グリードの重量系幹部、ガメル。
無邪気な彼は、自分の好きなことしかしない。
それを利用して、カザリとウヴアの作戦が始まる。
「邪魔なアンクを潰す――!」
そのころ、映司は比奈のバイト先、クスクシエにいた。
7、8話は諸田敏監督です。
「W」に引き続き、「オーズ」にも参戦!
俳優の芝居を丁寧に撮って下さる諸田監督、今回は映司と彼を取り巻く人々に迫ります。
世界を旅して様々な経験をしているせいか、若いのに達観したところのある火野映司。
定住しないで、小銭とパンツがあればいい。飄々としていて変わっています。
キャラクターを立てることには定評のある小林靖子さん。
いつもは作らないけど、映司に関しては最初に細かく履歴書みたいなものを作ったそうです。
7.8話脚本打合せにて、「映司はどういう人か」との話で、
小林「実は映司の○○は××で」
一同「えええ――!知らなかった・・・」
小林「映司は過去にこういう体験をして・・・」
一同「ええー?そうでしたっけ???」
小林「いえ、今初めて言いました」
なんてことも。
映司のエピソードについては、実は出し惜しみする必要もないので、7~10話と披露されていきます。
「オーズって決め台詞ないの?」
イベントチームやCM、ゲーム制作の過程でよく聞かれます。
公式の答えは「決め台詞、特にないんですよ」
だんだんエピソードが進むに従って、自然にいつか出来てくるかもしれませんが、1話当初から決め台詞はコレ!と作るのはやめよう、となっています。
「普通の人って、これが決め台詞!とかないでしょう」ということで。
物語に明確なタテ糸の事件はないのですが、映司に関しては少しずつ、その背景も含め、1話ごとに積み上がっています。そこが靖子さん脚本の魅力でもありますね。
脚本:小林靖子 監督:諸田 敏