バクアゲ4 ヒーローを呼ぶ声

～BAKUAGE EPISODE GUIDE～

監督：渡辺勝也　脚本：冨岡淳広

「ブンブンジャーには解散してもらいます」

ブンブンジャーが世間に認知され浮かれる未来。
しかしどういうわけかその手には手錠がかけられてしまった。

未来を拘束したのは細武調、とある組織の調査官。
彼女は大也たちに突如として“解散命令”を叩きつける。

権力の行使、抗う正義、助けを求める声。

三つ巴の状況を
地獄の熱波が覆い尽くすー。

～BAKUAGE TOPICS～

バクアゲ3、ご視聴ありがとうございます！


巨大戦が今回もバクアゲでしたね～。

武器がドライバーなら、ネジが錆びてて回せないのは、絶対に見たかった！

ブンブンクラシックがブンブンのゲートから出てくる演出もお気に入りです。

あと武器を時計の針に見立てた二刀流対決……楽しい！
親子や友達同士でマネしながら「●時○○分斬り～」って遊んでくれればいいなぁ…佛田監督ありがとうございます！！


さて、各キャラクターの個性や能力、関係性が少しずつ見えてきましたね。制作陣は、すでにどのキャラにも愛着が湧きまくっておりますが…。これからこのキャラクターたちがどのように物語をかき回してくれる(？)のか、僕自身も期待しています。


このシリーズは、登場人物たちのやり取りを「もっと見たい」と思ってもらえるか、というのがけっこう大事なポイントだと思っています。

『ブンブンジャー』のテーマのひとつは、「見ていて心地よいチーム性」です。
(いくつテーマがあるんだ…！？)

第1話～第3話の中澤組で、ブンブンジャーのチーム性のベースを作ってもらえたと感じています。

キャストのみなさんが期待以上にキャラの魅せ方を試行錯誤してくれているし、スタッフのみなさんがその魅力を存分に引き出してくれているので、劇中の彼らのコミュニケーションには独特の心地良さが生まれています。

メンバーそれぞれが「自分のハンドルは自分で握る」。自分の意志で集まって、何かを強制されるわけでもなく、価値観の違いを否定されるわけでもなく、フラットに存在を認め合えるコミュニティ。
そして、違いがあるからこそ予想外なことも起きるけれど、むしろそれを面白がって、それぞれが自分の枠をはみ出してアップデートしていくためのきっかけにする…。

視聴者の方々に「こういうチームもいいな」と感じていただけたらありがたいです。


そして次回はいよいよ、バクアゲの巨匠(？)・渡辺勝也監督の演出回！
「バクアゲ」という方向性が渡辺監督と相性が良いことはわかりきっていましたが……期待以上ですよ！

今作を「組織に属さないヒーロー」にすると決めたときから、絶対見たいと思っていたのが「ブンブンジャー VS 巨大権力」！
予告のセリフだけでもワクワクがとまらないのでは！？

いろいろな意味で“熱すぎる”バクアゲ４！
次回は痛快にスカッと爆上がっていただきタイヤー！

～BAKUAGE REPORT～

運転屋ミラの本領発揮(？)なバクアゲ3！
みなさまお楽しみいただけたかと思います！！
それでは振り返り行ってみよー！

…の前に、「前回のバクアゲ」コーナー、ちゃんとご覧になりましたか？
中澤監督の遊び満載、テンポ感最高な前回ダイジェストとなっております。
「射士郎（いしろう）」が「シャーシロ」と呼ばれる理由、文字で見ると分かりやすいですね！

ミラの「シャーシロ」呼びは認めない射士郎ですが、大也に呼ばれるのは大丈夫みたい。
ほんと二人の間には何があったの？


さて、本編に入りましょう。
車のプログラミングをしている大也、ブンブンクラシック強化中。
ブンブンの言葉遊びが一層冴えておりますが…アドリブか台本通りかは、ご想像にお任せします。

「夢に近づいた」と、ブンブンクラシックを見つめる二人…

と、そこへやって来た届け屋新人・ミラ！
「仕事とってきた！　届け屋の！」

依頼人は、バイト先の息子のヒロトくん。
詳しくは描かれませんでしたが、このお店のパティシエパパさんはフランスでがっつり修行してきたという設定です。

おばあちゃんにあげる手作りの手鏡が壊れてしまったそう。
車の装飾、鏡面のセロテープなど、細かなところまで小道具・淀名和さんのこだわりが詰まっています。
きっとヒロトくん、自分で直そうと頑張ったんだろうな…切ない…。

「こんなんじゃプレゼント出来ないよ」と落ち込むヒロトくんに対し、
「そうだ、あたしが届けてあげようか？」と提案するミラ。

こうして自ら届け屋の仕事をとってきたそうです。

ブンブンはミラの心意気に感動しますが、大也は「情に流されたってことか」とどこか冷たいご様子。

1話で「おばあちゃんの形見のウエディングドレス」を大事にしていたミラ。
おばあちゃんっ子ゆえヒロトくんに強く共感し、無理やり仕事をとってきたように見えなくもない…かもしれないですね。
感情で突っ走る一面がある「ちょっと流されやすい」彼女をいかに魅力的に描くか、脚本打ち合わせの中で丁寧に作り込まれ今回の物語が生まれました。
大也、射士郎とは違い等身大の若者ですが、改めて1年間成長を見守っていただけたら嬉しいです。

話を本編に戻しましょう。
そんなこんなで「車借りるね」と意気込むミラですが(あのロックでスターなスーパーカーを当然のように運転しようとしているところ、さすが運転屋です、怖くないのかな)、
「君が請けた仕事だろ。自分の力で届けるんだ」と大也に断られてしまいます。


一方その頃サンシーターは…

また上司に怒られていました…。
ギャーソリンを集めないとまずい！と焦るサンシーター、
今回のイグニッションは、時計！

トケイグルマー、爆誕。
とにかく“いい声”の怪人にしたい！！ということで、CVは藤沼建人さんにお願いしました。
渋い「動くなー！！」をたくさん聴かせてくださいます。

場面は大也の家に戻ります。
車を借りられずしょんぼりなミラの元にやって来たのは

「お困りのようだねえ」

きたー！！！
よ！！調達屋！！！

実は相馬さん、この場面がクランクインでした。

深々〜。

はい、いい笑顔。

玄蕃、「君のお困りにはコレ」と自転車を渡すのでした…。

ヘルメットも被せますが、

被せるのがかなり難しく、何回も何回も練習したのですが

…難しい…。
結局「ズレているのもかわいいじゃん」となりまして。

結果オーライ！です。

中澤監督、何やってるんですか？(癒し)

自転車代を請求する玄蕃。

2話ではスクラップ場のオーナーに取り分の交渉をしたり、お金に関して几帳面な方なのですね。

そこへ苦魔獣出現の知らせが！

大変だなあ、と言って去っていく玄蕃。
彼はどのようなスタンスの人間なのでしょう。大也との関係性は…？
乞うご期待です。

街中で暴れ回るトケイグルマー。

ずっと放置され時が止まっていた彼は、知らない間に「動くもの」が増えていることに怒りを覚え様々なものを斬りまくります。

動くんじゃねえ！！

生みの親、サンシーターさえも動きを封じられてしまいました…。

そんな中、何も知らずに颯爽と駆け抜けるミラ。

トケイグルマー、追いかけようとしたそのとき！

何その隊形。かっこよすぎでしょ。

トケイグルマーは動くものが嫌いだと分かると、

ピタッと二人で止まる、この感じ。
いや〜〜バディ感最高にバクアゲだ〜〜惚れるわ〜〜〜！！！

と、そこに現れるこの方。

番組名物警察官、じゃなくて、錠の登場です。

彼の自転車も斬られてしまい

非常事態と判断した彼はついに銃を手にします！！

人々を守る警察官らしく果敢に挑んでいきますが、

1 ブルー→錠「動くな」
2 錠→トケイグルマー「動くな」
3 トケイグルマー→3人「動くな」
動くな3連発！！！楽しい！！！
“かっこよくて面白い”ブンブンスタイル、こういうところに垣間見える気がします。

と、誰かが後ろをすーっと駆け抜けていったような…。

ミ、ミラ！？

あ…。

動き出したトケイグルマーをレッドが必死に抑え、「ミラぁ！」と一言。
共に戦おうと呼びかけます。
反応するミラ。

の、はずが

待って待って待って！！！なんで行っちゃうの！！

これにはみんなびっくり。

ですが、大也は確信します。
「これは、前の戦い(バクアゲ2をご覧ください)で言葉なき連携プレーを見た、ミラなりの作戦なんだ」と。

再び戦い始めますが、銃一つで対抗していた錠が爆発で気絶(得意技…)をしてしまいます。

気付いたらトケイグルマーもいなくなってしまいました。

「多分ミラを追っていったはずだ」とブンブンに伝える大也。

射士郎は、ミラ自身が囮になって苦魔獣を引き付け警察官を守ろうとしたのか？と考えますが、彼女がそんなことできるわけがないと納得できないご様子。
…ですが、大也の「直感だよ、きっと。だからミラは、期待の新人なんだ」という言葉を聞き、こう答えます。

「俺はまだあいつを信じちゃいないが、お前の見る目は信用してるよ」

うおおおおおおおおお！！！
眩しくて直視できません。こんな熱いセリフをクールに言い切ってしまえる射士郎は最高すぎるし、それを笑って「わかってる」と受け止める大也の余裕感何なの！？

さて、その頃ミラは自転車で爆走中。

ちなみにこの日は朝もやが発生しており、幻想的な景色を写真に収めるスタッフが続出しました。

その日その時その場所ならではの風景が見られるのは、ロケの醍醐味ですね。

トケイグルマーと追いかけっこをしますが

ついに、攻撃を受けてしまいます。

炎の中、「当たるかーっ！」と自転車で走り抜けるミラ。
本当に本当にかっこいい。
全ては依頼人のために、ですよ。
もう1度見てくださいこの表情。

本当に、かっこいい。額に入れて部屋に飾ったら自分は無敵だと思えそうです。

初ナパーム爆破の洗礼を受けた鈴木さん。
ここだけの話、本番直前は怖くて涙目だったそう。
現場スタッフのみなさまに「大丈夫大丈夫！」「がんばれ〜！」と励まされながら乗り越えた撮影でした。

それもそのはず、自分の真横や斜め前で爆発が起きる中、自転車で走り抜けなければならないのですから。
万が一転んでしまったら怪我では済まないかもしれない。
そんな恐怖の中、依頼人のために心を燃やすミラを演じ切った彼女は本当に素晴らしいと思います。

あ、ネタバレしちゃった…。
彼女は「依頼人のため」に走ったのであって、「囮になろう」と考えていたわけではなかったのです。

ん？

どうやらミラは、大也の「ミラぁ！」という一言を「苦魔獣は二人に任せて、届け屋の仕事に集中しろ」という意味だと捉え必死に自転車を漕いでいた…らしい。

勘違いしていた二人でしたが、

「このまっ正直さも軽さも全部、ミラのいいところ」と彼女の良さを認める大也。
「大也が惚れ込むわけだ」と苦笑しながらも楽しそうな射士郎。
互いに認め合ったところで、

ブンブンチェンジ！

3人の連携プレーで、トケイグルマーを追い込みます。

えーと…

かっこいいブンブンジャーが見られたところで、
こちらの三人組を忘れていませんか…？

そろそろ足が限界なデコトラーデ、イターシャ。

飛び出していくヤルちゃん。

ブンブンカーとのチェイスにて、コースアウトしちゃうヤルちゃん。
敵ながらやっぱりかわいい…。

ゴホン、トケイグルマーとの巨大戦に移ります。

ブンブンはネジを外して対抗しようとしますが、古くて錆びてて回らない。
「トケイ流、10時10分斬り！」と必殺技をまともにくらってしまいます。

でもそこで活躍するのが、冒頭でチューンアップしていたブンブンクラシック！

二刀流には二刀流だ！！
トケイグルマーに対抗し、「9時15分斬り」でフィニッシュ！

ちなみにみなさま、
「10時10分斬り」「9時15分斬り」
って何のことだか分かりましたか…？
もしかしたら免許取りたての方はご存知かも。

正解は、「ハンドルを持つ手の位置」です！！！

昔、教習所で「10時10分の位置に手を置いて」と習った方もいるかと思いますが、最近は「9時15分の位置に置いて」と教える方が多くなっているそう。
必ずしもそこに！ということではなく、結局は自分が持ちやすい位置に手を置くのが良いそうなのですが、「時を経て変化した車関係のお話」を盛り込めるのは本作ならではの面白さですね！

無事、ヒロトくんのおばあちゃんの元へ手鏡を届けたミラ。

大也、射士郎も彼女を見つめ、届け屋に新たな風が吹いたことを喜びます。

さて、気絶していたはずの錠が、交番に帰ってきました。

斬られた自転車を押しているの、シュールだ…。

中に入ると、

だ、誰、ですか…？

こちらの謎の女性については、また来週！！
お楽しみにー！！！！


おまけ。
ある場面で、「10時10分」を指す時計があったのですが、みなさま見つけられましたか？
え！？何それ！という方…

巨大戦のラストをご覧ください。
トケイグルマーが断末魔の叫びをあげながら倒れる場面…の、画面左側…？
おっと、ヒントをあげ過ぎたかもしれませんね。
特撮監督・佛田洋さんの遊び心、しっかりご確認くださいませ。

それではみなさま、また来週！！

～BAKUAGE INFORMATION～

その1！
本日放送の3話をご覧になり、「初回はどこで見られるの！？」とお困りの方。
安心してください、こちらからご覧になれますよ！！
https://youtu.be/C9Od_XfOr-Y?si=6SsYSGoRQRCTJ3IV

先週放送の「バクアゲ2」はこちらから！
https://youtu.be/VftfDcppOzs
まだ見てない方ももう見た方も、何度だってご覧ください！！



その2！
4 月3日(水) OPテーマとEDテーマを収録した主題歌CD発売！
そしてついに…ジャケ写解禁！！

2024年4月3日(水)、OPテーマとEDテーマを収録した主題歌CDが発売開始します。気になるジャケ写は…こちら！！

OPテーマ「爆上戦隊ブンブンジャー」歌：遠藤正明。
EDテーマ「コツコツ-PON-PON」歌：ブンドリオ・ブンデラス（CV:松本梨香）。
以上2曲＋それぞれのオリジナルカラオケが収録されたCDです。

キャラクターソングがEDテーマに採用されたのは、スーパー戦隊シリーズ史上初！
車の中で座ったままでも一緒に踊れるバクアゲなダンスの振り付けは、コリオグラファーのSmile紗季さんが担当いたしました。
みなさま、ぜひ一緒に踊ってくださいね！！

【タイトル】爆上戦隊ブンブンジャー 主題歌
【発売日】2024/4/3(水)
【価格】￥1,430-(税込)　
【収録内容】
1. 爆上戦隊ブンブンジャー　＜『爆上戦隊ブンブンジャー』オープニング・テーマ＞
歌：遠藤正明　作詩・作曲：武田将弥　編曲：白戸佑輔
2. コツコツ-PON-PON ＜ 『爆上戦隊ブンブンジャー』エンディング・テーマ＞
歌：ブンドリオ・ブンデラス（CV：松本梨香）　作詩・作曲・編曲：園田健太郎
3. 爆上戦隊ブンブンジャー(オリジナル・カラオケ)
4. コツコツ-PON-PON (オリジナル・カラオケ)

バクアゲなOPテーマ「爆上戦隊ブンブンジャー」TVサイズ配信中！
こちらもお忘れずに！！