10本のロストボトルをはめたホワイトパネルをパンドラボックスと融合させることによって、戦兎はもう一つの世界=「エボルトが存在しない世界」を生み出した。あとは次元の狭間にエボルトを閉じ込めるだけだ。しかし、同じ遺伝子をもつ龍我がエボルトに組み付いたままその狭間の中に姿を消す。呆然となる戦兎に、記憶の中の葛城巧が呼びかける。「万丈龍我の言う通り、エボルトの遺伝子を持つ彼が一緒に滅びるべきだ」果たして、戦兎が下す決断とは―――?
脚本 武藤将吾
監督 柴﨑貴行
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『創る』『形成する』っていう意味のビルドです。
物理学という分野をテーマにしてきたビルドは、そのほとんどを天才物理学者である桐生戦兎の発明品に頼ってきた気がします……。一方で『平成ジェネレーションズFINAL』では“パラレルワールド”を、そしてエボルトとの闘いでは“宇宙”“ワームホール”“ブラックホール”を扱ったように、ビルドが翻弄されてきた大きな力は、物理学を象徴するものであったのも事実です。だからこそ真っ向から描いたわけですが、説明すればするほど逆にわかりづらくなってしまうのが物理というテーマの難しいところでした。
しかし、ビルドがなぜ物理学だったのか。なぜ桐生戦兎が天才物理学者であり、仮面ライダーでなければならなかったのか。その答えは、すべて次回の最終話に詰まっています。ビルドが始まった当初、映画などでよく口にしていた(実際に行っていたのは葛城巧ですが)「“創る”“形成する”っていう意味のビルドだ」という言葉を、よく憶えておいてください。最終話、ビルドが“創る”みんなの明日を、絶対にお見逃しなく!
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(文責・大森 敬仁)
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Building BUILD! 第48実験
大義の為に
毎週毎週、朝一から皆様を悲しい気持ちにさせてしまい、なんともすみません。
今週は、氷室幻徳/仮面ライダーローグが、元々(ビルドの物語が始まった頃には)手を組んでいたエボルトとの闘いに敗れ、消滅してしまいました。
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幻徳という人は、これまで皆様に本篇、そしてブルーレイをご購入いただいた方には特別篇『ROGUE』でもご覧いただいているように、育ちの良さから人よりも長い青春を送った人、恵まれているがゆえに迷いの多い人生を送ってきたキャラクターでした。
「大義の為の犠牲となれ」。それが、仮面ライダーとなってからの幻徳の決め台詞でしたが、父・泰山を失い、戦兎達に味方する決意をしてからの幻徳は、「平和」という大義の為に身を捧げなければならないのが、戦争を引き起こした自分自身であることを、痛いほどに自覚していたはずです。
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いつか責任を取らなければならない。自分が責任を取れるような社会を取り戻さないといけない。その覚悟通りの最期を迎えたという意味では、幻徳という人物も、決して器用ではなかったものの、一人の政治家だったということでしょう。このような自己犠牲は、誰にでもできることではないし、逆に、幻徳のようなリーダーが誰かに命を捧げるよう強いること自体が、「大義」に背くからです。
幻徳によって仲間である赤羽の命を奪われた一海も、最後にはそれを理解していたことが、回想シーンで明かされました。
過去の幻徳の行為を、一海は忘れないでしょう。しかし、「もう許してる」と言ったのでした。
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次回、いよいよ、一年にわたる物語が総決算を迎えます。
エボルトと遺伝子を分かち持つ男・万丈の運命は!? そして戦兎は、明日の地球を救うことが出来るのか!
泣いても笑ってもこれが最後です。決してお見逃しなさいませんよう。
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See you next BEST MATCH!
(文責・谷中寿成)
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8月4日(土)公開『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』公開中!
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ついに次回、テレビは最終話を迎えます。消滅してしまった一海や幻徳の姿を、もう一度楽しむことができる劇場版をぜひ大きなスクリーンで何度でも見ていただければと思います。ところで、今回の「劇場版」と放送を終えたばかりの「第48話」では、仮面ライダーというヒーローを意図して対照的に描いています。
映画で描かれるのは全ての国民から殲滅宣言を受け、追われる存在の仮面ライダーです。例え世の中の危機を解決したとしても、それが万人から認められ拍手喝采を受けることはありません。そもそも、戦争を起こした罪を背負ってきたビルド。拍手喝采を送られたとしても受け入れることはないと思いますが、見返りを求めない正義というものを映画では最後まで描き抜きました。
一方、第48話ではすべての国民が仮面ライダーに助けを求め、初めて励ましの言葉を口にしました。エボルトの地球壊滅の宣言を受けて、ついに世の中の人々が仮面ライダーが地球を救おうとしていたことに気付き始めたのです。人々の声は力になり、ライダーシステムの可能性を高めます。人々の想いを受け取るシステムだからこそ強くなるこの戦兎の発明品で、次回ついに世界の救済という最後の実験に挑みます。そして最後は、映画と同じテーマに立ち戻る、本当にビルドらしい終わり方。テレビと映画。ヒーローの描き方に注目してご覧いただければ、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
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第2弾入場者プレゼント配布開始!
18日(土)から<激熱!メッセージカードセット>が、全国の映画館で配布スタート!
仮面ライダービルドは、桐生戦兎(犬飼貴丈)や万丈龍我(赤楚衛二)などレギュラーキャスト7人が最高の笑顔で収まった1枚になっています。桐生戦兎から仮面ライダービルドを見守ってくれている皆さんへの直筆メッセージは要注目です!
そして、ルパンレンジャーVSパトレンジャーは1枚のカードの中に快盗、警察両方からのメッセージが書かれた特別仕様になっています。
ルパンレンジャーとパトレンジャーが1枚の写真の中でそれぞれ別の世界に存在しているものの、2つの世界観が見事にマッチしていて、最高にクールな表情の7 人をより引き立ててる1枚となりました。
全国合計20万セット限定の超貴重な入場者プレゼント!ぜひGetしてください!
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通常の入場者プレゼントはリアルヒーローカードキット!
<ライダーシステム シークレットデータカード> 【全4種のうち1つ】
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<快盗カードVS警察カード> 【全4種のうち1つ】
魁利VS圭一郎ver. 透真VS咲也ver. 初美花VSつかさver. ノエルver.
全国合計70万セット限定
それぞれ1つずつを1セットでプレゼント!何がもらえるかはお楽しみに!
※劇場により数に限りがございます。
※なくなり次第終了となります。
※デザインは実物と異なる場合がございます。
http://www.build-lupin-vs-pato.jp/
(文責・大森 敬仁)