か名前かどちらかで短縮されて表記されます。
「土門」「早月」「宇佐見」「日野」「呂太」…と並ぶ中で、
ひときわ目を引くのが、やはり、「マリコ」。
「カタカナ表記」は強い。
ある意味、いかにも「主役」然とした名前です。(ちなみに命名したのは塚田Pだそうです)

この名前を「映画の主人公みたいね」と言った人物がいます。
それが今回「私を逮捕して」と登場する、星名瑠璃。
彼女こそ、まるで女優のようなきらびやかな名前を持ちながら、
地味な風貌で、地味な暮らしをしてきた女性。
そんな瑠璃から見ると、同じように「女優のような」名前を持つマリコは、
華やかな容姿を持ち、才能と自信に満ちあふれ、輝いてみえるのです。

ですが、瑠璃はどこまでも「地味」な女性。
これまでマリコの前に現れた「●●の達人」のような、
わかりやすい特技があるわけでも、自信があるわけでもありません。
今回のエピソードでは、「女性ゲストがマリコを挑発する!」という、
これまでの系譜とは一味違った対峙の仕方を描いていきます。
あくまでも、控えめに、淡々と。
大久保佳代子さんの独特のたたずまいが光ります。

ただ、こういう女が一番怖い。
「小市民」然としたふるまいの奥に、底知れぬ何かを隠しているようでもあり、
素直に道の真ん中を一直線に駆け抜けてきたマリコが、
その罠にからめ取られてしまうような緊張感が漂います。
今までにない、新しい味わいの「科捜研の女」が、完成しました。

昨シーズンの1年間放送、視聴者の皆様の愛情をひしひしと感じながら、
ゴールテープを切りました。
そして迎える新シーズンの第1話。
里帰りするような気持で、ひとまわり大きくなった「科捜研の女」を皆さんに見てもらえるのが、
とても楽しみです。



【マリコの衝撃的ワンカット】

断崖にロープ一本で吊るされながら、大暴れするマリコ!
周りを「ハラハラ」させながら、本人だけは「いきいき」している――それがマリコ流。
あたふたする宇佐見さんや蒲原くんのリアクションにもご注目ください。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映)

【監 督】田﨑竜太、森本浩史 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【制 作】テレビ朝日・東映

LINK テレビ朝日公式サイト

NEWS ニュース

ページ上部へ