爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ36 夢へと走る道

SHARE

~BAKUAGE EPISODE GUIDE~

監督:渡辺勝也 脚本:冨岡淳広

「今はちょっと回り道、するだけじゃない?」

ディスレースの脅威は去ったが、
依然としてハシリヤンの侵攻は続いている。
未来は今までと同じように
ヒーローとアルバイトの二足の草鞋を履き、戦いの毎日…。

次第にブンブンジャーは市井の人々からも認知され、
その痛快な活躍は広く応援されるようになっていた。

そんな未来を羨むように眺める女性が一人。

自分だって主役になりたい─。
誰しもが抱く切なる願いが
ヒーローのいる街に波乱を巻き起こす…!!

(文責 : 吉川史樹)

~BAKUAGE TOPICS~



バクアゲ35、ご視聴ありがとうございます!

チーム「ブンブンジャー」、ついに宇宙へ!
(宇宙へのドライブって……なんかすごいロマンだ…!)

そしていつかはチャンピオンだ🎵……ということで、
チャンピオンキャリアーが、ブンドリオのチャンピオンジャケットとなり、
碧き王者、ブンブンジャーロボチャンピオン、いざ勝利のステージへ出走!
(「優勝バクアゲ合体」って……なんかすごい言葉だ…!)


様々な困難と混乱を乗り越え、
互いに背中を押し合い、
仲間を信じるハンドルを握ると決めたブンブンジャーたち。
夢を届けるチャンピオンロードを突っ走る伝説のチームが、真の意味で組み上がったのかもしれません。

メンバーの誰か一人でも欠けていたらこのチームの形にはならなかったでしょうし、
何よりも始末屋コンビがいなければ、ここまでたどり着くことはできなかったのではないでしょうか……。
(先斗、実はかなりデキる男だよな……マジでありがとう)

あっちもこっちも見事に始末がついたところで、
3rd LAPは、これにてゴールインとさせていただきます!

……つまり、いよいよ物語は、最終章に突入ということです。

ふと、先日気づいたことを。
我々企画チームは、毎週のように集まってシナリオの打合せをしておりますが、キャラクターの感情や行動原理の部分について、打合せの中で意見が割れることがほとんど無いんです。

それはこれまで、打合せの参加メンバーが単にシナリオの構成や演出を検討するだけでなく、登場キャラクターひとりひとりと毎回向き合って「今、どう感じたのか」「これからどうしたいのか」と頭の中で対話を重ねてきたからかもしれません。

そして、ここまで我々と一緒に走ってきてくれた視聴者のみなさんも、同じようにそれぞれのキャラクターの解像度が相当に高くなっているはず。
理解が深まっているのなら、あとは推すだけ!
ここからは、彼らのルート選択、彼らのハンドル捌きを信じるのみ!


次回バクアゲ36からは、いよいよ『爆上戦隊ブンブンジャー』FINAL LAP!
(一週お休みを挟んで、11/10(日)の放送です。)


恒例の新章突入ビジュアルですが……
FINALなので、今回は特別に2バージョンのビジュアルを作成しました!

まず今週は、FINAL LAPビジュアル【赤】ver.!




宇宙と地球、夢と悲鳴の交差点で対峙するブンブンジャーとハシリヤン……。
いよいよ動き出す、最大の敵ワルイド・スピンドー。

ブンブンジャーは、一人一人が自らのハンドルを握るチームということで、あえて視線の方向がかぶらないデザインになっています。彼らが視線の先に見据えるものは……。

そして、宇宙の大海原にはためく豪快な旗の意味するものは……。

これまで走り抜けてきた、

1st LAP<チーム「爆上戦隊ブンブンジャー」結成 編>
2nd LAP<ヒーローと相棒 編>
3rd LAP<正体と決意 編>
……。

FINAL LAPは……<宇宙と地球と君のハンドル 編>
となります!


もう一つのFINAL LAPビジュアルは、次週11月3日(日)に解禁予定です。
お楽しみに! COMING BOON!!


ここからは毎回、誰が背中を押されるのか、ドキドキワクワクが止まらない。
ブンブンジャーとのドライブを共に最後まで楽しんでいきましょう!
まだまだみんなで走るぞ!!



新章突入のスタートダッシュは……予告からすでにカオスなバクアゲの予感ですよね…!

ヒーローがいる街……。
その街の登場人物を通してあらためて見えてくるテーマ性……。

冨岡さんの感情描写と、進化し続けるナベカツ演出が心に響きます!


次回も、自分と向き合って、爆上がっていただきタイヤー!




ここでおしらせ!
念願のブンブンジャー配信コミック企画がついに始動します!
その名も……
『爆上戦隊ブンブンジャー formation lap 情報屋の秘密(ユア・アイズ・オンリー)』!

「秘密」と書いて、「ユア・アイズ・オンリー」と読みます。
ブンブンジャーの前日譚(だから「formation lap」なのです)を冨岡先生監修のもと描いていきます!
実写ではできない展開も盛りだくさんのバクアゲスタイリッシュアクションマンガです。
TTFCで独占配信! 是非読んでみてくださいね~!

(文責 : 久慈麗人)

~BAKUAGE REPORT~


バクアゲ35碧き王者…「青き」でも「蒼き」でもなく「碧き」なのは、ブンブンジャーロボチャンピオンの色に最も近いからなんです。綺麗な色ですよね。
同じ「あお」でも色々あるんだな〜、また一つ賢くなりました。

と、いうか!!
ブンブンジャーロボチャンピオン、めっっっちゃかっこよかったですよね?ね!?


佛田特撮監督のセンス大爆発の、宇宙での巨大戦。
これはどんなお子様も、大人の皆様も、画面に釘付けになってしまいます。

「宇宙はロマンがあるよね、ロマンがね」by佛田監督。

さて、今回はブンブンとビュンディーのお話。
前回、ブンブンの秘密=「かつてワルイド・スピンドーのお気に入りだった」ことを知ったブンブンジャーたちは、それでもブンブンを見放したり詰ったりはしませんでした。
ただ一人を除いては。

元チームメイトだった、ビュン・ディーゼル。

バクアゲ17で
「ヤツはビッグバン・グランプリのライセンスを失った後、同じチームの俺に何も言わず突然姿を消した。そして——」
「死んだという噂も聞いた」
「あれからブンドリオが、どこで、何をしていたのか。私は知りたいのだ」
とブンブンの過去を知りたがっていたビュンディー。

一方のブンブンは、「俺、ビュンディーには顔向け出来ないんだ」となぜかビュンディーに会いたがりませんでした。
でも二人は

タイヤ交換により友情を再確認し、なあなあに仲直りしてしまった。

そして気付けばビュンディーは、ブンブンの過去を聞くタイミングを得られないままここまで来ていたのでした…。
そりゃ、怒るのも、すぐには気持ちの整理がつかないのも当然です。

ブンブンは、ビュンディーに今までのことを話そうと届け屋本部に呼んだ…のですが、来たのは先斗だけ。
ビュンディーはブンブンに会いたくないそうだと伝え、「以上! ビュン! とUターン!」と出ていこうとします。

バクアゲ17と立場が反対ですね。
あのときは「ブンドリオに会わせろ」という話でしたが、ブンブン本人は来ませんでした。
そして「ビュン! とUターン!」の言葉は同じ。
そう言えばあのときは、ブンブンが通信でこっそりビュンディーの言葉を聞いていましたよね?

と、いうことは今回も。

ビュンディーは先斗の「お節介なマネ」により、ブンブンの話を聞くことになります。
このあたり、大也と先斗は言葉がなくても通じている感じがしますね。

ブンブンの過去とは、このようなものでした。
BBG=ビッグバン・グランプリでずっと勝てなかったブンブンは、ファンを名乗る人物をから強化パーツをもらい、レースに出場。
しかしそのレースで派手にクラッシュ、ライセンスを取り上げられてしまいます。
ですが…その本当の理由は、

件の強化パーツが違法改造だった、というものでした。
この件が公表されれば、ビュンディーが自分のために傷つくかもしれない。
もしかしたら、ファンを名乗る人物を探し出して復讐なんか考えてしまうかも…しれません。
もしくは、「チームメイトのビュンディーも何か知っていたのではないか」と世間から疑惑の目を向けられる可能性もありますよね。

この件をきっかけに、ブンブンはビュンディーの前から姿を消します。親友を傷つけないために。

肩書きが無くなった途端、自分の周りから人が離れていったブンブンは、自暴自棄な生活を送ります。

そんなとき彼の前に現れたのが、そう、ワルイド・スピンドー。

スピンドーは、自分こそがブンブンのファンなのだと語り、「アタシと一緒に走らねェか?」と甘い言葉で誘います。

「……誰だ、お前」

「これからの男、ワルイド・スピンドー。まだまだ小さいが、『ハシリヤン』って組織を旗揚げしたところサ」
あーーーーー敵ながらかっこいいーーーーーーーー!

失礼しました。
スピンドーの甘い言葉が心に沁みたブンブンは、スピンドーと手を組み「走れないヤツが走れるようになるシステム」を作っていきます。
シャーシロいわく、「苦魔獣のシステムも、元はブンドリオの設計だ」そうです。なるほどね…!

スピンドーを裏切ったのは、
違法パーツ一連の話はブンブンを取り込むために仕組んだスピンドーの罠だったこと、
苦魔獣システムが、人々を苦しめてギャーソリンを集めることに使われていたこと、
これらが怖くなったためです。
大銀河警察と一緒にスピンドーを罠にかけますが、警察と悪の組織は、いつの世もズブズブの関係と決まっています(フィクションの世界の話ですよ)。
逃げて逃げて逃げまくって、地球に落ち、大也と出会った…のでした。

それぞれ、言葉にならない気持ちでブンブンの話を聞きます。
ですが、

ミラが「ずっと苦しかったんだね、ブンちゃん」と優しく駆け寄るのを皮切りに、

錠も「俺たちにとってブンさんは仲間です!」と、

普段自分の思いを直接口にすることが少ないシャーシロまでも「お前は逃げちゃいない。今までもずっと戦ってきた」、と伝えます。
みんな、優しい。

話を聞いていたビュンディー。
ブンブンの真意を聞いて「ブンドリオ、お前に会いたい!」(このセリフとてもまっすぐで好きです)と駆け出していきますが…

届け屋本部のアラートが鳴ったとき、ビュンディーの磔姿が映されていたのでした。

〜今日のサンシーター〜
ブンブンジャーロボ(3人にとってはロボ型がノーマルなのですね)が裏切り者だったと知って驚き

ディスレースの「俺の読みじゃあ、ブンブンジャーの五人組は裏切り者の発覚で仲間割れのバラバラよォ」という言葉に乗せられ

汗水垂らして働くことを決意。

ビュンディーを人質として捕らえ、ブンブンを呼び寄せますが

やってきました、ブンブンジャーが。
なんだこのザ・ヒーローなかっこいい並び…!

「巻き進行にもほどがあるぞ!」と念動波を発射し、

サンシーターのコミカルなやり取りがあり(この辺は言葉で説明するの野暮な気がするのでぜひ見直してください、にしてもデコイタのメモ用紙よ…準備がよいことで)、

5人がやられるわけもなく、ブンブン登場。

サンシーターは当然先斗にビュンディーを奪還され、おつかれサンシター!と去っていきます。

ディスレースは理解できません。なぜ裏切り者が発覚したのに、ブンブンジャーはバラバラにならないのか。
悪者たちの世界では、誰かを「信じる」とか「大事に思う」行為は、もしかしたら弱さに繋がるのかもしれません。
スピンドーを信じたブンブンは悪事に利用されたし、マッドレックスはサンシーターを守りたいと思った結果ディスレースに操られ、手遅れになってしまった。

でもブンブンジャーはその真逆。互いを信じ合うことで強く逞しくなってきました。
直近だと、玄蕃は「帰ってくると皆に信じてもらえている」ということを痛感して気持ちを改め、ブンブンジャーに戻ってきましたよね。
信じる、もしくは「自分は信じてもらえている」という感覚って強さに繋がるんです。

さあ、ここからは爆上がるしかありません!

チャンピオンブンブンジャーにチェンジした5人とブンブンは、次々に敵を倒していきます。


そして

ついに、玄蕃は因縁の相手、ディスレースに勝負を挑みます。

「感謝する……我が父の怒り。惑星ブレキで虐げられた人々全てと、我が友たる君たち全員の思いをここに!」
皆に背中を押され、

ディスレースにぶつかります。

ついに倒したか、と思われましたが、ディスレースはセカンドプラン発動。

なんと、宇宙まで逃げてしまいます。

でもブンブンジャーは大丈夫。ブンブンスーツがあるから!!!!!

「若旦那。決着をつけてこい!」
玄蕃が抱えるディスレースへの思いの強さを知っている先斗も、背中を押します。

ブンブン水素カー、ブーストアップ!
5人を乗せたチャンピオンキャリアーは、宇宙へ発進します…!!!
うわーー夢がある!!!!
ここ、窓から見える外の景色の変化や画の揺れで、本当にアトラクションに乗っているような感覚に陥りますよね。すごい。

宇宙に着いたみんな。
5人の思いをこめて、優勝バクアゲ合体!

ブンブンジャーロボチャンピオン、完成!!!
か、かっこいい…!!

冒頭で興奮気味に書いてしまった、宇宙での戦いが始まります。
ディスレースVSブンブンジャーロボチャンピオン。

そして、必殺技、「バクアゲチャンピオン・ブンブンゴールイン!」

必殺技にも、やっぱり皆の思いが乗っています…!

ついに、ディスレース撃破!!!!
ツチノコフランクもどこかへ行ってしまいました…。

ブンブンは改めて誓います。
「来い、スピンドー。俺はもう、逃げない!」と。

届け屋に戻ると

静かな調さんを不審がる?からかう?シャーシロや

ディスレースを撃破し「清々しい気分だよ」と未来を語る玄蕃、

仲直りするブンブンとビュンディー、そしてそれを自分事のように喜ぶ先斗。

いつものみんなの明るい姿がありました。

最後はカレーで、めでたしめでたし!

と、肝心のスピンドーはというと

死んだと思わせていたブンの字に大激怒。

「グラァァーンツ!」と、自身の右腕である大番頭のグランツ・リスク(決してあのゲームソフトとは関係ありません)を呼びます。今日はまだ、グランツは姿を見せません。
スピンドーは、これまで地球で散っていった部下たちが送ってきた地球のデータを全て見せよとグランツに命じ、動き方を考えていくようです。

グランツ・リスクのCVは、磯部勉さん。
とにかく渋く、グランツを演じていただいていますよ…!
次回からもお楽しみに!!!

ちなみにこのお猿さんはシャイシャイ・サルカーといいます。
CVはもちろん、スピンドーと同じ遊佐浩二さんです。
以後お見知りおきを。

ということで、来週はお休みし、再来週の11月10日からはついにFINAL LAP 突入!!(言いたくなかったファイナルなんて)
ブンブンジャーもクライマックスに突入していきます。
どうぞ最後まで、一緒に駆け抜けてください!!

またね〜!

(文責 : 三宅 萌)

~BAKUAGE INFORMATION~


その1!
電子コミック『爆上戦隊ブンブンジャー formation lap 情報屋の秘密(ユア・アイズ・オンリー)』
TTFC にて独占配信開始!


テレビシリーズでは描かれていない、ブンブルー/鳴田射士郎とブンレッド/範道大也の出会いの物語。
今まで応援してくれた熱いファンの皆様はもちろん、ブンブンジャーの「エピソードゼロ」に当たる今作は入門編としても楽しめる内容になっています。
射士郎と大也の波乱万丈なストーリーを、電子コミックでぜひお楽しみください!

【ストーリー】
スパイ養成所をトップ成績で卒業後、どこの組織にも所属しない一匹狼のエージェントだった鳴田射士郎は、ある日太陽系外から飛来した「未知の飛翔体」の行方探索の依頼を受け、謎の大富豪・範道大也の自宅へ潜入することになる……。

【配信日時】
第1話:本日10月27日(日)朝10時配信スタート
第2話:11月10日(日)配信スタート、以降毎週日曜新作更新

TTFCで独占配信、最新話まで読み放題です!
https://tokusatsu-fc.jp/

「爆上戦隊ブンブンジャー」八手三郎(原作)/冨岡淳広(監修)
大川武宏、久慈麗人(コミック企画プロデュース)
漫画堂(作画)/サイドランチ(コミック制作)
東映特撮ファンクラブ(製作)