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京都人情捜査ファイル

DATA
テレビ朝日系にて毎週木曜よる8時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第6話 FILE6
2015年6月4日放送
全国各都道府県の警察には、犯罪による被害者やその家族を支えるため、犯罪被害者支援室が設けられている。
本来、支援室の人間に捜査権はない。だが、彼ら「特捜班」は人知れず捜査し、事件の早期解決をめざす。
被害者と家族の心を救うために!




あらすじ

 元捜査一課の鬼刑事・中山(演・綿引勝彦)のひとり娘(演・小宮有紗)が射殺された。ただの女子大生がなぜ拳銃で殺されたのか? やがて凶器は改造銃であることがわかり、事件は中山が刑事時代に逮捕した何者かによる報復ではないか、と思われた。
 中山の妻・陽子(演・山下容莉枝)は、娘が死んだのは夫が刑事だったからだ、と中山を責める。支援にあたった戸隠(演・高橋克典)も仁美(演・松下由樹)も嗚咽する彼女にかける言葉も無い。そんな中、中山が戸隠に尋ねる。過去に妻を殺された戸隠はその悲しみをどう乗り切ったのか、と。
 戸隠は中山が娘の復讐を遂げるつもりではないかと思い、その復讐を止める為、岩瀬(演・松平健)に“特捜支援”の許可を求めた。


みどころ

 犯罪被害者家族の心を救う物語『京都人情捜査ファイル』、いよいよ最終回。戸隠鉄也、最後の支援です。
 今回のメインゲスト(=被害者家族)は、娘を失った父親。これまでの被害者家族は悲しみにくれるしかない弱者でしたが、今回は少し違います。元警察官、それも犯罪者から鬼と恐れられた敏腕刑事です。すなわち「犯人を捜し出して殺すスキル」を持った人物なのです。戸隠VS復讐の元刑事。そういった構図を盛り込んだ、いつもとは一味違うスリリングな特捜支援をお送りします。「愛する者を殺された過去を持つ刑事」という共通する境遇なだけに、戸隠としても被害者家族の気持ちが痛いほどわかる。だが「引退したとはいえ、鬼の中山は府警の宝(岩瀬・談)」、彼の暴走は止めなければならない。果たして、緊張感マックスの特捜支援の行方は?
 《ここから若干のネタバレ注意。 ※事前に情報を入れたくない方は読まないでください》
 いきなりここで、こぼれ話風になってナンですが、『京都人情捜査ファイル』の脚本づくりは毎回大変でした。よる8時台のエンタテインメントとしては、安心して見れるハッピーエンドのドラマにしたいのですが、犯罪被害者支援室という題材は本当に難しい! というのも、大切な人を亡くした被害者家族にとって心からハッピーなエンディングというものがあり得ないからです。なぜ大切な人が死んだのか、誰にどうやって殺されたのか、それもわからずに二重三重に苦しむ心を、せめて少しでも楽にしてあげたい。戸隠たちは、その「心を楽にする」という「ホンの少しのハッピーエンド」の為に、大がかりな特捜をするのです。バレたら自分たちが大変なことになるにも関わらず……なんていうか主人公たちは、とても優しいヤツらです。
 そういう意味では、今回の「復讐鬼と化した被害者家族を止める」というエピソードは、どうすればハッピーエンドを見出せるのかが、相当に難しいお題でありました。復讐を止めて、殺人はいけません、と言えば、それでいいのか? それはドラマ的にハッピーエンドと呼べるのか? 被害者の心は救われるのか? あるいは、逆に復讐を遂げればいいのか? うーん。娘を殺された父親が主役の復讐ドラマだったら、それで良いですよね。でも、本作は違います。犯罪被害者支援室のドラマなのです。じゃあ、どういうラストが望ましいのか? ねえ、どうなのよ、吉本さん!(※メイン脚本家の吉本昌弘さん)
 とまあ、シリーズを通して吉本さんはじめ脚本家の皆さんには大変な思いをさせてきたのですが(笑)、ここまでは毎回、痛快娯楽時代劇タッチの活躍と「ホンの少しのハッピーエンド」でじわっと泣けるエンディングを両立させてきたと自負しております。そして、今回も最終回に相応しいラストをご用意出来たと思います。『京都人情捜査ファイル』いよいよ最終回! その結末は放送でお楽しみください!

(文責・プロデューサー 塚田英明)


5月28日放送分こぼれ話

渡辺勝也監督、京都へ。
『京都人情捜査ファイル』FILE5を担当して頂きました。

先週、塚田Pも書いておりましたが…
東映の戦隊や仮面ライダー等特撮作品を多く監督されている方です。

私も渡辺監督とご一緒するのは『ゴーバスターズ』以来。
その時、私は右も左もわからない現場の進行を務めていたので、
渡辺監督からはたくさんの教えを頂きました。
今でも印象に残っていることがあります。
初対面の際、ご挨拶へ伺うと…
渡辺「仕事をしてるふりをしてください」
井元「え?」
最初は全く意味がわかりませんでした。
後日その意味を伺うと…
「仕事をしてるふりをしようとすると、自ずと仕事をすることになるのです」
その言葉の意味深さに、驚いてしまいました。
その時の現場では、何か仕事を探そう探そうと、空回りしていた部分が多くあり…
この言葉のおかげで、肩の力が良い意味で抜けました。
渡辺監督の言葉に助けられたのでした。
このような形で、またご一緒できて本当に嬉しかったです(^o^)

そして、今回のFILE5では、鈴木裕樹さんと西興一朗さん。
お気づきの方、多いとは思います。
そうです!お二人とも戦隊のレッドです(^o^)
鈴木さんは、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の主役・漢堂ジャン/ゲキレッド役。
西さんは、『爆竜戦隊アバレンジャー』主人公・伯亜凌駕/アバレッド役。

お二人の並んだシーンは、まさにレッドのコラボレーションでした(笑)

渡辺監督も、京都の警察ドラマでお二人と再会するとは思っていなかったようです。

さあ、来週はいよいよLAST FILE。
乞うご期待m(__)m

(文責・プロデューサー補 井元隆佑)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「放送後記」
ご視聴ありがとうございました
第6話「FILE6」
2015年6月4日放送
第5話「FILE5」
2015年5月28日放送
第4話「FILE4」
2015年5月21日放送

INFORMATION 番組情報

CAST
戸隠鉄也………高橋克典


吉崎仁美………松下由樹


清水安裕………尾美としのり

星野佳世………高部あい

花園健…………鈴木貴之

仲田周平………渡辺邦斗

加藤善浩………石丸謙二郎


岩瀬厚一郎……松平 健

STAFF
【脚本】吉本昌弘、李 正姫、松本美弥子 ほか

【音楽】沢田 完

【監督】兼﨑涼介、濱 龍也 ほか

【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)

【プロデューサー】池田邦晃(テレビ朝日)、塚田英明(東映)

【主題歌】山下達郎「マイ・ガーディアン・エンジェル」(ワーナーミュージック・ジャパン)

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