科捜研の女 season19
- 2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。
大阪府警で逮捕され留置場で取り調べを受けていた連続婦女絞殺犯・荒木田修(鈴木拓)が、弁護士との接見中に逃走し、行方をくらました。
荒木田の一連の犯行は「警察庁広域重要指定事件」として全国的に捜査されており、京都駅の防犯カメラが逃走中の荒木田の姿をとらえたことから、京都府警にも捜査協力が命じられた。
白羽の矢が立ったマリコ(沢口靖子)たち科捜研がデータの解析をすすめている最中、京都のとある花街で芸妓・鶴藤(浦まゆ)の死体が発見される。
警察庁の科学警察研究所、通称・科警研から京都府警科捜研へ合同捜査でやってきた橘つかさ(檀れい)は、芸妓殺害事件の犯人も逃走中の荒木田であると主張し、半ば強引に鑑定を主導していく。
荒木田逮捕に躍起になるつかさの指揮下で、マリコはこの事件に違和感をおぼえ、土門(内藤剛志)たち捜査一課の力を借りながら違った角度で事件を見つめ直す。
そんなマリコとつかさの意見は真っ向からぶつかり合い、二人は鑑定に火花を散らす。
科捜研の女VS科警研の女。熱い戦いの末に浮かび上がる真実とは――
脚本 櫻井武晴
監督 森本浩史
ゲスト
檀れい
立石涼子
片山萌美
鈴木拓
浦まゆ
ほか
みどころ
記念すべきシーズンの幕開けにふさわしい、豪華キャスト陣による夢の対決が実現!!
今回のみどころは、何と言っても二人の科学者による鑑定バトルでしょう。
科捜研の女VS科警研の女というサブタイトルが示す通り、劇中でもマリコとつかさはクールでありながらアツい戦いを繰り広げています。
そもそも科捜研とは科学捜査研究所のことであり、これは警視庁および全国の道府県警に付属する、科学捜査、鑑定、研究をおこなう機関のことです。
今回の話に登場する橘つかさは、科警研=科学警察研究所という、警察庁の科学研究機関に所属しています。
科警研は全国の警察本部にある科捜研では扱えない、大規模なデータ分析や高難度の科学捜査をおこないます。
両機関に直接的な上下関係というものは明確にはありませんが、今回は刑事ドラマにおける本部と所轄のような関係性として描いてみました。
この科警研の主任研究員という強いキャラクターを見事に演じてくださったのは、日本を代表する女優・檀れいさん!
個人的に新鮮だったのは、ドラマ後半に登場する檀れいさんの白衣姿。過去ご出演された作品でもほとんど着たことがないのだとか。
檀さん本人も衣裳選びに加わってくださり生まれた科警研の美しき主任研究員・橘つかさが、沢口さん演じる科捜研の美しき法医研究員・榊マリコと並び立つ姿は、まさに目の保養です。
そして、そんなつかさのカミソリのような方針を真正面から受けて立てるのも、マリコというプロフェッショナルの経験と力があってこそです。二人のプロが本気でぶつかり合う頭脳戦(肉弾戦も!)をお楽しみください!
さらに、芸舞妓さんの艶やかな衣裳、うららかな春の京都を存分に感じていただける映像、ロケーション、全編随所に散りばめられた「美の競演」は、記念すべきシーズンの初回にふさわしい画になったのではないでしょうか。
メインライターである櫻井先生がこの話に仕掛けた科学ネタ「死因の競合」も、この「競演」の舞台に一役買っています。
京都の花街の魅惑的な世界で何が起きたのか、逃走する連続殺人犯はどこに潜んでいるのか、強く美しい科警研の女の素顔とは・・・
全ての要素が渾然と渦巻く状況で、マリコが導き出した答えは何なのか、皆さんの目でお確かめください!
科捜研の女season19 百花繚乱の幕開けです!
【マリコの衝撃的ワンカット】
首を絞め合う女たち!?
鑑定だけには飽き足らず、つかさとのバトルは実力行使へ発展!!
首の締め合い、女同士のバトルは、まさに衝撃のシーン・・・
締めるマリコ、締められるマリコにご注目ください!
(文責・東映プロデューサー補 山﨑雅人)