シリーズ映像でみる人権の歴史(第8巻) ひとと皮革(かわ)の歴史  画像

シリーズ映像でみる人権の歴史(第8巻)
ひとと皮革(かわ)の歴史

 「ひと」は、動物の「いのち」と深く関わって生きてきました。ひとの歴史とは、他の「いのち」と深くつながる歴史です。
 ひとは、生き物の命を奪い、食べなければ生きていけません。しかし、米づくりが盛んになると、宗教の影響により、動物の命を奪うことを残酷、穢れているとする考えが日本に広まり始めました。肉の仕事などに関わる人を差別してきた背景には、こうした考えがあり、やがて、そこから部落差別が生まれるのでした。
 それでも、動物の命が、人々の生活の周りから消えることはありませんでした。動物の肉や皮はもちろん、皮から作られる「ニカワ」は、筆、墨、家具、医薬品、武具から仏像の接着にいたるまで、人々の生活と密接に関わり、「ひと」の文化を発展させてきたのです。
 「死は穢れている」という差別につながる考え方さえも、ほかならぬニカワでできた墨の文字や絵の助けを借りて、社会へ広がっていきました。このDVDでは、皮革製品の製造過程を取材した貴重な映像を通して、部落差別の愚かさや「いのち」の大切さを考えさせる教材としました。

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価格 66,000円(税込72,600円)
学校特別価格 18,180円(税込19,998円)
予告編
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