爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲ45 地球の敵
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~BAKUAGE EPISODE GUIDE~
監督:葉山康一郎 脚本: 冨岡淳広
「地球の敵か……上等だ! 俺は地球、とっくに捨ててンだ」
凶弾に倒れたブンドリオ。
大也は蘇生しようと試みるが、
ブンドリオは微動だにしない…。
一心不乱に手を動かす大也。
未来たちに休むよう諭されるも
取り乱した大也には誰の声も届かない。
そして射士郎の忠告通り、
情報操作により地球の敵となっていくブンブンジャー。
大也たちを批判するシュプレヒコールが響く街中。
世論はハシリヤンを支援し始めている。
光なき混沌の世界、
紫の閃光と共に現れた始末屋は何を語るのか──。
(文責 : 吉川史樹)
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~BAKUAGE TOPICS~
バクアゲ44、ご視聴ありがとうございました。
僕自身、覚悟を決めて進めた回であり、本作の勝負どころの回でもありました。
これまでの積み重ねによって、スタッフを信じ、キャストたちを信じ、ここまで共に走ってきてくれた視聴者のみなさんを信じられるからこそ、アクセルを踏むことができた回です。
「自分のハンドルは自分で握る」
その信念をどれだけ強く持っていても、
選択肢さえ勝手に決められて、ハンドルを握らせてもらえないときがある。
「これが正しい」「これが本質だ」と決めつけられ、押しつけられることもある。
夢を嘲笑われたり、悪意や理不尽が容赦なくぶつかってくることもある。
どうしてこんなことが起こってしまうのか、わからない。
どうすれば良かったのかもわからない。
悔しくて、虚しくて、苦しい……。
そんなとき、わたしたちは何と、どう向き合えば良いのでしょうか。
ひとつ、またひとつと大切なものを踏みにじられた大也たち……。
残されたものは何か、そこで見えてくるものは何か。
ここからの彼らの行動が、この時代を生きる人々の何かのヒントになることを願って。
次回、バクアゲ45「地球の敵」。
かつて地球を捨て、宇宙に居場所を見つけた始末屋は、
この地球で、何のために、誰のためにハンドルを握るのか…!
始末屋コンビの大一番!
そして、葉山監督がキャストと共に真剣に磨き上げたバクアゲ大一番です。
毎回言っている気がしますが……絶対に見ていただきたい!
はっきり言って僕はシビれました。
是非一緒にシビれましょう!
どん底からの急勾配の上り坂は、かなりの回転数がなければ上り切れません。
そのためのエネルギーは……僕が信じるみなさんなら、わかりますね。
そう、みなさんの強い想いこそがたよりです。あてにしてんぞ。
(バクアゲ不足の場合は「ブンブンハングアウト」などから給油するのもオススメです)
次回、徹底的に現実と向き合った先で、爆上がっていただきタイヤー!
(文責 : 久慈麗人)
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~BAKUAGE REPORT~
バクアゲ44「届け屋が届かない」ご視聴ありがとうございました。
制作側も大きな覚悟を持って作り上げた今回のお話。
心がざわざわしている方もいるかもしれませんが
話すことはたくさんあるので是非読んでいっていください。
■東映の宮﨑駿
今回のサブタイトルは「届け屋が届かない」。
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今まで各キャラの紹介回や加入回など、
重要な話で使ってきた「〇〇屋は(が)〜ない」の文法。
玄蕃の「調達屋は譲らない」をやった時点で我々は
「大也どうすっかねぇ」という命題から逃げられなくなり…。
私も夏頃から「〜ない」をたくさん考えたわけですが、
ふと思いついた「届かない」という言葉。
我ながら「うわぁ…これは…」と思いつつ温めること約半年、
なんと使えそうな話が完成してしまいました。
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そして今回のサブタイを決めるタイミングで久慈Pに
「こんな極悪なのあるっすけど…」と提案したところスルリと決定。
しかしこっからが流石の久慈Pと言いますか、
このサブタイを受けて最終回までのサブタイトルを一気に決めようということに。(※普段は1〜2話ずつ決めます)
一紡ぎのお話になるような素敵なタイトルが並びますので
そちらも引き続きお楽しみにしていただければと思います。
さて、そんなブンブンジャー史上
最もヘビーで最もシリアスなお話を担当してくださったのは宮﨑駿監督。
満を持して本編初監督です。
え?
宮﨑駿?
え?
風の谷の?天空の城の?
いえ確かに「崖の上のタイヤ」ではありましたが。
そんな東映内では定番の戯れもここら辺にしておいて、
こちらが宮﨑駿(みやざき しゅん)監督です。
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スタッフ全員分のお弁当を差し入れしてくれた
宮﨑監督with久慈P
かの有名なパヤオ先生と同姓同名。
ちなみに師匠筋である中澤監督は「ハヤオ〜」と呼んでいます。
クレジットで驚かれた方も、
“大きな期待”をされた方もいるかもしれません。
しかしその期待が裏切られることはなく。
今回の話をスタイリッシュに、かつショッキングに、
そしてバクアゲに描いてくださいました。
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初監督でこの仕上がりですよ、末恐ろしい…。
宮﨑監督はブンブンジャー初期からチーフ助監督の一人として
この番組を支え、盛り上げてくださった縁の下の力持ちです。
私は仮面ライダーギーツの時からの付き合いで、
やれ「景和の姉ちゃんのスケジュールがありません」、
やれ「ベロバは期末テスト中なので無理です」など、
無理なスケジュール調整をしてもらったりと、共に戦ってきた同志。
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ちなみにBlu-ray特典の「よろずや⁉︎ミッチー親方の一日」というミニドラマで
道長というキャラを料理してくれたのも宮﨑監督です。
先日公開されたFINAL LAPのトレーラー映像も
私と宮﨑さんでなんやかんやと意見を出し合い作らせていただきました。
↓まだ観てない人はコチラ↓
そんな宮﨑監督に久慈Pも大きな信頼を寄せており、
今作で宮﨑さんを監督にするんや!という想いを持ったまま早40余話…。
そして回ってきたのが今回のお話だったということで。
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久慈Pもなかなかのことをします、初監督作品がこれはかなり難しい…!!
しかし観てくださった皆様はもうお分かりかと思いますが
見事心にポッカリ穴をブチあける名作が完成しました。
数年後には「日本アニメに宮﨑駿あり、日本特撮に宮﨑駿あり」と言われる日が来るはず?
また、何の因果か
宮﨑監督が人生初めて特撮作品に参加したのが『ケータイ捜査官7』という作品で、脚本は本作と同じ冨岡先生という偶然。
初監督作品が冨岡脚本になるとは数奇な巡り合わせですよね。
それでは本編を振り返っていきましょう。
■師との対峙
大也の資産や特許が内藤の会社であるライトニング・テックに移譲。
しかしどういうわけか最終承認はされておらず、
あくまでも大也自身に何かの決断を迫っている様子…。
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予見しなかった出来事に驚く大也は、
内藤と話をしようと立ち上がります。
先斗が同行を申し出ますが、
大也は一人で行くことを選びガレージを後に。
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そんな動乱の裏では常槍とスピンドーが密談。
常槍は宇宙の資源と技術と引き換えに
「八十億の地球人が直面しているすべての問題を解決しないこと」を約束します。
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冨岡先生が脚本会議で明言しているのですが、
この『爆上戦隊ブンブンジャー』という作品の舞台設定は
「大也たちが戦っているのは2024〜25年の日本。
世界各地では戦争が起こり、砲弾の音は止まず、
また別の場所では飢餓や貧困で人々が悲鳴を上げている世界」となっています。
つまり私を含めた皆様も生きている今この地球。
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そこに蔓延るすべての問題を解決しないということは
悲鳴の連鎖が止まらない、
即ちギャーソリンが無限に生み出されるということです。
宇宙の技術力に目が眩んだ常槍は、
そんな悲しい現状を打破しないことで
恩恵を享受しようとしているわけですね。
結局一番汚いのは人間の大人というのも冨岡先生からのメッセージの一つです。(大人みんながというわけじゃないですよ!)
ちなみにこのシーンが宮﨑組クランクインだったのですが、
ここにも不思議なご縁がありまして。
宮﨑監督が特撮に初参加したのは『ケータイ捜査官7』と書きましたが、
助監督自体のデビュー作品には常槍さんを演じる堀部さんがご出演されていたそう。
ファーストシーンでそんな方を撮るとはこれまた数奇な運命…。
そしてそんな常槍さんのような汚い大人たちは
ブンブンジャーという組織を世界から孤立させるため数々の工作を働きます。
ミラがいくつも掛け持ちしているアルバイトはすべてクビになりました。
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あれだけ愛されていたミラのバイトぶり…なんらかの圧力が働いたのでしょう。
そしてニュースではブンブンジャーが地球征服を企む悪の組織だという事実無根の報道がされています。いわゆる情報操作というやつです。
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これがシャーシロの言っていた“地球の敵”…?
さて、大也の師匠である内藤も汚い大人の一人なのでしょうか。
大也はとある丘に到着します。
そこはかつて師匠と夢を語り合った思い出の場所。
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そこには遠くを眺める内藤がいました。
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心どころか物理的な距離を埋められないまま会話が進みます。
「『早く大人になりたい』……受け止めてくれたのは、あんただけだった」
「あの言葉に私は惹かれ、君は良き生徒になった」
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幼い頃の大也は隣室の悲鳴に手を伸ばせなかった後悔から、
人を助けられるだけの力=“余裕”を求め、
内藤を理想とする“大人”になることに気が急いていました。
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それに対し内藤は、自分の持つ社会とのパイプや
マネーゲームでの勝ち方を提供し、
大也に余裕を覚えさせたのです。
そして余裕を持った大也はやがてヒーローになった。
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しかしそれは内藤にとっては行き過ぎた行動として映っていたのです。
悲鳴を止めようとする大也に対して
内藤は悲鳴が地球を回していると考えていました。
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内藤は会社を大きくするために
多くの人に悲鳴を上げさせてきたのかもしれません。
しかしそれが資本主義というものであり、一概に否定することはできません。
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ですが、「人は誰かが苦しむ姿を見て、あれに比べたら自分は幸せだと安心する。悲鳴が人の幸せを作るんだ」と続けます。
そして…
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「ブンブンキラーロボを作ったのは私だ。これが、答えだよ」
大也の師匠はもう戻れないほどに悪い大人でした。
彼がこうなったのがいつからかはわかりません。
大也と出会った頃からなのか、
はたまた彼もまた宇宙の魅力に眩まされたのか…。
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大也が何かを言おうとしたその刹那…
砂塵を巻き上げスピンドーが現れます。
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二人の思い出の場所に現れたということは、
この密談すらもハシリヤンに筒抜け。
もはや内藤はまったく信用できません。
鬼の形相を浮かべた大也はすぐさまチェンジして斬りかかります。
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しかしスピンドーの圧倒的な力の前には大也も太刀打ちできません。
ここのアクション、視点がそれぞれの主観になっていて迫力満点ですよね。
渡辺淳アクション監督、ラスボスということで一味違う手を入れてきました。
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大也がチャンピオンチェンジするも、
やはり赤子の手を捻るかのごとくあしらわれてしまい…。
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そんな劣勢の大也を見て居ても立っても居られなくなるブンドリオ。
思わず一人で飛び出そうとしますが、
声を上げたのは玄蕃です。
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仲間が見えなくなり一人で暴走することの
つらさと愚かさを最も知っている玄蕃からかけられる
「仲間を頼れ」はとても重く。
ブンドリオも堪えて、彼らを送り出します。
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仲間が到着するまで大也は必死に戦います。
しかしハシリヤン走大将は伊達じゃない。
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すぐに変身解除に追い込まれてしまいました。
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内藤曰く、大也が攻撃をくらい悲鳴を上げると
その悲鳴はギャーソリンとしてスピンドーに力を与えると言います。
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つまりこれって極悪な永久機関、
どこかで悲鳴を絶たなければ絶対に勝てない…?
満身創痍の大也は、
内藤に憧れていたことを吐露します。
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しかし内藤の目は冷たく、
全てを割り切った大人の目をしていました。
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大也が憧れた大人の正体は
こんなにも冷たい目をできる生き物だったと。
しかし大也の心が折れることはなく、
自分のハンドルは悲鳴のもとに駆けつけることだと啖呵を切ります。
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瞳から光を失わない大也に苛立ちを覚えたスピンドーは
彼を大地に押し付け…。
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そこへ駆けつける仲間たち。
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しかしスピンドーはあまりにも強く、
先斗たちの攻撃は歯が立ちません。
一人一人追い込まれていく様を大也はその目に見せつけられます。
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それでも誰も諦めず、
今まで先頭を走り続けてきた大也を守ろうと立ち上がります。
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とはいえ気合いで実力差は埋まらず、
呆気なく、一撃で全員が地に伏し絶体絶命。
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届け屋の実力はスピンドーには届きませんでした。
スピンドーはたった一人でブンブンジャーを壊滅させ
改めてブンドリオに宣戦布告します。
仲間たちは誰一人殺さず、
永遠に苦痛を与えギャーソリンを絞り続ける魂胆です。
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屈辱のブンドリオは戸惑う調さんを置いて怒りの出撃です。
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地響きを立て、一直線にスピンドーのもとへと走ります。
玄蕃たちは来てはダメだと呻きますが時既に遅し。
ブンドリオとスピンドーが対峙することとなりました。
ボロボロの大也たちを前にシャーシロまで侮辱されたブンドリオは
最早止まることができない暴走車。
対するスピンドーは「アタシがどんな男か……お前、一番よくわかってるだろうが……」とドスを効かせキラーロボを発進させます。
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スピンドーはハシリヤンの走大将。
智略もさることながら当然戦闘センスも抜群です。
大也たちを乗せていないブンドリオはどんどん追い詰められていきます…。
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そこでブンドリオがブンブンカーを召喚し装備しようとするも、
なぜかスピンドーの乗るブンブンキラーロボに合体…。
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覚えているでしょうか、34話で内藤の依頼で大也がブンブンカーを子供達が参加するというイベントに貸し出したのを。
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その時にISAによりブンブンカーのシステムに手を加えられ、いつでもカージャックできるような状況におかれていたということです。
大也の「子どもの笑顔が見たい」という善意からの貸し出しも裏切られていた、救いはありません。
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大也を押さえ込むグランツの「己の武器に裏切られる。裏切り者には相応しい」という言葉は、自分を裏切った師を前にする大也の耳にどんな届き方をしているのでしょう。
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井内くんと宮﨑監督の打ち合わせも熱が入ります。
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そしてスピンドーの攻撃は武装により強化され、ブンドリオは滅多撃ち。
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大也は今すぐにでもブンドリオに加勢したいはずですが、身動きの取れない状況。
そこで内藤は選択を迫ります。
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資産を死守しこのままブンドリオが破壊されるのを見ているか、
資産を手放しブンドリオのもとへ飛び出すか。
資産を守ればブンドリオが死に、
資産を手放せば今後子ども支援は行えなくなります。
どちらも大也にとっては生き地獄。
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そこでフラッシュバックするのは
幼い頃に隣室の悲鳴に手が届かなかった悔しさ。
彼は同じ過ちを繰り返すまいと、
目の前で上がるブンドリオの悲鳴に手を届かせるため、
資産の譲渡を決意します。
内藤としては、大也自身が譲ってくれたという言質を取った瞬間です。
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完全勝利の内藤が大也にかけた言葉は「バクアゲだな! …"少年"」。
悲鳴に目を向けない大人たちを尻目に、
自身が早く大人になることで
悲鳴を減らそうと戦ってきた大也です。
内藤という師のもとで、
お金という名の余裕を手に入れることで
子供の笑顔を増やそうと尽力してきた大也です。
しかしそんな大也に師がかけた言葉は変わらず「少年」でした。
内藤の中で大也は大人ではなく、少年のまま。
さらには皮肉にもバクアゲという言葉を添える残酷さ。
大也はグランツの拘束を振り解き、
ブンドリオのもとに手を延ばします。
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ブンドリオも大也に気付き手を延ばしますが…
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■相棒の死
内藤と話をつけた大也でしたが、
スピンドーには人間の交渉など関係なく、
最終兵器ゲキトツバスターの照準をブンドリオに合わせ、発射。
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満身創痍のブンドリオはかわすことができず被弾。
左胸を貫かれたブンドリオからは
夥しい量のギャーソリン=悲鳴が上がります。
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そして辺りは一瞬真っ白く光り、無音の大爆発。
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このあたりの光の収束や爆発などの演出は
新世紀エヴァンゲリオンのラミエル戦、
いわゆるヤシマ作戦やAKIRAなどから
インスピレーションを受けたと宮﨑監督談。
周りで倒れるミラたちも光に呑まれ、
停止するブンドリオ。
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やがて目から生気が失われ消灯。
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そしてスピンドーはブンドリオの
ギャーソリンから力を得て真っ白にパワーアップ。
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もはや誰もこの男には追いつけないのでしょうか…。
さて、44話にして、
ブンドリオはスピンドーの凶弾に倒れるという結末を迎えました。
ゲキトツバスターについて補足ですが、
これはバクアゲ40『はかれない男』のラストシーンで
内藤とISAがスピンドーに披露していたものです。
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そしてみなさんは覚えているでしょうか。
バクアゲ10『ウキウキなミッション』で
ISAからの依頼で玄蕃が研究所に届けようとしていた高濃度のエネルギー体を。
結局玄蕃は陽動作戦をしていただけでしたが、
ISAには無事高エネルギー体が納品されています。
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それはわずかな量で東京中の電力を賄えるほどの代物。
奇しくも本当にヤシマ作戦のようなエネルギー…。
その高エネルギーが使われた兵器がゲキトツバスターです。
つまり届け屋という仕事自体が
回り回ってブンドリオの死に繋がってしまったとも言えるかもしれません。
爆煙が漂う中、
大也がよろよろとブンドリオのもとへと駆けつけます。
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しかしそこに横たわっていたのはカレー好きの宇宙人ではなく、
微動だにしない冷たい鉄の塊。
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いつものように声をかける大也でしたが、虚しい無反応。
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やがて死の匂いが立ち込め、
滂沱たる涙の中、
気づけば空は雨模様。
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逝かせまいと体をゆする大也はまるで子供のようで。
ミラたちも駆けつけますがかける言葉が見つかりません。
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またも大也の手は眼前の悲鳴に届かず。
そうして彼は資産も家も、
そして相棒も失うことになりました。
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このブンドリオの殉職は勢いで作られたものではありません。
大也が資産を失う展開もかなり早い段階から考えられていました。
しかし、1話から愛されているブンドリオを破壊することは
大きなリスクを伴うことも理解しています。
しかしやらねばならなかったのもまた事実。
子供向けであれど、子供騙しをしている気はないのでしっかりと描く。冨岡脚本ここに極まれり。
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冨岡先生の構成力と、
宮﨑監督の熱いディレクションと、
井内くんを筆頭にキャストたちの魂の芝居と。
これら全てが合わさることで映像に説得力が生まれました。
雨のシーンは特に大変で、
宮﨑監督と井内くんは他シーンより長めのディスカッションし、
感情の動き方やカット割も含め入念な準備をして撮影してくださいました。
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井内くんは撮影以外の時間は一人で集中力を高め、
現場から離れたところで同じところをぐるぐるぐるぐる。
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赤丸で囲んだ小さいのが井内くん。
撮影には私も立ち会っていて、
モニターで観ている段階から
間違いなく忘れられないシーンになると思ったのを覚えています。
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しかしブンブンジャーはここからスピンドーに勝たねばなりません。
この最後のカーブをいかに攻略するか。
残り4回の物語を1秒も逃さず見届けていただければと思います。
宮﨑監督、最終局面で強力な一撃をありがとうございました。
|
(文責 : 吉川史樹)
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~BAKUAGE INFORMATION~
その1!
『爆上戦隊ブンブンジャー ファイナルライブツアー2025』
全国9都市・全29公演の開催が決定!!&チケット発売開始!!
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今年初開催となる長野・鹿児島を加えた全国9都市で開催される本公演。
第1部は、本編メインライター・冨岡淳広による完全オリジナルストーリーでお届けするヒーローショー「爆上戦隊ブンブンジャーファイナルライブ」!ここでしか見られない大迫力のアクションや、舞台技術を駆使した「生・ブンブンチェンジ」は超必見!
第2部は、番組キャストによるここだけの必聴トークショー「みんなに届けタイヤ!バクアゲトークショー!」と、キャラクターソング歌唱「キャラソンライブーン!」で会場を熱狂の渦へと巻き込んでいきます!
また、ツアー最終日5月18日(日)大阪スペシャル公演は第2部を豪華版としてお届け!
10:00、13:30〜の2公演は番組を彩った特別ゲストが追加登壇予定。大千秋楽となる17:00〜の公演は、主演キャスト6名による「卒業公演」となります。大阪スペシャル公演の詳細は後日発表!
公演の詳細は、イベント公式ホームページ、及びイベント公式Xをチェック!
・公式HP
https://sentai-final-official.com
・公式X
@SuperSentai_FLT
開催概要
◼️公演日時(1公演2部制)
【静岡県】 2025年3月30日(日) 静岡市清水文化会館 マリナート・大ホール10:00/13:15/16:30
【鹿児島県】2025年4月5日 (土) 川商ホール(鹿児島市民文化ホール)10:30/14:00
【福岡県】 2025年4月6日 (日) 福岡サンパレス 13:15/16:30
【宮城県】 2025年4月13日(日) 仙台サンプラザホール 10:00/13:15/16:30
【北海道】 2025年4月20日(日) 札幌文化芸術劇場 hitaru 10:30/14:00
【愛知県】 2025年4月26日(土) Niterra日本特殊陶業市民会館 10:00/13:15/16:30
2025年4月27日(日) 同上
【長野県】 2025年4月29日(火・祝)キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)10:30/14:00
【新潟県】 2025年5月10日(土) 新潟県民会館 10:00/13:15/16:30
【大阪府】 2025年5月17日(土) オリックス劇場 10:00/13:30/17:00
2025年5月18日(日) 10:00/13:30/17:00(★)
(★)5月18日(日)大阪の3公演は全てSP公演を予定しております。
※開場時間は、会場によって異なります。45~60分前開場予定です。
◼️会場チケット
通常公演 :大人(全席指定) 6,500円(税込・中学生以上)/子ども(全席指定) 4,500円(税込・3歳~小学生まで)
大阪 SP 公演 :共通(全席指定) 8,500円(税込・3歳以上有料)
※ご購入後の返金、及び振替は、公演中止の場合を除きお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
※3歳以上有料。3歳未満膝上鑑賞無料。但し、お席が必要な場合は有料。
※券売状況によっては、 同行者とお席が離れる可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
★上記以外にも【チケット購入に関する注意事項】がございます。公式ホームページ及びプレイガイドにて必ずご確認ください。
【チケット発売・スケジュール】
チケットのお申込みは チケットぴあ 特設サイト【https://w.pia.jp/t/boonboom-fs/】にて!
1 月12 日(日)AM10:00- TTFC 会員限定先行&プレイガイド最速先行受付中!
1 月 19 日(日)AM10:00 プレイガイド 2次先行受付開始予定
1 月 26 日(日)AM10:00 プレイガイド 3次先行受付開始予定 ※クレジットカードのみ
2 月 9日 (日)AM10:00 チケット一般発売開始予定
★TTFC 会員限定先行【オリジナルデザインチケット】
東映特撮ファンクラブ(TTFC)会員は、TTFC 会員限定先行期間中(~1/30(木) 23:59 まで)、
オリジナルデザインチケットの選択が可能です。東映特撮ファンクラブアプリよりお申し込みください。
※「通常チケット(セブン‐イレブン発券のみ)」と「オリジナルデザインチケット(配送のみ)」の2 種類のチケットをご選択いただけますが、
一方または両方の申込入口にて複数回お申し込みされ、公演回が重複している場合は最後のお申し込みが有効となります。
※オリジナルデザインチケットは、全公演共通デザインとなります。デザインは予告なく変更となる場合がございます。
※オリジナルデザインチケットをご選択の場合は、ご購入1 件につき別途1,100 円(税込)の配送料がかかります。
※オリジナルデザインチケットは、お申し込み時にご登録いただいたご住所宛に発送いたします。
★先行販売限定【FLT オリジナルトートバッグ付き会場チケット】
先行受付期間(~1/30(木) 23:59・プレイガイド3 次先行終了まで)にチケットをお申し込みされるお客様は、会場チケット料金
に+2,000 円(税込)にて、【FLT オリジナルトートバッグ付き会場チケット】の選択が可能です。商品は、購入された
公演の会場入り口にて、会場チケットとは別途発行される引換券と引き換えでのお渡しとなります。
※特典(オリジナルトートバッグ)は、各公演当日会場にて入場時にお渡しいたします。
※チケット本券とは別途発券される【特典引換券】をお持ちでない場合は、引き換えができませんので、必ず忘れずにお持ちください。
※ご来場いただけなかった場合の後日のお渡し、個別での発送対応等はお受けできません。
※特典(オリジナルトートバッグ)は、全公演共通デザインとなります。デザインは予告なく変更となる場合がございます。
◼️出演予定キャスト(全公演)
井内悠陽 (いうち・はるひ) <範道 大也(はんどう たいや)/ブンレッド役>
葉山侑樹 (はやま・ゆうき) <鳴田 射士郎(めいた いしろう)/ブンブルー役>
鈴木美羽 (すずき・みう) <志布戸 未来(しふと みら)/ブンピンク役>
齋藤璃佑 (さいとう・りゅう) <阿久瀬 錠(あくせ じょう)/ブンブラック役>
相馬 理 (そうま・さとる) <振騎 玄蕃(ぶれき げんば)/ブンオレンジ役>
宮澤 佑 (みやざわ・ゆう) <焔 先斗(ほむら さきと)/ブンバイオレット役>
その2!
『爆上戦隊ブンブンジャー』最終回直後
緊急バクアゲ!トークグランプリ 開催決定!!
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2月9日(日)に最終回を迎える『爆上戦隊ブンブンジャー』。
記念すべきラストをブンブンジャーのキャスト6人と共に鑑賞できる超豪華イベントが、シアターGロッソにて開催されます!!
ここだけのトークも聞けちゃうかも…!?
詳細はこちらをチェック!
https://www.toei.co.jp/entertainment/event/detail/boonboom_saishuukai.html
その3!
第9回「ブンブンハングアウト!!」TTFCにて配信開始!
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『爆上戦隊ブンブンジャー』キャストが考案したゲームで遊ぶ「ブンブンハングアウト!」。
第9回はブンピンク/志布戸未来を演じる鈴木美羽が企画した「ブンブンお絵描きトーナメント」を開催!
ブンブンジャーのキャラクターになりきって、『爆上戦隊ブンブンジャー』にまつわるキャラクターのお絵描き対決!ブンブンジャーイチの画伯は一体誰だ!?
※本コンテンツは2024年11月に東映特撮ファンクラブ(TTFC)会員向けに行われた「ブンブンハングアウト!」の公開収録の内容です。
ご視聴はこちら!
https://tokusatsu-fc.jp/