最終話『ヒミコ強奪』
2010年9月15日放送
おかしな&悩める&親子のような刑事
9係の各々のデスク――
青柳「矢沢……(最近、妙子の様子がおかしい。何か隠している)」
矢沢「何ですか?」
青柳「いや何でもない」
矢沢「深刻な顔をして気持ち悪いな。どうせ妙子さんの事でしょう。この間も妙子さんのライブ聴きに行ったら、妙子さんの追っかけ来てましたよ」
青柳「お前、妙子のライブいつ行ったんだ?」
矢沢「あれ、言ってませんでしたっけ、早苗ちゃんと福太郎が帰ってきてるんで、三人で行ったんです。妙子さん、福太郎のためにディズニーのメドレーを歌ってくれて。福太郎も大喜びです」
青柳「妙子、何で俺に話してくれなかったんだろう……」
矢沢「……」
実は今日は青柳は忘れてるが青柳の誕生日で、矢沢と妙子と早苗は青柳の為にサプライズバースデイコンサートを計画していた。
村瀬「小宮山君、例の件(14係の主任として来ること)OKだろうね」
志保「悩んでるの」
村瀬「なに!主任じゃ、不満なのか?そうか、主任の上となると、係長、いやそれは……」
志保「ちょっと、私は肩書きなんてどうでもいいの」
村瀬「なに!それでは俺が不満なのか?」
志保「もう、そんなわけないでしょう」
村瀬「だったらOKということか」
志保「私、9係好きなの」
村瀬「なに!俺と9係、どっちが好きなんだ?」
志保「あんた、アホ?」
二人の会話はえんえんと続く――。
直樹「係長、大事なお知らせがあります」
倫太郎「何でしょう」
直樹「倫子さんの店、来週水曜の9月15日でちょうど3か月になります」
倫太郎「あっそう」
直樹「ちょっと、もっと感動して下さいよ、倫子、よくやったって」
倫太郎「まだ三か月でしょう」
直樹「もう、父親なんだから、何かないんですか?」
倫太郎「うん、頑張った」
直樹「そうでしょう、それで開店三か月のパーティを倫子さんの店でやることになりました。係長も当然来てくれますね」
倫太郎「考えとく」
直樹「ちょっと……あと9月15日の夜はさらに凄いことがあるんです」
倫太郎「なに?」
直樹「テレビ朝日の夜9時から、『新警視庁捜査一課9係』の最終回です」
倫太郎「浅輪くん、僕、それを観るから、倫子のパーティはパス」
直樹「係長!!」
THE END