警視庁捜査一課9係 season10
- テレビ朝日系にて毎週水曜よる9時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。
ミニガイド:おかしな刑事A&Y
青柳、デスクで居眠りしている矢沢の頭をはたく。
矢沢「すみません。昨日、ほとんど寝てないもので」
青柳「また、奥さんのアシスタントやらか」
矢沢「早苗ちゃん、スランプなんですよ。アニメ化が決まったんでさらにプレッシャー感じちゃって」
青柳「それでなんでお前が寝れないんだ」
矢沢「僕が寝たら、早苗ちゃん、死ぬって言うんですよ」
青柳「なんだそりゃ、お前が起きていてもしょうがないだろう。描くのは早苗だろ」
矢沢「呼び捨て止めてください。早苗ちゃん、僕と愛を語り合うと落ち着くんです」
青柳「何が愛だよ。そんなに愛を語りたいなら、妙子の新曲でも聞くか」
矢沢「妙子さんと怪しい関係にある吉川さんとかいう作曲家が妙子さんに捧げたとかいう歌ですか」
青柳「馬鹿、その作曲家は妙子の単なるファンだよ。俺と妙子に『ブレードランナー』のハリソン・フォードとレイチェルの関係をイメージして作ったんだとさ」
矢沢「青柳さんがハリソン・フォード、悪い冗談だ」
青柳「なんか言ったか?」
矢沢「そうそう、妙子さんに助けてもらえませんか」
青柳「は?」
矢沢「早苗ちゃん、妙子さんにアシスタントしてもらうと俄然仕事がはかどるんです」
青柳「まあ、妙子に話しておくが、妙子もライブとか忙しいからな」
矢沢「お願いします(青柳の手を握る)」
青柳「気持ち悪いな」
9係の電話が鳴る。
矢沢「(青柳の手を離して、出る)はい、9係、わかりました。丸映撮影所の近くの公園で助監督の変死体です」
飛び出して行く青柳と矢沢。
To be continued CASEⅧ 3つの捜査線
※※早苗のスランプの顛末は6月3日発売の『警視庁捜査一課9係アニバーサリーブック』
(産経新聞社刊)スピンオフ小説「9係のいちばん長い日」をお読みください※※
CASEⅦ 殺人シナリオ
【ゲスト】
田北良平――橋爪遼
加賀山譲――賀集利樹
辻辰之助――赤塚真人
相馬美音子――大谷英子
【スタッフ】
脚本 岡崎由紀子
監督 細川光信