ロイミュードを撲滅し、ベルトさんが進ノ介のもとから去って数日。世の中には、平和な日々が戻っていた。特状課の片づけに戻った進ノ介だったが、最後にもう一つだけ気になる事件の捜査を始めていた。1年半前にグローバルフリーズが起きた日、相棒の早瀬刑事と追っていた反政府組織・ネオシェード。奴らがまた動き出したのだ。実は1ヶ月ほど前にもネオシェードとロイミュードのつながりを突き止めていた進ノ介。ところがロイミュードが滅んだ今になっても、ネオシェードが動く理由とはいったい何なのだろうか? その謎の鍵は、奴らが盗み出した不思議な物体が握っていた。それは眼魂(アイコン)と呼ばれるものだった―――。
脚本 毛利亘宏
監督 金田 治
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早くも奇跡のコラボ!? ドライブ&ゴースト!!
「仮面ライダードライブ」の最終回は特別編として眼魂(アイコン)というゴーストの持つアイテムを巡る話を展開します。もちろん仮面ライダーゴーストも登場するのですが、進ノ介が仮面ライダーに変身できなくなった今、一体どのようなコラボレーションを展開するのか、ぜひご期待ください。ドライブの最終話としては、進ノ介が変身をできなくなった今だからこそできる話になっています。そして、この壮絶な一年を通り過ぎ、成長したからこその進ノ介の覚悟を垣間見ることができます。刑事として新たな一歩を踏み出す進ノ介の勇姿を、そして霧子との新しい絆の形をぜひお楽しみに!
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(文責・大森敬仁)
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1. 撮影日誌44「最強の男の最後の答え」
2. 撮影日誌45「様々な相棒のクランクアップ!」
3. 次回プチ出演者予告!(*仮面ライダーゴースト紹介URLあり)
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最強にかっこいい悪役-ハート。
得てして悪役は途中から信じられないほど憎らしくなったり、
ある意味ネタキャラのように面白くなったり…
何かしらの変化が生じることも多いですが、
このハートという男は本当に徹頭徹尾
「最強にかっこいい悪役」、むしろ「最強にかっこいい男」であったように思うのです。
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蛮野にいたぶられた過去を持ち、人間を憎みながらも、人間に誰より深い興味を持ち、
だからこそその人間を超越する、新たな種・ロイミュードのリーダーとなろうとした男。
しかしハートは人間を支配するといいながら、決して姑息な手段をとることなく、
何があってもド正面から堂々と戦いを挑む。悪なのになぜかカッコいい存在でした。
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ブレンみたいに都合よく立ち振る舞ったり、メディックのように思うまま愛情を表したり、そんな器用なことはできないけれど、ただ真っ直ぐ進ノ介らに戦いを挑む。
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そんなハートは最初から、ハートを演じる蕨野友也その人であったと思うのです。
曲がったことが嫌いで、不器用なまでにいつだって真正面から物事にぶつかっていく。
そして時にその熱さで側に近寄っていいのかと思うほど―。
普段はフレンドリーな気さくなお兄ちゃんなはずなのに、
どこか近寄りがたい威厳すら感じる。それが蕨野くんであり、ハートでした。
このハート役はよく考えれば、最も崩しづらい、
「この役はこうあってほしい」、と私たちが理想を抱く「最強にかっこよくあってほしい役」でもあったと思います。
だからこそ、最強の男は最後どう去るのか、私たちはそれをなんとなく期待しながら
見たのではないでしょうか。
そしてその蕨野くんが出した最強の男の最後の答え。
それはハートという最強にかっこいい男が、どのロイミュードたちよりも弱さを見せて、散る。因縁を持った人間に最も近い形で、涙しながら自らの種の絶滅を悲しんで散るという最後でした。
ここまで積み上げてきたハートの最後は、
この蕨野くんが出した答え以外に正解はなかったでしょう。
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いつだってキャストやスーツアクターさん、どんなスタッフとも誰より分け隔てなく
語り合ってきた蕨野くん。
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*霧子、進ノ介、ハートで。スーツアクターの藤田洋平さんと。
憎むことなく、なぜか憧れてしまいすらした悪を演じてくれて、
本当にありがとうございました!
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そしてついに他の方々も次々クランクアップ!
まずはお顔だしとしては最後のご出演となりました、
クリム・スタインベルト役、クリス・ペプラーさん。
1年以上前、最初にやりとりをしたクリスさんと竹内くんは、やはり親子ほどに年齢も離れ、
どこかアフレコでのやり取りもちぐはぐ。
しかし今や進ノ介、ベルトさんは最高のコンビ。進ノ介と霧子をナイスバディだとベルトさんは呼ぶけれど、進ノ介の相棒はベルトさんでもあるのでしょう。
そんなベルトさんことクリム・スタインベルトと進ノ介らは、お別れの前にイメージでとはいえ、直接対峙。素敵なお別れとなりました。
当初想定されたよりずっと、たくさんお顔だしでご出演頂きましたクリスさん。
いつだって画を渋く、かっこよく、素敵にしてくださってありがとうございました!
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そして、進ノ介の最初の相棒にして親友でもあった早瀬。
最後に来て早瀬も進ノ介のためにひと肌脱いでくれましたが、
ファンとしては嬉しい、久々の早瀬登場だったのではないでしょうか。
ライダーである進ノ介、という前に刑事としての進ノ介の厚みが出たのは、
早瀬を演じる滝口くんが、番組開始時に竹内くんを先輩役者として引っ張ってくれたからだと、今でも思っています。
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要所要所で画をしめてくださり、本当にありがとうございました!
クランクアップ、おめでとうございました!!
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そして!次回48話登場ゲストは
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岡村敬助…高野八誠さん
次回、進ノ介の因縁の相手・ネオシェードに出入りしていた構成員として登場する岡村。事件の証拠品であり、新番組「仮面ライダーゴースト」のキーアイテムとなる眼魂(アイコン)を盗み出した重要人物として登場する。
そんな岡村を演じて下さる高野さんは…そう!なんとかつて仮面ライダー龍騎の手塚/仮面ライダーライアを演じたOBさんなのです。
新旧仮面ライダーのブリッジ回にふさわしいちょっとスペシャルなゲストの高野さん。さあ衝撃の展開(?)をお楽しみに。
また仮面ライダーゴーストからは、48話に仮面ライダーゴーストだけでなく、
なんとあの重要なキャラクターが登場!
ゴースト情報はこちらでチェック!
さてドライブは今回の47話でクライマックスを迎えましたが、
次回が本当の最終回。
筆者にとって、
進ノ介の因縁のネオシェード事件を扱った48話はなんだかんだ言ってやはり、
竹内涼真・泊進ノ介/仮面ライダードライブの1年強に渡る集大成を垣間見た回でもありました。最高にかっこいいドライブのラスト、次回見逃すことなく、フルスロットルで楽しんでください!!
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*脚本家・三条さんの粋な計らいで、上遠野くんの名前を模した
チェイスのコピー元・狩野洸一(白バイ警官)が登場したのは胸アツですね!!
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次回もお見逃しなく!
(文責・小髙史織)