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科捜研の女 season19

DATA
2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

最終回を終えて ご視聴ありがとうございました
放送は終了いたしました

【FROM PRODUCER】

檀れいさんに首を絞めてもらった2月、
猫を愛でた3月、
パンダを愛でた4月
お茶博士に会いに行った5月、
炊飯器に入るサイズの仏像は座像か立像か考えた6月、
家中のピンヒールをふりおろした7月、
自分の部屋のきたなさを沢口さんに力説してマリコ部屋の散らかし方をディスカッションした8月、
納豆菌大量に入れてパンを焼いた9月、
ラブレボリューションと鈴木あみを監督に歌ってプレゼンした10月、
タライに入った11月、
パン耳ステーキを焼いた12月、
温泉アイドルと踊った1月、
アガサクリスティ感に浸った2月、
振り返れば楽しすぎる一年でした。
うちのスタッフチームは、キャストチームは、最強でした。

そして、この東映公式ホームページを読んでくださっている皆さまは、
かなりコアなファンの方々だと推察しております。
だから、正直に告白しますと、皆さまに対して勝手に親しみを感じ、「みどころ」コラムはいつも、オフ会みたいな気持ちで、ファン仲間に語るような気持ちで、書いていました。言葉を飾らずともわかってもらえるような不思議な安心感のある、特別な場所でした。

まだ帰りたくないけど!また逢う日まで!ありがとうございました。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)



断続的とはいえ京都に一年以上いたら、
今まで朝食を抜かしがちだった私が、
毎朝トーストを食べるようになりました
(撮影所の食堂にモーニングメニューがあるんです)。
ジャパニーズカルチャーの真髄を伝えつつ、
実はパンとコーヒーの都でもある京都。
東京に戻り、また朝は食べたり食べなかったりになってしまいましたが、
甘く香ばしいバターの匂いと、
ビターで芳しいコーヒーの薫りを、
恋しく感じる日が来るような気がしています。

『科捜研の女』ホームページをご覧の皆様には、
一年間のご愛顧、改めてどうもありがとうございました!
視聴者の皆様、一年通してワンチームだったスタッフ、
沢口さんはじめキャストの皆様、
毎回針の穴に糸を通すような監修をしてくださった先生方や、
取材にご協力いただいた専門家・当事者の方々、
毎朝美味しいトーストを焼き上げてくださる撮影所の食堂の方……
お世話になった方が多すぎて書ききれないぐらいの一年でした。

「パンの科学」は第20話で少し登場しましたが、
あの時は「納豆」と「ヨーグルト」がメインテーマだったので、
こんど掘り下げたいなぁ、と科学ネタを考えてしまう癖もなかなか抜けません。
またいつか、番組を通して、皆様にお会いできましたら望外の幸いです
(そして、4月からは内藤さんの『警視庁・捜査一課長2020』もお楽しみに!)。

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)





科捜研の女season19 最終回スペシャル、いかがでしたでしょうか。
「私は、マリコは、再鑑定を依頼された今回のケースに対する熱意だけでなく、京都府警科学捜査研究所へ着任してからの20年分の思いを込めた脳の状態になっています」と撮影前の打合せでお話しくださった沢口さん。
「支え合うみんな、見守ってくれる人たちがいてこそ輝くマリコさんの活躍というものを存分に見せていきたいです」と応えた西片監督。

“マリコさんがいてくれてよかった”

ご視聴いただいたみなさんにそう思っていただいているのであれば、われわれ制作陣としてこんなに幸せなことはございません。

※以下ネタバレに当たる内容は避けて書いているつもりですが、まだご視聴でない方は配信放送などをご活用の上お読みいただけますと幸いです!

「西片組、本日予定通りロケーション決行します」

撮影初日、暖冬とまで言われていた今年にまさかの雪が!やはり持っているのがこの男、西片友樹監督です(笑)
西片監督と言えばシーズン15の第15話「七枚の迷宮」で科捜研の女シリーズの監督としてデビューしたわけですが、そのデビュー作から寒波による豪雪に襲われ“雪男”の異名も持ってしまったのは今や有名な逸話ですよね。
ただ、今回の雪は実はラッキーだったりもしたのです。と言うのも、メインタイトル明けのあのめちゃくちゃかっこいい逮捕シーンは監督自ら事前の打合せで「雪降らし」をプランにしていたのです!スノーマシンの雪と実際の雪が混ざる幻想的な現場での捕物となり、今や時代劇・現代劇問わず多方面でご活躍される西片監督には流石と言わざるを得ません!ただし物語後半の現場検証でチラつく雪はまったくの別日で、想定外のものでした(笑)

また、今回の監督は現場にサントラとイヤホンを携行して劇伴を聴きながらスタートを掛けるなど、音楽付けにも強いこだわりを見せていました。
仕上MA作業でも今シーズンではまだ付けてこなかった劇伴がどんどん出てきて面白かったのと、この音楽のバリエーションこそまさに科捜研シリーズの歴史を物語っているなと、音楽の川井憲次先生の凄さを改めて実感させてくれたのが印象的でした!

「きれいはきたない きたないはきれい」

シェイクスピア作『マクベス』からの有名な一節を引き、たとえ同じ物を見ていてもある者からの見た目と別のある者からの見た目は異なり、その矛盾の中にこそ真実があると妖しく示唆する小説家・芳賀悦郎。裁判の主賓=被告人・芳賀を演じてくださったのは、田中要次さんです!
冒頭からこのハイライトをプレビューする構成は、まさにスペシャル!といった感じでテンションが上がりましたね!脚本・戸田山先生のおしゃれな仕掛けです!
われわれ視聴者としては、今まさに断罪され刑罰の有無を言い渡されようとしているこの芳賀という男を一体どのような目で見ればよいのか、飛び込んできた「鑑定人」と呼ばれているマリコの存在も併せて気になり、開始数分ですでに手に汗握り、上体は前傾してしまいます(笑)

「父さん!」
「父さんって…!?」


そして!榊󠄀伊知郎こと小野武彦さんもスペシャルゲストでご出演くださいました!
マリコさんのお父さんで、日野所長の前の所長で(by亜美)、今は科学鑑定監察所の科学監察官をやられてる(by宇佐見)…と、伊知郎とは初対面となる呂太くんには先輩たちからやさしく説明が入ります。
今シーズン第1話で登場した科学警察研究所の橘つかさ(演・檀れい)からマリコへの直々の再鑑定依頼をマリコパパである榊󠄀監察官が持ってくるという設計もアニバーサリーイヤーならではですし、通年放送の初回と最終回の点と点が繋がったようでとても心地のよいストーリー導入に感じられました!

「いささか、公私混同でしたかな」
「充分、公私混同ですよ」

科捜研の女コンプリートブック内のインタビューでは「父親なんだからたまにはマリコに会いたい!!」とおっしゃっていた小野さんですが(P59)、今回の登場ではまさにその希望が如実に叶っていたのではないでしょうか(笑)
芳賀裁判の裁判員に選ばれている矢部晋平(演・六角慎司)と食事に出てしまったり、土門刑事と飲みに行っていたりと、お互いに何となく気恥ずかしいのか、業務上気を遣い合っているのか定かではありませんが親子二人でいる場面は少なめ。ですが、マリコのいないところで出る話題は、もちろんマリコのこと。土門さんに突っこまれて照れている伊知郎の姿に、娘への愛ある眼差しを感じましたね。

ところで、内藤さんと小野さんのおばんざい屋での場面、間々に回想が入るものの、お芝居としてはワンストロークのやや長めのシーンでしたが、お二人の楽しそうなやりとりとテンポの良い会話劇は見ていて軽快で、ずっと撮影していたくなるような味がありました。この後ふたりはどんなお話で盛り上がるのだろうなどと見入っているうちに撮影は終わり、分量の多い場面だったのにもかかわらず気づけば現場は巻いていて、恐れ入るばかりでした(笑)

「これは単なる20年前ではなく、もはや異世界です」

さて、今回のスペシャルの目玉、過去と現在を往来するメイン舞台となったうつくしい洋館のロケセット、いかがでしたでしょうか。監督もロケハンでは色々な候補地を見て悩んでおりましたが、最終的にここに決めてよかったと振り返るほどパワーのある建物でしたよね!
各部スタッフを交えての最初の打合せの際、アガサクリスティ好きな中尾Pが強調したコンセプトは「異世界感」です。「これは単なる20年前の回想ではなく、もはや異世界なんです」と。
「雷冥荘」と名の付いたその別荘は、その名の通り雷が鳴り響く山奥にあり、別荘の所有者で射殺された写真家・狩野篤文(演・比留間由哲)やその妻で元女優の市香(演・河井青葉)、バイオリニストの山木弾正(演・東根作寿英)、グラビアアイドルの江草薫子(演・宮地真緒)、そして小説家の芳賀悦郎など、「砂の器」に出てくるヌーボー・グループのような異色の才能を持った人間たちが集う、まさに“異世界”です。この世でもなくあの世でもない、まったく別の世界で起きたようなクローズド・サークル・ミステリの世界観をご堪能いただけたのではないでしょうか。

山木役の東根作さんは少しの空き時間でも
バイオリンの練習に励まれました!

文化財として保護されてもいるロケ地で、技術パートのスタッフは躍動的でした。特に「雷冥荘」の名を冠するのに重要になってくるのは、雷です。照明部のスタッフは異世界のライティングをしながら要所要所で雷光を入れなければならず大忙し!そんな状況下でも自分が雷光を担当したいのだと若手スタッフがチーフに意気を見せている姿などは雰囲気の良い現場の象徴のようでした。ただ、テストで上手く出来ないと即刻チーフ以上のベテランスタッフに選手交替してしまうので厳しい世界も垣間見えました(笑)
雷の演出というのは現場だけでなく、仕上パートでも難しいのですが、前回放送の第33話で若い世代ながら音響効果技師として見事デビューを果たした杉中さんが、今回は助手としてですが的確に効果音のバランスを取ってくれました!

京都府と兵庫県の境にある加美鳴沢別荘エリア
呂太の“府県境遊び”は現場でも大ウケでした(笑)


レトロでクラシックな異世界へ再鑑定のための手掛かりを捜査しに行ったマリコたち。持ち帰ってきた証拠もやはり、レトロでクラシックな物ばかり!でも…

   「たとえ20年という時間の壁があっても、科学は嘘をつかないわ」

この言葉に呼応するように姿勢を正し引き締まるメンバーが印象的な場面でしたね!
それに引き続く再鑑定のシーンでは、鑑定モンタージュの末尾にハイスピード撮影によるメンバーそれぞれのパーソナルショットを入れ込みました。最終回スペシャルにふさわしい、西片監督の粋なアレンジですね!

「あれが、榊󠄀マリコですから」

前回の第33話で撮影日程としてはクランクアップした佐伯本部長(演・西田健)ですが、存在はきっちりと匂わせてきますね(笑)藤倉刑事部長(演・金田明夫)に対して遠回しに忖度を促します。が…

   「お言葉ですが、それは出来ません」

20年という長い歳月で変わるものもあれば変わらないものもあります。
誤りがあればそれを正し、真実に辿りつくための捜査をひとつひとつ丁寧に、着実にしていく。日々変化する世の中で、変わらないマリコの信念というのは私たちに安心感を与えてくれますよね。シーズン1の貴重な映像もインサートされ、今回のお話で個人的に好きなシーンのひとつです。。。
ちなみに物語後半では電話口で狼狽えているのであろう佐伯本部長に対して「お言葉ですが!」と今度は藤倉が立ち上がりましたね。マリコたちの捜査熱に感化された刑事部長も素敵です!

「こんにちは」

おかげさまで現在放送中の連続ドラマの中では最長寿のシリーズとなっております本作は昨年10月に20周年のハタチを迎えましたが、オウムはなんと50年は生きるそうですよ!長生きですね〜
出演していただいたのは黄色い冠羽が特徴の黄芭旦(キバタン)という種類のオウム、レモンちゃんです。狩野のお気に入りで、20年前の雷冥荘にもいたという設定ですが、レモンちゃん自身は実は10歳のピチピチギャル!※雌雄不明(笑)
ブリーダーさんの躾が良くされていて賢くおとなしいレモンちゃんでしたが、矢部役の六角さんが指を出しても微動だにせず、現場がレモンちゃんの突き待ちでストップしてしまう場面も!撮影クルーの中でなぜか唯一警戒されていた製作主任の中森さんが威嚇芝居を引き出し、西片監督も安堵のオーケーを出しました!笑

「開廷します」

さて、現代パートの主戦場ともなりました法廷のシーンですが、やはりここもカメラワークや音楽で楽しませてくれるカラクリがたくさんありました。
被告人の芳賀、被害者の妻・市香、タレントに転身した薫子、被害者のアシスタントをしていた森月孝也(演・岡嶋秀昭)、今や音楽ホールの理事も務めている山木、証言台に立つそれぞれに特徴的なカメラアングルを設計することで静粛な世界にリズムが生まれ、BGMの響きはテンポと緊張感を与えてくれました。
各証人を取り巻く検事・城崎修(演・平野潤也)や弁護士・高西直人(演・谷口高史)ら法曹チームも論戦の殺気を漂わせてくれましたし、東映のまつむら眞弓さん演じる神戸地裁の裁判長・根本佳枝も冷静と情熱が入り混じった良いキャラでした。今シーズン第25話でラーメン黒川の店主を演じてくださったのが懐かしいです(笑)

閉鎖された緊張空間という意味で、見ようによってはここもクローズド・サークルとなっているシナリオ構造のわけですが、裁判という場においてはもうひとつ、各人が上記のような役割を“演じる”という所作が見どころのような気もします。被告人・芳賀が再びシェイクスピアを引いて言った「全世界が一つの舞台・人間は全て役者に過ぎない」(『お気に召すまま』)というのはまさにこの物語全体を鳥瞰したような発言で、ドラマというロールプレイのフィクション世界を逆手に取った戸田山さんの台詞書きには震えました。やはり法廷ミステリーというのは面白いですね。

法廷は大型ロケ地でしたので、撮影に入る何ヶ月も前、台本打合せの初期段階から製作部のスタッフさんが動き出して日取りを固めてくれました。ロケ地関係者の方々のご尽力、そして何より、当日朝早くから集まって傍聴席を埋め尽くしてくださったエキストラの皆さんのおかげで重厚感ある法廷ドラマが出来上がりました。本当に、感謝しかございません。
エンターテインメントというのはどうしても在宅や単独で出来ることが限られていて、多くの人がかかわるからこそ素敵なものが生まれるのがその醍醐味のひとつだと思っています。「『科捜研』なら」「『科捜研』だから」と言って協力してくださる方々もたくさんいらっしゃり、その度に作品の力、エンタメの力を感じさせてもらいました。
ご視聴くださるみなさまにとって良質なコンテンツになるよう、たくさんの人間が“いま何が出来るか”を問い続け、そして逆に“いま何が出来ないのか”という限界も見つめております。思えばそれは、マリコさんから教わった姿勢なのかもしれません。
 

「20年目の榊󠄀マリコ」、いかがでしたか。

通年放送を締めくくるにふさわしい最終回スペシャルとなったのではないでしょうか。20年前写真家の狩野が猟銃で射殺された、言ってしまえばシンプルな事件のその裏側に、解き明かされていなかった“異世界”のドラマが眠っていました。写真を撮るという行為は“魂を抜く”とも言われ、それはラストの一幕で明かされる、“命を奪う”ため銃を撃った行為と重なります。奇しくも、銃を撃つという意味のshootという言葉には、写真を撮るという意味もあるのだなと、生き方の選択を迫られた哀しき弾丸の行末を案じ、深く感じ入りました。

◆引用文献
シェイクスピア作、野上豊一郎訳 『マクベス』 岩波文庫
シェイクスピア作、福田恆存訳 『お気に召すまま』 新潮文庫

 
 
 
さて最後にはなりましたが、最終話の放送後までHPを読んでくださった視聴者の皆さん、ありがとうございました!皆さんから毎週いただくリアクションがわれわれ制作陣にとっては何よりの財産であり、新米APの私にとっては大きな大きな原動力でした!
キャスト・スタッフが番組を愛し、辛く苦しい現場も踏ん張って乗り越えてきたのは、日々ご視聴し応援してくださる皆さんのおかげです!本当に、ありがとうございました!

そして以下、まだまだ続きます!笑




★クランクアップ!

まずは、最終回スペシャルゲストの小野武彦さん!榊󠄀伊知郎の久々の登場に現場はたいへん盛り上がりました!!
クランクアップ時は、マーちゃんことマリコ役の沢口さんから花束を受け取られました!
今回はご出演いただき本当にありがとうございます!!

土門薫役の内藤剛志さん、レギュラーメンバーの中では一番最初にクランクアップを迎えました!まだ寒かった屋上で、沢口さんから花束のプレゼントです!がっちりと握手!信頼の証ですね!!
第17話ラストでは胸に被弾し、第23・24話の土門刑事編で知られざる過去が明らかになったかと思えば、なんと警察学校へ異動してしまうなど、気が気ではない一年を歩んだ土門さん…
だけどやっぱり私たちが見たいのは、ラボや現場でマリコと熟考したり、屋上でふざけ合っている土門さんですし、蒲原を連れて入念に捜査をする土門さんなのです!
総合打上げでの最高のスピーチ、沢口さんとの約束がどうなるのか、金田さんとの勝負の行方が気になりますが(笑)、一年間、本当におつかれさまでした!


続いて藤倉甚一役の金田明夫さんがクランクアップを迎えました!一年間、おつかれさまでした!
第19話では鑑識姿も披露しましたが、久しぶりの親友に破顔、マリコとお酒を嗜むなど、一挙手一投足にハンサムの光った藤倉刑事部長。自らのポジションに驕ることなく現場の最前線に出張っていく姿や、佐伯本部長に忌憚なく意見を述べる姿などは組織のリーダーとして至極頼り甲斐のある存在でした!
猛者揃いの京都府警刑事部の取りまとめをこれからも何卒よろしくお願い致します!


そして、美しき解剖医・風丘早月役の若村麻由美さんもクランクアップです!沢口さんから花束を受け取られ、満面の笑み!尊い!!
第16話では医者の使命感から狂言誘拐に巻き込まれ、科捜研とのチームワークも見せつけてくれた風丘先生。並外れたタフネスからは、伊達に普段からマリコさんのメヂカラビームを浴びていないことが分かります…(笑)
最終回でもラストの決め手となる重要な手掛かりはマリコさんの無茶振りと早月先生の医療技術から見つけ出されましたよね!今後とも科捜研を、マリコさんを、どうかよろしくお願い申し上げます。一年間、本当におつかれさまでした!!


撮影最終日、科捜研メンバーより一足先にクランクアップしたのは蒲原勇樹役の石井一彰さんです!
土門さんが捜査一課を離れ、自らも新設の部署へ異動した蒲原。胸に宿る土門スピリットも携えながらメキメキと成長していく姿は、石井さん自身の役者精神とも如実にリンクしていたように思います。最近の現場で印象に残っているのが、土門さんが帰ってくる回の放送を控えた週にニーチェの出てくる公園で撮影していたとき、石井さんと内藤さんが待ち時間中に公園の遊具で戯れていたことです(笑)この二人めっちゃ少年だし、本当に仲の良いバディだなと思いました(笑)
総合打上げでは斉藤さんと中尾Pとのトリオユニットによる音楽パフォーマンスを披露するなど盛り上げてくださった石井さん。人格が“刑事化”しているエピソードを交えたスピーチでは会場の爆笑をさらっていました(笑)

さて、科捜研メンバーはスケジューラーの粋な計らいで、5人全員同時にクランクアップを迎えました!ちなみに最終撮影シーンは、物語のクライマックス直前、一同がカウンターの中で亜美のモニターを見つめ一致情報に驚愕する場面でした。
一年にわたる撮影全日程がクランクアップし、共有スペースではそのまま終幕のセレモニーが始まりました。みなさんからのコメント抜粋付きでどうぞ!


もうちょっとやりたいなと思うくらい、
本当にあっという間でした

まずは、涌田亜美役の山本ひかるさん!一年間おつかれさまでした!
若手研究員でありながらその腕前はもはやベテランの領域と言っても過言ではありません。第25話では奥田恵梨華さん演じる吉崎泰乃との協働シーンもあり、亜美ちゃんがリードするような一幕も見られました!最終回スペシャルでもこの20年で大幅に進化を遂げた技術を駆使しいくつもの手掛かりを見つけ出してくれましたね!ツッコミもいつも以上に冴え渡っていました!
要領が良く何でもテキパキとこなすイメージの亜美ちゃんですが、今シーズンで個人的に印象に残っているのは、第28話「筋肉は嘘をつかない」で実直にワークアウトに取り組む姿です。何でも器用にこなす山本さんですがそれ以上に人一倍真面目で努力家なので、この回はそんな山本さんのパーソナリティにもスポットが当たったお話だったのではないかと思っています!


寂しいのと、達成感で、胸がいっぱいです
花束のプレゼンターは仲良しの石井さん!笑

続いて、橋口呂太役の渡部秀さん!一年間おつかれさまでした!
長田成哉さん演じる相馬涼が来日した第3話は今シーズンの中でも一際大きな反響をいただいた回でしたが、その中でもマリコに諭された相馬が白衣を着て呂太と共に鑑定をする場面は番組の視聴データを見ても非常に注目の高かった瞬間でした。この回の呂太くん、天才科学者っぷりが炸裂していて本当に恰好良かったですよね!
また第26話の田﨑組は仮面ライダーオーズチームが京都で結集するなど、東映特撮ファンの皆さんにとってもアツい回だったのではないでしょうか!
明るく人懐こい呂太のキャラクターは普段の渡部さんにも通じる部分が大きく、総合打上げでは山本さんや何人かのスタッフを渡部さんが率先して巻き込み、銭湯アイドル十文字政宗のライブをアレンジしたパフォーマンスを披露しました!ステージバックには渡部さん自作のスペシャルムービーも流すなどマルチな才能を見せてくださいました!



また、やるだろう? やりたいね。(沢口さんに)ね!
(それを聞いた沢口さんは笑顔いっぱいで)
我らが科捜研の所長・日野和正役の斉藤暁さん!一年間おつかれさまでした!
所長がマリコさんに振り回された第11話は夏の目玉回でしたよね!スタッフさんやキャストさんからも振り返られることが多い愛される回となりましたが、あの話はやはり日野所長あっての面白さだったのではないでしょうか。トロッコ・馬車・川下りという乗り物から次々と発見される犯人の“足”掛かりを追って行き、ラストでは、炊飯器から出てきた仏像の鑑定を終えた所長からの決めの一言で犯人がオチました!
最終回では動き回るマリコたちを(不安そうに)見守りながら、ラボでどっしりと構えていてくださり、また超重要な手掛かりの復旧には所長の熟練の技術が必須でした。藤倉に「あれが榊󠄀マリコです」と進言する際の嬉しそうな表情も、マリコとの長い付き合いを象徴していましたね!
総合打上げでは石井さん・中尾Pと結成されたトリオユニットでトランペットの腕をご披露くださり、極上の夜をプレゼントしてくださいました!


これからもこのキャストで、
このスタッフでやっていければと思います!

そして、宇佐見裕也役の風間トオルさん!一年間おつかれさまでした!
第13話「お茶の達人」ではお茶に対する宇佐見さんの一喜一憂が見られるなど、普段のクールな姿とは違った化学研究員のお茶目な表情にときめく回となりました!
最終回スペシャルはそのお茶回も担当した西片監督ということもあり風間さんとの息はぴったりで、府県境の山奥へ進んでいくところは山岳部出身という宇佐見のキャラクターを活かして先頭を進んで行ってもらうなど、気の利いた演出も垣間見えました!
風間さんは現場内外で特に若手に気を遣ってくださるみんなのお兄さん的存在なのですが、そんな温かい眼差しはどの回の宇佐見さんにもあり、常に優しく冷静にメンバーを包んでくださいます。さまざまな事情で現場での進行がストップしてしまう局面でも、風間さんが落ち着いて声を掛けてくださることが多く非常に助けられていると色々な監督が口々に言います。幅広い知識と視野、宇佐見さんと風間さんの一致率はますます高まるばかりですね!


そして、我らが主演・榊󠄀マリコ役の沢口靖子さん!一年間、本当に、おつかれさまでした!!
花束のプレゼンターは、最終回スペシャルを担当した西片監督です!監督の演出プランはシンプルでいてとても的確、撮りたい画を分かりやすく伝えてくださるのでどんな場面でも集中できます、と沢口さん始めキャストのみなさんからお声をいただくことが多いです。
今回のスペシャルも、過去から現在まで多岐にわたる時空間が設定されていましたが、それを分かりやすく盛り付けし、面白く味付けして自らの表現に落とし込んでくださいました。その一連の芸当には、思わず目を見張るものがありました。沢口さんから「ありがとうございました」と声を掛けられ恐縮してはにかんでおられた監督も、本当におつかれさまでした!

監督から花束を受け取り、盛大な拍手に包まれる中、沢口さんはまず一礼。2019年1月の正月スペシャル放映後の告知によって明らかになった4月からの一年にわたるロングラン放送でしたが、沢口さんは「移り変わる京都の四季折々の姿もお届けしたいと思います」と素敵なテーマも添えてくださいましたね。総撮影日数229日の長丁場を終え、きっと、この一年の色々な風景が蘇っていたのではないでしょうか。

あっという間の一年でした。
お陰様で大きく体調を壊すことなく、
みんなで今日という日を迎えることができました。
本当に、楽しい現場でした!

2019年4月、シーズン19の制作発表では、長丁場の撮影・放映について「いただいた使命の大きさに心が躍りました。これも作品を評価していただいたからこそと受け止めて、フルマラソンを走り抜きたいです!」と決意を語った沢口さんでしたが、そのマラソンを先導するランナーが沢口さんだったからこそわれわれもこの長い長い道のりを走り抜けられたのだと思います。「お陰様で」とはこちらの台詞で、座長である沢口さんが私たちをここまで連れてきてくださいました。
「あなたはまだ、榊󠄀マリコを知らない――」これは、今シーズンの番組ポスターのキャッチフレーズです。シーズンを終えてもなおマリコの全貌は掴めませんでしたし、それはつまり無限の可能性を持つキャラクターなのだと感じております。しかし、私たちはもうすでに知っているのではないでしょうか。沢口靖子さんという女優の素晴らしさを。
沢口さん、本当におつかれさまでした!そして一年間、本当に本当にありがとうございました!!


これからも「科捜研の女」を、どうぞよろしくお願い致します!

(文責・東映プロデューサー補 山﨑 雅人)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 中尾亜由子(東映) 谷中寿成(東映)
【プロデューサー補】山﨑雅人(東映)

【脚 本】戸田山雅司 櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

LINK テレビ朝日公式サイト

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