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科捜研の女 season19

DATA
2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第20話 納豆菌の女VS乳酸菌の女
2019年11月14日放送

京都市内のパン店主・長内保男(演・小川剛生)が自店の工房で殺害されているのが見つかった。
第一発見者は、妻の長内花野(演・大路恵美)。
パンの発酵に使うヨーグルト酵母を店に持参した時に、夫の遺体を発見したのだという。
花野は「マダム・ヨーグルト」の呼び名で著名なヨーグルト研究家だった。
一方、長内保男には前妻がいた。
登矢奈津(演・西尾まり)。
保男と別れた後、納豆研究家として有名になり、今では納豆のCMにも出演している。
被害者の元妻と今の妻、それぞれの専門は⦅納豆菌⦆と⦅乳酸菌⦆。
マリコ(演・沢口靖子)は、徹底的に犯人の痕跡が消された殺害現場で、
わずかな手がかりを、「菌」に見出すのだった――。
マリコ、そして2人の女性の「菌活対決」が事件の謎を解き明かす!
 
 
脚本 山上梨香
 
監督 濱龍也

ゲスト

西尾まり
大路恵美
斉藤陽一郎
小川剛生
谷口知輝
鈴川法子
折原海晴
ほか

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)



みどころ

ある男が殺害され、捜査線上に浮かぶのは、二人の女。
男の「現在の妻」と「前の妻」です。
王道の三角関係モノ…と思いきや、
一人の男と二人の女、そろいもそろって「菌」と深い関係にあるのです。

被害者の男性はパン職人。
パンといえば、酵母菌。イースト菌という言い方もしますよね。
この酵母菌の働きによって、パンのふくらみ方や食感が変わってきます。
酵母菌を味方につけながら、日々パンを作っている、「酵母菌の男」なわけです。

その男性の現在の妻が、「マダム・ヨーグルト」こと長内花野。
ヨーグルト研究家として名高い、いわば「乳酸菌の女」ですね。
清楚で可憐な花野という女性を、大路恵美さんが演じてくださいました。
ヨーグルトのイメージもあり、衣装は「白」中心にチョイスされています。
実はヨーグルトから作る「ヨーグルト酵母」は、パン作りにも使えるんです。
ヨーグルト酵母を使うと、きめ細やかなパンができるのだそうで、
被害者のパンにも、妻が作る「ヨーグルト酵母」が使われていました。
「乳酸菌」と「酵母菌」は協力関係にもあるわけですね。

そして、ふたりの前に立ちはだかるのが、前の妻、「納豆菌の女」です。
「ネバネバネバー」というキャッチーな掛け声で納豆のCMにも出演する、登矢奈津。
「登矢奈津」――珍しい名前ですが、「長内花野」さんも含めて、名前にこめられた意味は、
「捜査一課長」を見慣れた皆様にはすぐわかってしまうかもしれません!
西尾まりさんが表情豊かに演じてくれたこの登矢奈津は、
エネルギッシュで、チャキチャキした女性。
こちらは衣装の色もですが、髪型にも「納豆」らしさが宿っています。
さて、この「納豆菌」と「酵母菌」との間には、ある禁断の関係があり……

登場人物どうしの人間関係だけではなく、
菌どうしの関係もからめながら物語が展開していくところがポイント。
身近な食べ物に含まれる「菌」の豆知識も登場しますので、
明日からの食卓が、ちょっと変わるかもしれません!?
食べられる「菌」づくしのエピソード、どうぞお腹いっぱい召し上がってください。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)



【マリコの衝撃的ワンカット】

ネバネバネバ~♪

マリコが発する謎の呪文、「ネバネバネバ~♪」。
もはや説明は不要、いや、不能です。
「土門が大爆発」(s14-2話)、「マリコ姫」(s16-10話)、「虫捕りマリコ」(s18-6話)など、
個人的に心に残る衝撃的ワンカットは数あれど、
その歴史に間違いなく新たな1ページが加わりました。
番組を見終わったら、ぜひ皆さんもご唱和ください。
せぇの、「ネバネバネバ~♪」

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)





第19話 こぼれ話

科捜研の女season19 第19話、いかがでしたでしょうか?
鑑識一筋、京都府警では鑑識課長も務め、ノンキャリとしては異例の刑事部長にまで抜擢された藤倉甚一。彼の幼なじみで、親友、そしてライバルとも言える平野頼通。二人の関係性と、藤倉・平野それぞれのパーソナリティにスポットライトが当たった、非常に“エモい”回になったのではないでしょうか。

トップシーン、自身のテーマソングが鳴り全員が緊張の面持ちをしている中、ふらふらとやってきて他意なく声を掛け去る平野に笑みをこぼす(!)藤倉刑事部長。
金田さんいわく、シーズン17第9話「晴れ着と銃弾」で、拘束されたマリコの助手として活躍した行長悟くん(演・高橋來)を事件解決に貢献したとして表彰して以来の笑顔とのこと。珍しい表情ですので、リプレイ推奨です!

いわゆる外勤警官と呼ばれる地域課の職務にこだわり、自分の愛する地域の自治安全を常に第一に考える、そんな平野巡査を演じてくださったのは菅原大吉さんです。

藤倉刑事部長役の金田明夫さんとのやりとりは秀逸で、ラストシーンでもリフレインすることになる回想の小料理屋での「おごり・ワリカン」の掛け合いなんかは本当に素敵でした。

この「おごり・ワリカン」の件、人間関係をよく表してますよね。
藤倉の昇進祝いだったであろうはずが結局お勘定が割り勘になっているあたり、立場や環境が変わっても変わらないこの二人の関係性が垣間見えて大好きな一幕でした。こんな友人を持ちたいものですね。
ちなみに料理屋でのこの掛け合いは台本にはなく、お二人のアドリブで生まれました。素敵ですねえ。

「麓には麓からしか見えない景色もあるんだ。それも案外、いいもんだぜ」という平野の言葉、沢口さんもお気に入りの台詞ですと仰られ、嘯くような菅原さんの素敵なお芝居が、逆説的に「平野頼通」というキャラクターの芯の強さを表してくれたような気がしました。

この料理屋のシーンでは藤倉刑事部長がマリコさんにお酌をする一幕も!お互いに、こんなシチュエーションは新鮮ですねとノリノリ&ご機嫌で撮影してくださいました。
トップシーンの微笑みエピソードが嘘のようなこの表情。俺もマリコに甘くなったなあ、と金田さんは呟いておりました(笑)

最後に藤倉と平野が語り合う姿を見て「立場は違えど、親友でライバルか…」と意味深に呟いた土門さん。。。
マリコさんの、土門さんにはそういう人はいないの?という質問に答えないあたり、絶対何かを隠していますよね!これは怪しい!要調査です!

あ、そういえば、秘密がテーマだった第14話「予約された死」のラストでも、土門さんは何かを隠しているような雰囲気でしたよね。もしかしたら私たちはまだ、本当の土門さんを知らないのでしょうか…



◆今から藤倉刑事部長には“道具”になってもらいます!

さて、シーズン13の第1話では「鑑識や科捜研はあくまで捜査の道具に過ぎない!」という信念のもと登場した“鬼軍曹”こと藤倉甚一ですが、今回は逆にマリコから「道具になってもらいます」と発破をかけられます。

鑑識の大きな役目は、殺人等の事件が起きたとき、現場をいち早く保存し、被害者や犯人に関する手掛かりを収集することです。
科捜研の仕事というのは、元来、鑑識の保存や採取の作業があってこそ始まり、そして成り立つものでもあります。ですから、この関係は切っても切れないものなのです。

そんな鑑識畑から地道にキャリアを積んできた藤倉が“道具”となっておこなった鑑識作業のシーン、いかがでしたでしょうか。
製作アドバイザーとして警察関係の監修をしてくださっている仙川惠正さんにもご指導いただきながら資料や鑑識所作などをひとつひとつ仕込んでいきました!脚本の戸田山さんも台本作りの段階から仙川さんに取材を重ねてシナリオを決められ、ドラマというフィクションの中ですが濱監督もリアリティに富む演出を追求できたのではないでしょうか。

そして何より、現場では鑑識が複数人でやっていた作業を、再現とは言え藤倉は一人で黙々とそしてテキパキとこなすという凄味が伝わってきましたよね。さすがは鑑識の鬼軍曹です!



◆大人たちの骨太なドラマの<輝き>となる若手俳優たち

今回の話は藤倉と平野の変わらない友情や、藤倉とマリコの変わりゆく関係性など、大人のドラマという側面が強いエピソードとなりましたが、そうしたテーマの傍ら、若手俳優たちの活躍も目覚ましかったのではないでしょうか。

上京中央警察署の鑑識・菅野芳樹を演じてくださったのは小澤亮太さん。「海賊戦隊ゴーカイジャー」で主演のゴーカイレッドことキャプテン・マーベラス役に抜擢され映像デビューした小澤さん。「科捜研の女」もシーズン16の正月スペシャルにも登場してましたね!
職務を全うしようとする責任感が強いがゆえに損をする部分も多いのだろうなと思わせる青年で、細かな鑑識作業も丁寧にこなしてくれました。



平野巡査と同じ交番勤務の高萩幸乃を演じてくださった白石糸さんは、「大奥 最終章」の怪演でも注目を浴びました。飄々とした平野とは違いハキハキしたタイプで、いつまでも巡査のままでいる平野に食ってかかる役どころ。心のどこかで平野のことを馬鹿にしていたが、今回のケースで彼の職業観を知ることとなり、これからどういう警察官になるのか楽しみなキャラクターになりました。そんな白石さん、小顔すぎて活動帽のサイズがなかったので、ピンで留めてフィットさせていただきました(笑)



被害者・深田明良を演じてくださったのは永沼伊久也さん。「小吉の女房」にも出演しており沢口さんとは顔見知り、同じ事務所の先輩である古田新太さんとは飲み仲間でもあるのだとか(笑)
菅原大吉さん演じる平野頼通巡査が家族のようにあたたかく接してきてくださったことで、深田という人間の境遇に思いを膨らませながら、平野巡査のことを父親のように慕う表現ができましたと撮影を振り返っていました。



深田と同じ焼鳥店で働く同僚の店員・庄司研作を演じてくださった竹下健人さん。大人の思惑に挟まれ葛藤しながら嘘をつくというアンニュイな役どころを、悪目立ちせずにこなせる器用な方だなと思いました。

ドラマの内容もさることながら、さまざまな局面でベテラン世代と若い世代が交流し、より良い物語が生まれる場に立ち会えると、とても幸せな気分になります。シーズン19第19話、やさしく、そしてあたたかいストーリーでした。

さて、次回は第20話!「お味噌、お酢、きのこ、漬け物。私たち意識しないで毎日菌活してるんだよね」とは早月の台詞で、食品や空気中に棲むわれわれの隣人「菌」がテーマです。納豆菌、乳酸菌、そして酵母菌など、一筋縄ではいかない彼らとマリコたちの戦いをお楽しみに!ネバネバネバ~

(文責・東映プロデューサー補 山﨑 雅人)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 中尾亜由子(東映) 谷中寿成(東映)
【プロデューサー補】山﨑雅人(東映)

【脚 本】戸田山雅司 櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

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