東映ホーム > テレビ > スーパー戦隊VSシリーズ劇場 > あらすじ一覧 > BATTLE-8 星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー(後編)

テレビ

BATTLE-8
星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー(後編)

2010年7月18日(日)あさ6:30~

あらすじ

 奪われたギンガブレスで、ゼイハブを蘇らせてしまうグレゴリ。さらに魔獣ゲルマディクスは地下深くで、地球の力を吸い取って自らの傷を癒し、さらに強力に蘇ろうとしている。そして魔獣の起こした振動で海に落下してしまう健太とリョウマ!
 だが残されたギンガマンとメガレンジャーのメンバーは、敵の手に渡ったギンガブレスの位置を突き止め、儀式の行われている鬼岩島に乗り込む。それに対し、復活させた大量の魔人を繰り出す宇宙海賊。さらに、傷ついたヒズミナもネジレジア復活の執念で、鬼岩島に辿り着いてギンガブレスを狙う。絶海の孤島で三つ巴の決戦が始まる!
 リョウマは、健太は駆けつけられるのか?魔獣はやはり蘇ってしまうのか?地球を覆うバリアを破って星獣たちを帰還させるための「アース」と「科学」が力を合わせた秘策とは?唸れギンガの光!インストール戦隊魂!

みどころ

 ということで、あらすじの通り目が離せない後編ですが、ここで皆さんにご注意頂きたいことがあります。トップの放送時間もそうなっていますが、改めて……

◎次回「BATTLE-8」の放送は、7月18日となります。
 7月11日の日曜日は「スーパー戦隊VSシリーズ劇場」の放送はありません。

※ちなみに7月11日は「天装戦隊ゴセイジャー」の放送も休止となります。
※7月11日の仮面ライダーWは、通常通りの放送となります。

 後編はもう、アクションに次ぐアクションのクライマックスなのに……うーん、2週間がとても待ち遠しいですね。
 このホームページの更新も、7月4日から二週間後ということになりますが、時間が開いて前編のお話を忘れかけたりしたときは、放送直前にまたBATTLE-7や今回のHPを見て、お話を思い出す助けにして頂けたりすると幸いです。

 ところで、放送されているVSシリーズのスタッフタイトルに注目して下さってる方っているでしょうか?まあ作品の内容と直接の関係はないのですが、長く関わっている者としては、十年以上前に作られた作品のタイトルロールに出てくる名前に、色んな想いを持ったりするものです。既に退社や引退をされた先輩や師匠たちの名を発見して懐かしんだり、逆に当時から今まで変わらず重要パートの第一線に居る方の鉄人ぶりを認識したり、或いは、今は戦隊シリーズを支える柱になって下さってる竹本監督や中澤監督の名が、まだ助監督としてクレジットされていたりするのも感慨深いものです。

 今回は、そんなクレジットの変遷が興味深い一人の気鋭に、寄稿頂きました。
 前回ゴセイジャーのみんながギンガマンの衣装を身につけていましたが、その撮影現場での記念撮影をひときわ楽しんでいた、天装戦隊ゴセイジャーのプロデューサーの若松豪さんからのメッセージです。若松さんが十数年前にアシスタントPとして、初めて1年ガッツリ通して取り組んだ作品が「星獣戦隊ギンガマン」だったのです。そんな思い出の戦隊の衣装を、現在チーフとして取り組むゴセイジャーのメンバーが着ているのですから、テンション高くなるのも当たり前。
 ということで、そんな若松さんに、ギンガマンの思い出、さらにそこから今のゴセイジャーに繋がる想いなどを語ってもらいたいと思います。んでは、若P、ドゾー!

「ギンガマンVSメガレンジャー」VSシリーズ劇場放映によせて

 若松であります。
 入社、配属の約一年後、プロデューサー補として初めて携わった番組が「メガレンジャー」、正確に言うと折り返し地点の第26話からで、そのまま「ギンガマン」の最後まで戦隊チームに在籍していました。このVS作品は、ギンガマンのテレビシリーズの撮影中に制作されたものです……たしか。
 済みません、正直に言って、ちょっと当時の記憶が曖昧なんです。なので、この「VS作品」に限らず、当時の「メガ」から「ギンガ」の日々のことを、おおよその記憶を辿りながら綴ってみることにします。

 新人APとして、ある日突然、右も左も分からないままに戦隊チームに加わったわけですが、子供の頃以来戦隊作品を観ていなかったし、何をやるにも覚束ないところがあって、ただひたすらチーフ・高寺Pや武部P、そのほかのスタッフ、キャストの皆さんにくっついて少しずつ学んでいくほかありませんでした。番組にしっかり貢献した、という実感はあまりありません。
 ただ、最初っから楽しかったんです。「メガ」の五人は当時年齢も近くて色々な話ができましたし、そして長石多可男さん、田﨑竜太さんら監督陣の知性や躍動感あふれる演出にも圧倒され、あと、それこそ「メガレンジャーVSカーレンジャー」で、カーレンジャーのレギュラーの皆さんとも仲良くさせていただいたりで、あっという間に“戦隊生活”にどっぷりと漬かっていました。

 そんな最中、気が付くと「ギンガマン」の企画立案に参加していました。
 「メガ」の世界観とは別の、王道のファンタジー戦隊を作る、という高寺Pの陣頭指揮のもと、メイン監督の田﨑さんやメインライター・小林靖子さんとの、濃密な打ち合わせの日々が始まりました。打ち合わせの時間はいつも大体10時間以上におよび、僕が実質貢献できたかどうかは怪しいものですが、でも連日皆さんと深夜まで発想をぶつけ合って、次第にギンガマンの礎ができていった。
 すると、自分の中で面白いことが起こりました。一応当事者としてフルに参加していたので、ギンガマンという作品における「アリやナシや」の判断が、どんな局面においても瞬時にできるようになった。この経験は現在に至るまで強烈に心に刻み込まれていて、番組の枠を問わず、僕の作品創りのスタンスに、少なからず影響をもたらしていると思います。

 しかし今振り返ると、まあよくやっていたと思います。ギンガマンがクランクインして以降も、撮影所での深夜におよぶ打ち合わせのあと、高寺Pとさらに話しこみ、二人で早朝の撮影隊の出発を見送ってから撮影所そばの独身寮に帰って仮眠をとる、という日々を送っていました。寮に帰ってから一日の終わり、自室で布団に入るまでの純粋な自分の時間は、大袈裟ではなく一日平均1分30秒くらい、てなものでした。
 しかも毎晩のようにサブタイトルや技名、敵や味方の名称などなど、高寺Pにアイディア出しを宿題として命じられ、でもそういう作業は実は嫌いじゃないもんで(高寺Pは見抜いていたのでしょう)、睡眠時間など考えず、嬉々としてやっていました。案はそう簡単には採用されませんでしたけれど、新人の僕にそんな“やりがい”を与えて続けて下さった高寺Pには、感謝しています。
 しかしそれだけ番組作りに付き合っていると、「ギンガマン」が完全に生活の主柱となっていって、「ギンガマンが在るからこそ僕自身が存在しているのだ」という、ちょっと歪つな境地にまで行ってしまった瞬間もあった。

 そんな当時の僕を支えてくれていたのは、やはり周囲の皆さんでした。高寺Pとは「僕は高寺さんの携帯ストラップか?」というくらい一緒にいたんですけれど、高寺Pや田﨑監督、その仲間の皆さんのお話やノリはどこか客観性というか余裕がありましたし、その奥には「俺たちで良質な番組を創る」というストイックかつ厳しい覚悟も感じられ、そこに一員として自分がいる、という充実感を与えて下さいました。
 そしてメインライターの小林靖子さんやスタッフの皆さんも限りなく真剣に番組を愛し、バックボーンを強固なものにして下さって、回を追うごとにギンガマンという作品の質が高まっていくのを体感することができました。

 さらに当時、撮影所周辺にはメガ5人、ギンガ5人が常時そばにいまして……まさにみんなで作っている感がありました。
 繰り返しになりますがメガレッド・健太こと大柴くん、ブルー・瞬こと松風くん、ブラック・耕一郎こと江原くんたちとは、年も近い男同士として話も合ったし、何より彼らは屈託がなくて、話すだけで勝手に元気をもらっていました。メガイエロー、ピンクの東山さん、田中さんもすごく人懐っこくて、皆でよくご飯を食べに行ったりして、チーム感が強まっていった。
 そしてギンガの5人は、設定が高校生戦隊のメガと少し違っていて皆さんの実年齢もばらばらだったのですが、それこそ最年長で偉大なる先輩、「カクレンジャー」の“サスケ”かつギンガの“兄さん”こと小川輝晃さんが、6人目の“黒騎士”としてみんなをまとめて下さっていて、お陰様でギンガマン5人と小川さんは“牧歌的で気さくな仲間たち”という雰囲気で、撮影所やロケ現場でも友人のように仲良くしていただいていて、今も彼らとはたまに連絡を取り合っています。ゴセイジャー、epic19でご出演いただいた小川さんが衣裳合わせで撮影所に来られた時、僕は思わずリョウマ口調で「兄さん!」と叫んでしまいました(ギンガマンをご存じない方には申し訳ございません)。

 さて、「ギンガVSメガ」に関して。
 「ギンガの森」ロケで那須高原にギンガの6人、メガの5人と行って、空の広い、あまりにも気持ちのいい場所(長石監督が見つけて下さいました)で二つの作品のキャストの皆さんが仲良くされているのを見て、全く違う二つの番組世界が繋がっている、というまさに「VS作品」の醍醐味を、肌で感じることができました。もっと言うと、「ああ、戦隊の若さや熱さや楽しさって、ほかの番組では伝えられない、貴重なものなんだなあ」と。
 僭越な言い方になりますが、それは“戦隊もの”というひとつのジャンルが自ら持っている意義、それを継いでいくことの意味を、僕自身が感じた瞬間だったかも知れません。

 この「ギンガマンVSメガレンジャー」という作品は、長石監督はじめ現場スタッフの皆さんと、キャストの皆さんの創意工夫に満ちており、いまに至るまでの“戦隊”の路を照らしてくれました。現行の作品「ゴセイジャー」を担当している僕にとっても、大変貴重な、いわば“大金字塔”であります。
 是非多くの方々に、ご覧いただきたいと切に願います。

 もちろん「ゴセイジャー」も、テレビシリーズの面白さと夏の劇場版のスペシャル感が相乗効果を産んで、ノリに乗ってきています。
 ヤバいぜ戦隊!
 VS劇場もゴセイジャーも、面白過ぎるぜ! 
 “俺イック”ことワカマツゴウが言うのだから、間違いありません。

 だよね……大森P。

【若松 豪】(わかまつ・ごう) 東映(株)テレビ企画制作部プロデューサー。「電磁戦隊メガレンジャー」「星獣戦隊ギンガマン」にてAPを務める。その後「はみだし刑事情熱系」「京都地検の女」「大奥」「土曜ワイド劇場」など様々なジャンルのドラマをプロデュースする。2010年、「天装戦隊ゴセイジャー」にて12年ぶりに“戦隊”に復帰。

データ

【星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー】
1999年リリース http://shop.toei-video.co.jp/shop/ProductDetail.do?pid=DSTD02023
脚本:荒川稔久/監督:長石多可男

【星獣戦隊ギンガマン】
初回放送:1998年2月~1999年2月 テレビ朝日系列にて
出演:前原一輝・末吉宏司・照英・高橋伸顕・宮澤寿梨・小川輝晃、ほか

【電磁戦隊メガレンジャー】
初回放送:1997年2月~1998年2月 テレビ朝日系列にて
出演:大柴邦彦・江原淳史・松風雅也・田中恵理・東山麻美、ほか


(文責:日笠淳)

リンク

> テレビ朝日公式サイト
> 東映AG スーパー戦隊ネット
> 東映 天装戦隊ゴセイジャー

同じジャンルのコンテンツ

関連リリース