ゴセイナイトがブラジラによってクサビに変えられてしまう可能性を秘めていることを知るアラタですが、それでもゴセイナイトに立ち向かっていきます。アラタの胸にあるゴセイナイトを解き放つための思いとは一体、どのようなものなのでしょうか? ゴセイレッドとゴセイナイトの一対一の闘いを通して描かれるのは、共に戦ってきた仲間を信じる心だったりします。ランディックが分析力でナモノ・ガタリを攻略し、シーイック族のハイドが燃え上がる熱いハートでバリ・ボル・ダラを撃破したように、次回はスカイック族のアラタが奮闘し、エリがその優しさを輝かせます。アラタを演じる千葉君の熱のこもったお芝居も次回の1番のみどころの一つです。鬼気迫るほどの表情は今までゴセイジャーを応援してくださった皆さんの気持ちを、きっと動かすはずです。相手はゴセイナイト。その心までもつきうごかすことができるのか、是非放送でお確かめください。
若松 | 「さて、ついに『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピック ON 銀幕』の公開が今週1月22日に迫った」 |
大森 | 「12日に完成披露試写会も終わったし、ここらへんで僕らからのみどころをお伝えしましょうか」 |
若松 | 「うん、でも一言では言えないな。俺的な表現をするとね、『美味しい食べ物は少ないなあ』って感じ」 |
大森 | 「はい?」 |
若松 | 「アラタと殿の出会いから始まって、個性のまるで違う戦隊同士が徐々に融和していく過程が丁寧にしてテンポよく描かれて、そして後半は五感をスクリーンに奪われたままにエンディングに行きつく、という具合です。時間の感覚がなくなります。そして観終わった直後には、実に心地よい放心が待っている。そういう意味で、『美味しい食べ物は~』と例えたのさ」 |
大森 | 「なるほど分かります。2つの戦隊の魅力が濃縮されて、そのエネルギーが画面から溢れだします。ちなみにエンディングまで面白すぎますので、最後のカットまで是非、楽しみにしていて下さい!」 |
若松 | 「その一時間、完全に日常から離れて、興奮と多幸感に満たされることは間違いありません」 |
大森 | 「何か、もう少し具体的に皆さんに言えること、ありませんかね」 |
若松 | 「言いたいけど、あまり言っちゃうと……じゃあ現場のことでも少々」 |
大森 | 「待ってました」 |
若松 | 「クランクインが、初秋だったんだよな。で、その日はゴセイジャー、シンケンジャーのレギュラーの皆が全員揃った。その様子は壮観、というか贅沢そのものだった」 |
大森 | 「シンケンジャーの皆は、かつてよく通ったその現場に『懐かしい!』ってテンション上がりまくりでした!」 |
若松 | 「待ちに待った同窓会みたいなものだったんだろう、桃李くんら6人はものすごく賑やかだったな。積もる話があり過ぎて、『今日は盛り上がろう!』っていうエネルギーに満ちていたね」 |
大森 | 「現場スタッフも僕も、朝早くから全開でしたよ。喋りまくりで」 |
若松 | 「対してゴセイジャーは、大人しかった」 |
大森 | 「そうでしたか?」 |
若松 | 「穏やかな家族のようなゴセイジャー5人は、毎日一緒にいるしね、『シンケンジャー』という先輩たちを仲良く観察、見習うべきところはすべて吸収しようとしていた感じ。どこまでも謙虚で真面目な5人です」 |
大森 | 「なるほど」 |
若松 | 「でもその日の昼ごろには、ゴセイジャーとシンケンジャーはしっかり仲良くなっていた。もう、休憩時間、写メとか一緒に撮りまくり」 |
大森 | 「デジカメでも、写真、たっくさん撮ってましたね」 |
若松 | 「それにしてもこの日は、初秋だったってのに強烈に暑かったね」 |
大森 | 「ああ…そうでした。現場は山の中で、午後は40℃くらいはあったんじゃないですかね」 |
若松 | 「でもその中で、陣幕やら『一筆奏上』やら『天装』やら、出演者の皆はてんこ盛りに撮影があってさ」 |
大森 | 「キャストの皆さんは本当に大変でしたでしょうね」 |
若松 | 「ああ、ワンカットごとに日蔭で冷たいタオルとかで涼を摂ってもらって。日焼けしたらまずいしね。でもあの暑さは、まったく逃げ場がなかった」 |
大森 | 「でもゴセイ、シンケンの皆はテントの陰で励まし合って、この日を乗り切ってくれました」 |
若松 | 「まったく、ゴセイ・シンケンの皆の気力で成り立った日だった」 |
大森 | 「スタッフの皆さんも、シンケンジャー勢ぞろいで盛り上がっていましたね。でも、物凄い勢いで日焼けしちゃいましたけどね。それにしても、スタッフの皆さんの執念というか気力体力には、いつも頭が下がります」 |
若松 | 「ほんとそうだよ。俺なんか、現場で生まれて初めて生命の危機を感じたもん。しばらく日向にいると頭痛がして、そのあと何故か猛烈に汗が噴き出してきて」 |
大森 | 「……危ないですよ。それって完全に熱射病の症状じゃないですか」 |
若松 | 「だから、前から俺は世界一暑さ寒さに弱いと言ってるじゃないか。慌てて水分摂って何とか無事だったけど |
大森 | 「ほんと図体の割に……で陽が暮れるまでに何とか予定分を撮り終えて、みんなでロケバスで撮影所に帰った」 |
若松 | 「途中でロケバスの運転手さんにコンビニに寄ってもらって、ゴセイ・シンケンメンバー皆とアイスキャンディ食べたのが、楽しかった」 |
大森 | 「撮影所に帰るまで、ゴセイシンケンメンバーめっちゃ盛り上がってましたね」 |
若松 | 「シンケンピンク・高梨臨さんとのお話で印象的だったのは、彼女が『ゴセイジャー、“最終幕”はどうなるんですか』って言われたんだよ。さすがシンケンジャー! “最終回”じゃなく、素で“最終幕”」 |
大森 | 「さすがです!」 |
若松 | 「それからも撮影はスムーズに進んだ。アフレコまでゴセイジャーとシンケンジャーは、最後まで仲が良かった。最後のアフレコのあと、2戦隊みんなで食事に行ったそうで。大森は両方のPなんだから、行けば良かったのに」 |
大森 | 「たまたま仕事が残っていたもので」 |
若松 | 「あと、この映画の打ち上げも面白かったなあ。冬、某日某所で催されたんだけど、ちなみにジイこと伊吹吾郎さん、北海道出身で俺と同郷なんだよ。で色々お話させていただいて、伊吹さんがいかにこの2年間シンケンジャーを愛して下さってたかが分かって、感動しちゃったよ」 |
大森 | 「髭男爵山田さんの、ぼやきというか脱線しまくりのコメントも楽しかった」 |
若松 | 「髭ちゃんの物ごとに対する独特の視点は、さすがタレントさんだよな。いつも感心する」 |
大森 | 「あと、ゴセイジャーはもちろん、シンケンメンバーも忙しい中、皆来てくれて楽しかったですね。戦隊の絆はやっぱり強い」 |
若松 | 「ゴセイジャー、最後のラストスパートに向けて、シンケンジャー6人と伊吹さんから力を貰いました。今回の『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕』は、放送があと残りわずかであるゴセイジャーに勢いを加えてくれています。この映画を観ると観ないとでは、ゴセイジャー最終回への観方が違ってくる、と思います!」 |
大森 | 「それは間違いありませんね」 |
若松 | 「あ、でもその前に、来週も是非お見逃しなく! スカイック族の2人とゴセイナイトと望と博士の回、というとても贅沢なお話です」 |
大森 | 「楽しみだ! 楽しみだ! 楽しみだ!」 |
去る1月12日、新宿バルト9において「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕」の完成披露試写会が行われました。当日はうさぎ年にちなんで5匹のうさぎさんが登場し、キャストに抱えられたままマスコミ会見に臨む場面もありました。少し早めに現場に入ったゴセイジャーキャスト5人は、早速うさぎたちとスキンシップをはかりました。可愛らしいうさぎたちに笑顔止まらない5人でしたが、完成披露の舞台挨拶のお客様の前にたつとキリッと表情を引き締め、彼ら自身2作品目のゴセイジャーの映画のみどころを存分に語ってくれました。特にみんなが印象的だったのは、やはり先輩であるシンケンジャーとの共演だったようで、シンケンジャーの落ち着きっぷりとその臨機応変な芝居の幅の広さに感心したとのこと。やはり先輩戦隊とのお芝居は緊張もあったようですが、映画を見ての感想はどのキャストも感激の連続だった様子でした。各地でのイベントや舞台挨拶も決定し、さらに気合いがこもってきているキャスト一同。公開までついに1週間をきりました。「エピックON銀幕」のすべてを是非劇場でご覧ください。
「天装戦隊ゴセイジャー ファイナルライブツアー2011」の開催が決定です! 3月13日の浜松を皮切りにキャスト5人が日本列島を駆け巡ります。放送終了後だからこそ、見ることのできるスペシャルなステージです。ぜひお近くの会場に護星天使たちに会いに来てください! 詳しくは下記のホームページまで。