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テレビ

BATTLE-4
激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー(後編)

2010年6月13日(日)あさ6:30~

あらすじ

 ボーゾックのSS[スタスタ]スタタンゾ(←なんか名前書きたくなるヤツ)の「家出したくなるハイオクガソリン」によって連れ去られてしまった、オーレッド・吾郎。そしてボーゾックと手を組んだバラモビルが、吾郎を車人間に改造する準備を進めていた。
 一方、カーレンジャーが働く工場を訪れる、オーレンジャーの三浦参謀長。オーレッドを敵の手に渡した罪で軍事裁判にかけられる、と怯えるレッドレーサー・恭介に対し三浦は「カーレンジャーがオーレンジャーロボで敵のアジトに突入せよ。それなら恭介の罪は問わない」と申し出る。是非もなく提案を受ける恭介。
 だが……カーレンジャーの五人を待っていたのは参謀長による修行、凛々しく逞しいオーレンジャーのような戦士に鍛え直すための厳しい試練の数々だった。果たしてカーレンジャーは修行をクリアし、オーレンジャーロボに乗れるのか?
 そして、カーレンジャーとオーレンジャーに対する、暴走皇帝エグゾスの最後の切り札とは!?

みどころ

 次回のVSG(と勝手に略してしまいましたが)、上のあらすじからも感じられるかもしれませんが、前半はカーレンVSオーレンというよりも「カーレンジャーVS三浦参謀長」と言った方がしっくりくるような展開。ギャグ満載のカーレンジャーと、あくまで真面目に熱いオーレンジャーの指導者の対比が(捕らえられて苦しむオーレッドには申し訳ないけど)思わず笑いを誘うシーンがあちこちにあります。先週も書いたように、この作品の大きなみどころです。
 ただそれを乗り越えれば、正義の心の戦隊同士。
 「力を合わせろ、スーパー戦隊!」(from次回予告)

 ということでこのフレーズを生み出した、この番組のメイン構成と総合演出をやって頂いている鈴村展弘監督が、視聴者の皆さんへ向けた文章を、このホームページのために寄せてくれました!(無理やりお願いしたという説もあります)
 そのメッセージを、最後に紹介いたしますたたんぞ。

 みなさん、スーパー戦隊VSシリーズ劇場を見て下さってありがとうございます。楽しんで頂けてますか?監督の鈴村です。
 今回やるにあたって、過去のスーパー戦隊を見返したのですが、戦隊と一言でいっても本当に色々な作品があったんだなぁと改めて驚かされました。身も蓋も無い事を言ってしまうと、戦隊シリーズは30分の中で悪者が何らかの形で人々を襲い、そこへ戦隊チームが駆けつけて戦いになり、最終的には敵が巨大化して戦隊側は巨大ロボで応戦して悪者を倒すという、私が子供の頃に見ていたバトルフィーバーから変わらない構成。ですが、その決まり事の多い中で○○戦隊と決めてその作品の色を出していく。これ、ものすごく大変な事だと思いませんか?
 「去年と同じじゃん」とか「こういうの前あったよね」とか言われないように非常に良く考えられていて新たな試みに挑戦してたりするんです。例えば敵の組織の目的も、世界征服だけでなく地球の破壊や人間への復讐だったり、金儲けになるから地球にきたりと非常にバラエティーに富んでます。敵が巨大化する方法1つとっても様々で、本当によくこんなアイディアが出るなぁと感心してしまいます。
 他社作品で現在私が監督している大魔神カノンという作品があるんですが、その作品のように何もないところに1から作る作業も、本当に大変なんです。いままでに例がないからどういう作品作りにするか、というような。しかし、戦隊シリーズや仮面ライダーのように過去に同じシリーズの作品があると、去年より今年、今年より来年のほうが面白くしなければといういわばノルマ的な事があると思うんですよね。「やっぱり昔の作品のほうが良かった」なんて言われると辛いですもんね。出来の良い兄貴がいると弟達が辛い的な(笑)。
 だけど同じようにシリーズと呼ばれる戦隊とライダーでも、またその作り方が違うと思うんです。今の仮面ライダーは基本(シリーズとしての)決まり事が少ないから前作とはガラリと違う世界観にする事が出来たり、「これって仮面ライダーなの?」というぐらいデザインも奇抜にしたりしていると思うんです。だけど戦隊はがっちり決められた基本のフォーマットがある中で、いかに趣向を凝らしていくかだと思うんですよね。デザインは基本5色の戦士ですから、どうかすると親御さん達は新番組が始まっても最初は変わった事に気づかなかったりするかも……でも、そんな中に強烈な個性を盛り込む事によって、皆さんの中に新しい戦隊が認識されていく。そうやって30年以上やってきたって事がやっぱりすごいですよね。
 今回のVSシリーズ劇場で私は演出だけでなく脚本も書かせてもらっているので、そんな戦隊シリーズの深さを知りながら、更にこのVSシリーズ劇場としての新しい事を出来ればと考えています。
 本作のナビゲートはゴセイジャーの5人にやってもらっているわけですが、ただ出演するだけでは面白くないと考えて、ゴセイジャーの世界の5人より少し素の役者さんの要素を出してもらったり、いつもより明るめな芝居をしてもらったりしています。ゴセイジャーであってゴセイジャーじゃない、アナザーゴセイジャーとでも言いましょうか。それ故にゴセイジャーの世界では出来ないような事を色々盛り込んでいます。この先5人がコスプレしたり、歌とか歌っちゃったりするかもしれません。(日笠さん、勝手に色々言ってすみません)
 これからも見て損のない構成にしていきますので、本編の部分とナビゲーションの部分と併せてお楽しみ頂ければと思います。

【鈴村展弘】1992年TV「特捜エクシードラフト」で助監督となる。2000年「仮面ライダークウガ」総集編で初監督。以後、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズのほか、実写版セーラームーン、Sh15uya、など多くの作品の演出に携わる。今年の本作以外の仕事として、舞台「リセット3・2・1…」プロデュース(原案・演出)、TV「大魔神カノン」監督、など。特撮NewType掲載の、本作に関するインタビューも興味深い。イケメン監督との説もあるがあと5kg痩せるといいのに。

データ

【激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー】
1997年リリース http://shop.toei-video.co.jp/shop/ProductDetail.do?pid=DSTD02021
脚本:浦沢義雄/監督:坂本太郎

【激走戦隊カーレンジャー】
初回放送:1996年3月~1997年2月 テレビ朝日系列にて
出演:岸祐二・増島愛浩・福田佳弘・本橋由香・来栖あつこ、ほか

【超力戦隊オーレンジャー】
初回放送:1995年3月~1996年2月 テレビ朝日系列にて
出演:宍戸勝・正岡邦夫・合田雅吏・麻生あゆみ・さとう珠緒・宮内 洋、ほか


(文責:日笠淳)

リンク

> テレビ朝日公式サイト
> 東映AG スーパー戦隊ネット
> 東映 天装戦隊ゴセイジャー

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