|
真っ直ぐな千翼の想いは、ついにイユの心を動かし始める。
しかし、現実でイユを待ち受ける過酷な“痛み”とは……。
そして、仁や駆除班もそれぞれの“痛み”と直面する時がやってくる。
脚本:小林靖子
監督:田﨑竜太
|
『小さな恋のメロディ』(古い)みたいな逃避行。イユが人間らしくなってきた! と、千翼の喜びもひとしおです。
でも、そんな甘っちょろいムードもつかの間、イユの廃棄プロセスがスタート。故・加納が千翼を脅していたアレです(Episode 7)。イユの腕輪に内蔵の圧裂弾っぽいなんちゃらが、本人が痛みを感じなくても体をむしばむ、陰険システム。
一方、包囲網の輪を着々と狭める大人たち。
打つ手なし、出口なし。
どうする、千翼!
ところで。
マンションやスクラップ工場、耳鼻科医院などなど、特定の場所をめぐる攻防が多い『アマゾンズ』。
次回は、結婚式場が舞台の攻防戦です。
結婚式場じたいは、花嫁がアマゾン化する Episode 2 でも登場しましたが、あのときは攻める側だった主人公が、今度は攻められる側。
出口レス状況に追いつめられてるのは、悠も仁も、マモルも、志藤や福田たち旧駆除班も同じ。もしかして美月も、黒崎や橘たち4Cも、令華たち野座間製薬の面々も。もちろん七羽も……。
泣いても笑っても、残すところ、あと2話!
全キャラクターを追いつめながら、物語は、さらなるカタストロフへと疾走します。
(文責・白倉伸一郎)
|
◆キャスト紹介
|
|
赤松竜二(あかまつりゅうじ)役/内田章文(うちだあきふみ)
4Cきってのエリート部隊・赤松隊のリーダー。「3秒で乗れ!」と粗野に言い放つ一方で、部下のことを人一倍思いやる一面もある。黒崎とこれまでどんな死線をくぐり抜けてきたか気になるところ…。黒崎も一目置いている赤松隊長にご注目下さい!
◆赤楚衛二さんHAPPY BIRTHDAY(3月1日)
|
#10,11石田組にて23歳の誕生日を迎えられた赤楚さん。仁さんに首を絞められ落とされてしまう撮影もこの日……きっと忘れられない誕生日になったことに違いありません!話数を重ねるごとに、千翼とイユの架け橋として存在感を増す長瀬に今後も要注目です。
ネオとカラスが可愛くデフォルメされたナカタヤさん特製のケーキ。(写真右)
店舗情報:http://www.nakataya1959.jp/
◆サブタイトルABC(前編)
|
|
|
次回 Episode 12 は『YELLOW BRICK ROAD』。
黄色いレンガの道――『オズの魔法使』に出てくる、希望の国へとまっすぐつづく道のこと。願わくば、千翼とイユが手と手をたずさえて翔っていった道の先に、希望のあらんことを……。
と、毎回(ちょっとだけ)ひねくってるサブタイトル。
シーズン1 Episode 1『AMAZONZ』から、通しで、(頭文字が)ABC順になってます。
一覧は、Amazon の番組ページ [シーズン1 | シーズン2] とか、番組公式サイトをご参照。
元ネタは、Amazon のオシャレな社名ロゴ。
「アマゾン言うたらアマゾンライダーが本家やで! アマゾンズかて A→Z や!」
という、ノリと言えばノリ、意地と言えば意地。
対外的には「『生きること』なるテーマを、ABCはもちろん、XYZまで描く決意の表れです」……なんて言うかもしれませんがもちろん後付け。
機械的にABC順なのに、シーズン2を『NEO』で始められる奇跡も起こります。
シーズン1を『AMAZONZ』で始め、『M』で終えられたこともそうですが、もはや必然としか思えない!
が。
待っているのです、「Q」と「X」という罠が。
こいつらがいるから、誰もやんないんですよね。ABC順なんて。
Qで始まる言葉なんか、メジャーなのは Quiz、Question、Quest くらいでは? でも、Episode 4 の内容とは縁もゆかりもない。
某キュウレンジャーのスタート時には気に入ってた「Q」が、がぜん憎たらしくなったり。
「ラテン語の遺物のくせに!」と恨み言のひとつも出ます。ので、いっそラテン語に。
もっとやっかいなのがX。
Xanadu(ザナドゥ)と X'mas しか知りません。あと思いつくのは、Xウィングファイター、Xメン……。某エグゼイドのときは好きだったXが(以下略)。
「もう『Xライダー登場!』しかない!」
とまで思いつめた矢先、crossing を XING と表記する例を発掘。間一髪でした。
とにかく鬼門のQとX。
そんなQとXを旗印にしたキュウレンジャー/エグゼイドが揃った今年すげえ! という気もします。
さて次回は、ABCをめぐって起こった最大の奇跡のお話。
|
恒例のアマゾンズインタビューのコーナー!!
第八回目は武田玲奈さん(水澤美月役)&東亜優さん(泉七羽役)のインタビュー。
↓これまでのインタビューはこちらから!↓
第一回:前嶋曜さん(千翼/仮面ライダーアマゾンネオ役)
第二回:白本彩奈さん(イユ/カラスアマゾン役)
第三回:赤楚衛二さん、三浦海里さん、堂本翔平さん (チームX)
第四回:松岡航平さん、菊地雄人さん(スーツアクター)
第五回:勝也さん(三崎一也役)、宮原華音さん(高井望役)
第六回:俊藤光利さん(志藤真役)、小林亮太さん(マモル役)
第七回:三浦孝太さん(黒崎武役)、田邊和也さん(福田耕太役)、籾木芳仁さん(札森一郎役)
|
◆武田玲奈さん(水澤美月役)インタビュー
|
――シーズン2の出演が決まった際の感想
武田 シーズン2に引き続き出演できたことと、さらにシーズン1以上にアマゾンズの世界に深く関わることが出来て嬉しかったです。5年後の美月は逞しく成長していたので、自分のことのように嬉しかったです。
――演じてみての感想
武田 アクションにチャレンジさせて頂く機会があり、アクションチームの方々に色々と教えて頂きながら演じさせて頂きました。特に発声や所作など勉強となることが多かったです。そして、華音ちゃん(宮原華音さん)の凄さを改めて実感する機会になりました。
――記憶に残っているシーン
武田 悠と最後に対面するシーンです。(Episode13) 本当に涙が出そうになり、それを堪えながら懸命に演じさせて頂いた事が記憶に残っています。あのシーンはまだ拝見していないので、今から観ることを楽しみにしています。(2017年4月28日現在)
――記憶に残っている撮影現場
武田 黒崎隊に加入するシーンです。(Episode3) チームワークが出来上がっている黒崎隊に馴染めるか当初は不安だったのですが、気さくな方ばかりで次第に撮影が楽しみになっていきました。イユ役の白本彩奈さんも可愛くて、とても元気で、撮影現場のマスコット的存在でした。
――キャストの方に一言送るとしたらどんなお言葉を送りますか?
武田 宮原華音さんに、去年の誕生日プレゼントをまだ渡せていないです!ごめんなさい。(笑)
家のクローゼットに眠っているので、今度持っていきます!
――それでは最後に視聴者の皆様に向けて「仮面ライダーアマゾンズ」の魅力をお願いします!
武田 素晴らしい新キャストの方々を加えて物語はさらにパワーアップしています。美月だけでなく、それぞれのキャラクターが5年の月日を経てどのように成長したのか、是非ご注目頂けると嬉しいです。
◆東亜優さん(泉七羽役)インタビュー
|
――シーズン2の出演が決まった際の感想
東 皆さんにアマゾンズが愛され、シーズン2の制作に至った事を嬉しく思いました。シーズン1の配信・放送終了後から多くの方にお言葉を頂戴し、改めて七羽さんは皆が憧れる素敵な女性だと実感することが出来ました。そんな泉七羽として戻ってくることはプレッシャーもありましたが、それ以上に楽しもうという想いが強かったです。
――泉七羽さんと似ている所
東 背伸びをしないと泉七羽を演じることが出来ないので、似ている所はあまりないかも知れませんね……。(笑) 特にシーズン2の七羽さんは何でも受け入れて前に突き進んでいく“聖母”のような存在で、ますます女性として憧れる存在だなと思いました。
――実際に演じて難しかった所
東 回想シーンの撮影が多かった為、Episode10の台本を貰うまで、自分が生きているか死んでいるか分かりませんでした。(笑) 先の展開が全く分からなかったので、かえって撮影の毎シーンに集中して望むことができました。ある日石田監督に「七羽生きているよ!でも凄いことになっているから、楽しみにしていて。」と言われましたが、まさか自分がアマゾンとして登場することになるとは想定していなかったです。
――記憶に残っているシーン
東 正気を取り戻した仁さんに、子供を身籠ったことを伝えるシーンです。(Episode8) シーズン1が海で撮影を終えたこともあり、感慨深くもあり、色んな事が思い出されてとても切なかったので印象に残っています。実際の夕景で撮影した為、夕日待ちをスタッフ皆さんと過ごした事も激動のアマゾンズの世界観には存在しない穏やかな時間だったので、私にとっては記憶に残る大事な時間になりました。
あと仁さんとお別れをするシーンです(Episode13)。“これで会う事が出来るのも、最後なんだ…”と思いながら、演じさせて頂きました。お別れのシーンは夜遅くまで撮影があり、夜食にお寿司が出て、ルンルンで帰宅した事も良い思い出です。(笑)
――キャストの方に一言送るとしたらどんなお言葉を送りますか?
東 谷口賢志さんにお疲れ様でしたとお伝えしたいです。 仁さんとの共演シーンがほとんどだったのですが、どのシーンも仁さんは叫んだり、泣いたり、狂っていたりと気持ちをコントロールする事が難しい撮影だったと思います。でも仁さんはテストの時から本番と同じ調子で望まれていて、谷口さんの現場に臨む姿勢を身近で拝見させて頂いて、とても勉強になりました。仁さんと七羽さんは辛いことばかりだったので、来世では幸せになれたら良いなと思っています。
――それでは最後に視聴者の皆様に向けて「仮面ライダーアマゾンズ」の魅力をお願いします!
東 シーズン1は仁と悠が対立する2つの視点から“何が正義か”を考えさせられる作品でしたが、シーズン2は登場人物も増え、それぞれの視点で各々の正義が存在して、“正義って何だろう”と考えさせられました。色んなことを考えさせられるので、気が休まることのない作品になっています!あと、個人的には、クラゲアマゾンの顔が何となく私に似ているとスタッフさんから言われる事が多かったので、その点にも是非注目して頂きたいと思います。(笑)
こんなにも面白い作品に出演できたことに感謝をしております。この作品は私にとって忘れることはない大事な作品になりましたし、沢山の方の心に残る作品になれば私自身もとても嬉しく思います。
(文責・坂航太)