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科捜研の女 season19

DATA
2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第12話 赤い宝石
2019年8月8日放送

夏の夜の神社で起きた殺人未遂事件。
被害者・春田光彦(演・モト冬樹)が倒れていた周囲には、崩れた花束の花びらや赤い実が散乱していた。
その脇の地面には、アルファベットの「Y」が3回書かれていた。
さらに、被害者の手帳には「赤い宝石」という謎の言葉が記されていた。
「3つのY」と「赤い宝石」――果たしてこれらは、犯人につながるメッセージなのだろうか?

一方、科学捜査に従事するマリコ(演・沢口靖子)は、
現場で見つかった血痕のDNA型から、
前科のある元半グレ・諸星大地(演・石垣佑磨)にたどり着く。
しかし、粗暴で自己中心的な諸星は、
マリコと土門刑事(演・内藤剛志)を前に、
警察への嫌悪をあらわにし、捜査への協力を完全に拒否する。

――そんな時、昏睡状態だった春田の意識が戻り、衝撃の事実が明らかになる!?
 
 
脚本 岩下悠子
 
監督 森本浩史

ゲスト

モト冬樹
石垣佑磨
大村彩子
原扶貴子
ほか

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)



みどころ

独特の世界観を持つ岩下悠子さんの脚本。
「科捜研の女」スタッフの中にもファンがいて、
中にはハルキストならぬ「ユウキスト」を名乗る熱烈なファンも(!)
今回もその「ユウキスト」たちを裏切らない、
一さじの「哲学」が濃厚に香るストーリーをお届けします。

物語の幕開けは、事件現場に遺された「YYY」の文字。
アルファベットのYが3つ…これは一体何を意味しているのでしょうか。
ミステリ好きにはたまらないこの暗号感。
マリコを始めとする科捜研メンバーが次々と推理を披露するシーンは、
メンバーの個性がのぞく楽しいシーンになっています。

そして、もう一つ謎を握るキーワードは、「赤い宝石」。
被害者の手帳に残されていた文字なのですが、
どうやら今回の事件はこの「赤い宝石」をめぐって起きたもののようです。
ルビーやレッドトルマリン、赤珊瑚といった美しいジュエリーに目を奪われていると、
事態は意外な方向へ。マリコたちは、ある一軒の「花屋」を訪ねることになります――

それにしても、このお花屋さんのロケ場所が、とてもハイセンス。
店内に飾られているフラワーアレンジメントは、
ドライフラワーを巧く用いながらシックでおしゃれな色調でまとめられており、
内装や小物にいたるまで、どことなくアンティーク調なんです。
様々なカメラアングルでとらえられたカットは、どれもおしゃれ。
台本上は「フラワーショップ」と書かれている「ト書き」の一行ですが、
あまたあるお花屋さんの中から、このロケ地を探してきた制作部スタッフに感謝しました。

美しくファンタジックなモチーフの中で、
突如として頭をもたげる、人間の「善悪」を問う命題。
視聴者の皆様の中にも、「ユウキスト」が増えることを願って――

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)



【マリコの衝撃的ワンカット】

プリンセス・マリコを救え!

聞き込み先のフラワーショップで、
子供たちのヒーローごっこに巻き込まれるマリコと土門刑事、そして蒲原刑事(演・石井一彰)。
ヒーローになりきった男の子たちの「プリンセス、今助けるぞ!」の声で倒される悪役は、
……そう、土門刑事と蒲原刑事ということに。
二人のコワモテが普段はあまり見せることのない、
優しい“名演技”を、お楽しみください!

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)





第11話 こぼれ話

※ネタバレに当たる内容を含んでいます。ご視聴後にお読みください。
※テレビ放送をお見逃しの方は配信放送もご活用ください!


科捜研の女season19 第11話、いかがでしたでしょうか?
閑静な寺での強盗殺人から始まる本格推理サスペンスかと思いきや、指をパチン、嵐山・亀岡・果ては舞鶴までノンストップの捕物帳でした!
日野所長と榊󠄀マリコ研究員との絶妙な掛け合いに思わず笑ってしまう場面、そして手に汗握る展開の数々、京都の夏を縦横無尽に駆け回る、まさに我らが京都府警科捜研の本領発揮回でしたね!!
ちなみに沢口さんは小学校時代陸上部で短距離を走っていたらしく足腰には自信があるそうですよ。

4月、脚本打合せで「トロッコ」「馬車」「川下り船」を使って移動する犯人の手掛かりを“逆追跡”していくというアイディアを櫻井さんからいただいた時、製作部出身でロケ交渉など撮影の下準備をしていたAPヤマザキの血が滾りました。これは大変な撮影になるな、と背中に嫌な汗をかきながら予感すると同時に、実現できれば面白い画が撮れるな、と確信しました。京都に戻り、桜が散りかける中、プレロケハンを兼ねて実際に観光ルートも下見してきました(笑)



そして、6月某日夜、取調室のセット撮影終了後、児玉組スタッフたちは乗物ロケに向け打合せをおこないました。撮影スケジュール他さまざまな事情から全ての乗物を一日で撮らなければならず、しかもどれもこちらの自由が利く物件ではございません。特に川下りにかんしては綿密な打合せが必要でした。何しろ一度出航したら後戻りは不可能、当然ながら周囲は川の水に囲まれており(保津川は深いところでは水深15メートルもあります)、マリコさんと日野所長は乗船客を掻き分けながら船床を足跡鑑定するわけですから、カメラのセッティングからお芝居の動きまでを各部のスタッフが共有しておかなければなりません。緊張感漂う中、セットの廊下に川下り船の席を配置し一連の流れを確認しました。



そして迎えた撮影当日。台本のストーリーでは鑑定は川下り船から始まり、馬車、トロッコ列車という流れの中で得た点の情報が線となり犯人特定の鍵となったわけですが、撮影自体は犯人と同じ動き、すなわちトロッコ列車→馬車→川下り船という順番でおこないました。

朝7時半頃からエキストラさんたちにお集まりいただき、まずはホームでの撮影、続いて停まり状態でもできる部分の撮影を埋めていきました。

トロッコ嵯峨駅9:02発の始発列車に乗り込み、車内での撮影がスタート。片道約25分という限られた時間の中で、走行中の日野所長パート、マリコさんパートそれぞれの下足痕鑑定を撮っていきます。乗車するスタッフは限定したものの、エキストラさんたちに席を埋めてもらっているので乗車率は100%オーバー!

それでも細かい鑑定作業をバッチリ決めてくれる沢口さんたちは本当に凄いです。。



トロッコ列車から降りるとすぐに馬車乗場へ。トロッコや川下りのことは知っていましたが、馬車の存在は京都に来てから知りました。駅から船乗場まで馬車で行けるなんて優雅ですよね。

天気も良くて、良すぎて、暑くて、ええ、児玉組キャラバン、みんな頑張りました。

馬車では日野所長が犯人の下足痕を発見!カウボーイ蒲原刑事も思わずガッツポーズです!

名台詞「私たち、川を下りながら鑑定できます!」を放ったマリコさん。そして昼を少し過ぎた炎天下の中、児玉組クルー、いざ出航です!!約100分の舟旅、穏やかな川面が続きますが所々にある急流が保津川下りのアクセントなんです!

犯人の下足痕を見つけ出しゴキゲンで所長に報告の電話をするマリコさん。その時、急流が!?おっとっととよろけるアクション、実は沢口さんのご提案で生まれたお茶目カットなのです。苦労して見つけたんですもの、立ち上がるほど嬉しいですよね!

そして、見逃してはならないのが宇佐見さんですよね!この写真はスタンバイ位置に向かうところですが、すでに絶好調!このあと嵐山に「マリコさーん!」の声が響き渡りました。それにしても風間さん、船の上、似合いすぎじゃないですか?


こうして、長い長い一日が終わりました。。。

マリコと所長の大活躍で集まってきた断片的な犯人の足取りを、マリコと土門刑事が夜のラボで情報整理するシーン、部分的なカットインが挟まるものの、ワンカット(しかも一発OK)で撮られています。お二人の息の合ったテンポが長年の付き合いの深さを物語ってくれていますよね。脚本家の櫻井さん曰くここは「ラブシーン」なんだとか。。
ちなみに、児玉監督とも何度か一緒にお仕事されている内藤さんは児玉組の楽しみのひとつにこの「ワンシーン・ワンカット」があるそうで、この場面も予測していたら来たのでテンションが上がったそうです(笑)

何と言っても躍動感やテンポを崩さない児玉演出。舞鶴に至るまでの勢いと不安感、ハラハラドキドキの鑑定シーン、逆光にシルエットを映す鮮やかなラスト、最後まで続く展開に目が離せませんでしたね!

急行したマリコさんに「説明はなし!」とされた鑑定道具ですが、
正式名称は「ハンドヘルド後方散乱X線検査装置」。
ポニー工業さんにお借りした最新の非破壊検査機器で、
隠された薬物や爆発物の形状を写真のように映し出し表示できます。

さて、次回は第12話。皆さんには人生の“ヒーロー”はいますか? 私たちは人知れず誰かを救い、誰かに救われているのかもしれません。「血液」にまつわる、切なくも、心温まるお話です。ぜひ、ご覧ください。

(文責・東映プロデューサー補 山﨑雅人)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 中尾亜由子(東映) 谷中寿成(東映)
【プロデューサー補】山﨑雅人(東映)

【脚 本】戸田山雅司 櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

LINK テレビ朝日公式サイト

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