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第5話 「少女……A/パパは仮面ライダー」

2009年10月4日O.A.

Episode Guide

「俺が依頼を受けたのは、
彼女の消え入りそうな笑顔になにか
引っかかりを感じたからかもしれない……」

姿なき狙撃者からの銃弾が政策発表会見の場に降り注ぐ!
第二風都タワー建設を推進する市議・楠原みやびが狙われているのだ。
みやびは子連れのパフォーマンスで政策をアピール中で、
危険にも関わらず、娘あすかを連れ歩いている。
少女の命まで危ない!
護衛を依頼されていた翔太郎は、物陰でライダーに変身し、再度現れると銃弾の嵐から母娘を救った。
その時、あすかがダブルに言う。
「パパ!来てくれたのね…パパ!」
「え?」
仮面ライダーをパパと呼ぶ少女……その真相は?






風都にハードボイルドの風が吹く
業界大注目!
黒沢直輔監督が仮面ライダーを撮る!

いきなり個人的なことで恐縮ですが、
僕にはプロデューサーとしていつか実現させたい事リストの中に、
「黒沢直輔監督にヒーロー番組を撮ってもらう」
というのがありまして―――今回、その夢を叶えてしまいました。

黒沢直輔監督は日活出身のベテラン名監督で、
塚田的には『京都迷宮案内』(主演・橋爪功、テレビ朝日系、木曜20時)の
パート1&2を担当していたときにご一緒に仕事させてもらっていました。
黒沢監督の撮った作品の大人なカッコよさと言ったら! まあ!
当時、僕はもう心酔したのであります。

今回、『仮面ライダーW』のテーマが「ハードボイルド」ということもあり、
ハードボイルドに造詣が深い黒沢監督にぜひ一本撮って欲しいとダメ元で(?)お願いしてみました。そうしたら、
「塚田さんにとって、俺が撮るメリットってなんなんですか? ん?」
と、監督特有のぶっきらぼうな問いかけが。
メリット……ってイキナリ……うーん、さすが、面白い、と思いつつ、
僕は駆け引き抜きでこう答えました。
「見たいんです! 監督が撮るライダーを!」
すると監督はやがて、
「……やるからには子供に向けて作りますよ」
とクールに御快諾!
(↑若干、演出を入れてお送りしました)
かくして今回、仮面ライダーシリーズに新しい風が吹いたのであります。

“大人”が薫る、“子どものための”仮面ライダー。
独特の空気感を醸していると思います。
初登場のトリガーメモリにも注目していただき、ご堪能下さい!!





 脚本:三条 陸  監督:黒沢直輔

今回の依頼

依頼人・楠原みやび
風都市市会議員。テレビにも出てくる有名人。
美人だがわざと子供連れで政策をアピールする狡い議員
……それが翔太郎の彼女への評価。
ボディガードを依頼
これまでにも何度か警告のように狙われていて、
それらは人間業ではなかったとのこと。
かくして、そっち方面(?)の専門家と噂で聞いた
鳴海探偵事務所に依頼が。


(文責・塚田英明)



大阪から来た女・亜樹子の唯一絶対の武器といえばスリッパ。
これまで数々のシーンで活躍?してきました。
また、ひかるちゃんがいい音させるんです。
翔太郎はスリッパで突っ込まれる
だけでなく首を絞められ
遂にフィリップまで・・・
お見事!

そしてひかるちゃんがスリッパ片手に諸田監督と打ち合わせをしているかと思ったら
なんとマネーに見事な突っ込み、じゃなくて一撃をお見舞い。スリッパ片手にドーパントに対峙します。
(良い子のみなさんは真似しないでくださいね)
このスリッパ、よく見るとスリッパに書いてある文字が違います。
第1話で使用していたのは「なんでやねん」
今回は「なにしてんねん」でした。
次回はなんて書いてあるんでしょう。

第5話ではスリッパも進化します。
亜樹子、あんた、どんだけスリッパ好っきやねん!


ガイアメモリを初めて手にする寺田農さん。
寺田さん「これが、あれか変身するための・・・」
諸田監督「ガイアメモリです。」
寺田さん「これをさっと出して・・・」
諸田監督「すいません。マークが見えるようにこう」
寺田さん「こうかな」
て、寺田さん上下逆さまです・・・。琉兵衛のガイアメモリは「T」のはず・・・。


フィリップと言えばもうすっかりお馴染みのホワイトボード。

地球の本棚の検索結果をホワイトボードいっぱいに書きだしちゃいます。
この作業、演出部さんの仕事ですがこれが大変です。

たとえ画面に映らなくてもガレージの左右にあるホワイトボードいっぱいに情報を書き出します。

するどい視聴者のみなさんは第2話のホワイトボードがたこ焼きから違う検索結果に変わっていたことに気づいたかたもいらっしゃると思います。
実は「たこ焼き」の次に「育毛剤」にハマっていたのですがハマるシーン自体がカットになってしまいました。しかし画面に映っているホワイトボードにはしっかりと育毛剤の検索結果が・・・。



マネー・ドーパントが使うライフコインの中には、『W』のスタッフの名前が入っています。
まさかみんなミリオンコロッセオに・・・。






探偵七つ道具?の1つ「スタッグフォン」をご紹介
翔太郎とフィリップが使う携帯電話です。ギジメモリを刺すとクワガタの形に変形します。こんな形。


ある時は滑空し、ある時はトコトコ歩いてきたり、バットショット(デジカメコウモリ)の映像を受信したりと高性能な携帯電話です。
第5話ではまた違った使い方で活躍しますよ~。




園咲冴子 役/生井亜実ちゃん

園咲家の長女にしてディガル・コーポレーション社長。また組織でも重要な役割を担っている園咲冴子役は生井亜実ちゃんです。
眼力(めぢから)の女。冴子に一睨みされると大の大人も竦んじゃいます。
素顔の亜実ちゃんはよく笑う面倒見の良いお姉さんタイプです。
撮影のない日にも「凛ちゃんどうしてるだろ」と心配するお姉ちゃんぶりを発揮してます。



園咲若菜 役/飛鳥凛ちゃん

園咲家の次女、風都で人気のタレント若菜姫こと園咲若菜役は飛鳥凛ちゃんです。舌打ちが癖で二面性のある若菜。劇中では姉・冴子に反抗的な態度をとったり、婿・霧彦さんにも食ってかかります。
一筋縄ではいかない姉妹関係ですが、オフでは亜実ちゃんとすっかり仲良くなり、亜実ちゃんのことを「お姉ちゃん」と呼んでいます。
現在、若菜姫プロジェクト進行中。
詳しくはこちら↓
http://windwave.jp/




ゲスト

楠原みやび 役/川田希さん

今回の依頼人。目的達成のために子供を利用することも辞さない鉄の女政治家、楠原みやびを演じて頂いたのは川田希さんです。
舞台の経験が豊富で声を張ったお芝居は政治家にぴったりです。
自分の出番が終わってもそのまましばらく残って他の出演者のお芝居や黒沢監督の演出をじっと見てらっしゃいました。現場が大好きなんですね~。



楠原あすか 役/大村ららちゃん

大きな瞳が印象的なららちゃん。どこか影のある寂しげな笑顔とにっこり可愛い天真爛漫な笑顔。小学校1年生とは思えない演技力で漣くんと渡り合います。




(文責・高橋一浩)




(監修・塚田英明)

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