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科捜研の女 season19

DATA
2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第31話 ピンク色の鑑定
2020年2月20日放送

京都市内・宇治川沿いの遺体発見現場に現れたのは、
明るい髪色に派手な古着を着込んだ青年・川上夏夫(演・赤楚衛二)。
彼は黄色い立ち入り禁止のテープに、古布と、「事件現場」と書かれた手書きの地図を残して去って行く――。
 ✳︎
殺害されたのは、ホームレスの男性・後藤(演・春田純一)。元染色家だった。
マリコ(演・沢口靖子)が後藤が営んでいた工房を訪ねると、現在は元妻の紅子(演・東ちづる)が草木染めを引き継いでいた。
しかし、紅子は何かを隠している様子。
一方、土門刑事(演・内藤剛志)が後藤と接触のあったホームレス支援団体に聞き込みに行くと、
後藤の仲間のホームレス・自称「ニーチェ」(演・越村友一)から、
面妖な哲学問答を吹っ掛けられる。
次々と登場する、一癖も二癖もある関係者たち。
やがて、もう一つの犯罪が暴かれ、ホームレス殺人事件は意外な展開を見せる!
 
 
脚本 岩下悠子
 
監督 濱龍也

ゲスト

赤楚衛二
東ちづる
堀内正美
春田純一
伊庭 剛
越村友一
當島未来
南 岐佐
ほか

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)



みどころ

マリコミーツおかか姉妹とか、
マリコミーツ銭湯アイドルとか、
マリコミーツタライの達人とか、
毎回色々なロマンスが実現してきましたが、
今回はいわば、
マリコミーツファッションリーダー
です。

遺体発見現場の立入禁止テープに、
おしゃれは差し色が大事といわんばかりに結びつけられた、ピンクの布。
しかもその布の中には、「事件現場」と書かれた地図がはさまっているのです。
これは犯人から警察への挑発なのか?

捜査の果てにマリコたちがたどり着くのが、古着店で働く川上夏夫(演・赤楚衛二)です。
茶髪で、おしゃれで、タメ口で。
裏テーマは、マリコミーツチャラ男。
そんなファッショナブルなチャラ男が、
マリコに向かってファッションチェックと、
まさかの「ちょい足し」アドバイスまで。
おかかロマンスは生まれそうもありませんが、
天性のコメディエンヌマリコさんは、
お芝居の上で素敵な化学反応を起こしてくれました。

さて、科学ミステリーとしては、
ファッションから、色の話へと物語が展開していきます。特に今回鍵を握るのは、ピンク色。
ひとつの色を作るのにも、さまざまな化学反応がかかわっているということに気が付いたマリコは、そこから色の科学の世界に没頭。
シャーロック・ホームズ「緋色の研究」ならぬマリコの「ピンク色の鑑定」が幕を開けるのです。

マリコの衣装のテーマカラーは赤とピンクですが、
沢口さんご自身も冬の撮影現場ではいつも、
衣装の上からピンクのベンチコートを羽織っています。
これがまた目の覚めるような鮮やかなピンクなので、
遠くからでも「あそこに沢口さんがいる!」
とすぐにわかるんです。
他にも、沢口さん自身の身の回りの小物はピンクのものが多く、その影響なのか、
現場スタッフもいつのまにか、
無意識にピンクの小物を身に付けている人が増えました(笑)

真のファッションリーダーは、どうやら沢口さんの方かもしれません。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)



【マリコの衝撃的ワンカット】

マリコVS.哲学の巨人!?

イデアがどうの、プラトンがどうのと、
哲学の講釈を始める謎のホームレス・ニーチェ。
土門刑事と蒲原刑事(演・石井一彰)は面食らったような表情を浮かべていましたが、
マリコは今日もストレートです。
100%文系の話題に純粋理系のマリコが痺れを切らした……わけではないでしょうが、
色々あって、ニーチェの首を締めることに!?
脚本家・岩下さんのお書きになるマリコのセリフ・行動の「勢い」って独特です。
今日も、マリコのそんな一直線なところが、
事件を解決に導くはず!?です。

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)





第30話 こぼれ話

※ネタバレに当たる内容を含んでおります。ご視聴後にお読みください。


科捜研の女season19 第30話、いかがでしたでしょうか。
殺人ってお金かかりますよね?というパワーフレーズをさらりと放つ節約の達人に対し、マリコさんたち科捜研メンバーはアイデアとチームプレイで根気強く捜査を進め、遂にマリコさんの小銭入れから決定的な証拠を見つけ出します!

節約の達人・園田逸子を演じてくださったのは松岡依都美さん!文学座の座員として舞台への出演が多いものの、是枝裕和監督「万引き家族」や白石和彌監督「凶悪」などの映画作品でもその演技力と存在感によって注目を集める実力派女優です。

事実上、被害者・柴崎佐江(演・菊地美香)の節約ブログへ情報を提供する“ゴースト”であったものの、それに対する報酬は貰っていなかった逸子。理由はズバリ、節約が趣味だから!勤めている図書館の月給手取りの範囲内でいかに節約できるかを考えるのが楽しいのだと主張する逸子は、節約のことを考えている時だけ全てを忘れられるとまで言うストイック、と同時に、慎ましくも憂いを帯びたその瞳の奥には暗澹たる過去の記憶が見え隠れしているのでした。その記憶とは、とんでもない母親の存在です――

逸子の母で喫茶店の店員として働いている園田志乃には、自らの愛人を殺し、その罪を娘の逸子に着せようとした過去があった。演じてくださったのは筒井真理子さんです。数々の映画やテレビ作品で幅広い役柄をこなす演技派女優の筒井さん、本シリーズには2016年の春スペシャル“美人魔女四姉妹”編以来のご出演となります!

逸子がまだ幼かった頃に夫を亡くし、苦しくなった生活の中でもシングルマザーとして逸子を育てようと奮闘していた志乃。その行動は行き当たりばったりですが、娘の逸子には確固たる愛を持っており、逸子自身も娘として貧しいながらも幸福な記憶を持っていたのではないでしょうか。
物語の終盤で、過去の事件も現在の事件も逸子に嫌疑がかからないよう志乃が動いていたことが判明し、逆に逸子は母をかばうため遺体を運んだことを供述します。

幼い逸子を演じ絵を描いてくれたのはS18第5話「フリマアプリの達人」で
“商品”作りに励む逢沢兄妹の次女を演じた山内陽葵ちゃんです!

ラストシーン、逸子が大切にしていた御守りの中に入っていた絵が登場します。交わした約束を確かめ合い、泣きながら抱擁する逸子と志乃。おそらくそれぞれが死体遺棄罪や証拠隠滅罪を背負うことになりますが、この母娘であればきっと質素でも明るく素敵なレストランを開業できるのではないでしょうか。筒井さん・松岡さんが共演する唯一のシーンでしたが、その迫力に圧倒され、胸を打たれた印象的な現場となりました。

ご遺体なら100円で運べます!というのもなかなかのインパクトフレーズではなかったでしょうか?科捜研のラボでは逸子の家にあった様々なものを買い揃えてお得な運搬方法を探りました!

突っ張り棒とTシャツを使った簡易担架や、雨傘とリュックを使ったザック搬送など、身の回りのグッズで色々な運搬方法が考えられましたが、中尾Pと谷中Pがホームセンターでシナリオハンティングをして検証した結果、タライとゴム製のホースを結束バンドで留め、タイヤ転がしの要領で運ぶという方法が採用されました!逸子の家にあった貯水用と洗濯用のタライ、水道代を抑えるため外したシャワーホース、それに100円の結束バンド!いまだかつてない運搬方法の撮影に際し、各部スタッフを交えての本読み打合せではひとしきり笑いが起こりました(笑)

さて、今回も共有スペースにヒントを運んできてくれたのは早月先生(演・若村麻由美)です!お土産のお菓子は、マンマルモナカ!
買い込んできた節約グッズを見遣り「言っておくけど、あれ全部、経費で落ちないからね」と日野所長に釘を刺されたマリコさん、あまりのショックにモナカをぽろり、、、

コロコロと転がるモナカ、それを見て閃くマリコさん!!どこかのオカンが名前を忘れてしまったお菓子の特徴に「転がると科捜研のマリコさんがタライでご遺体を運ぶアイデアを思いつく」が追加されましたね!ちなみにこのシーンで転がるモナカの音ですが、音響効果のスタッフさんが実際のモナカを転がして録音した音なのです!臨場感ありましたよね!撮影用モナカも録音用モナカもきちんと経費で落ちまして、スタッフがちゃんと美味しくいただきました(笑)

「ご遺体なら100円で運べます!」と、取調室で実際にタライによる人間の運搬をして見せたマリコさん。中に入った亜美ちゃんと声を掛け合うくだりは沢口さんのご提案で生まれたもので、亜美ちゃんを気遣いながらそ~っと転がすマリコさんのちょっとしたやさしさも垣間見れました(笑)


さて、次回は第31話。桜の色を求めた草木染め職人が道半ばで殺されます。捜査の手掛かりは遺体発見現場で見つかった大量の10円玉と葡萄色の布、そして「事件現場」と書かれた手描きの地図・・・
脚本・岩下さんの紡ぐストーリーを、濱監督が優しく染め上げました。少しずつ日も長くなり、春が来るのが待ち遠しい今日この頃、通年放送ならではの“季節の移ろい”を感じられる作品にもなっています。お楽しみに!

(文責・東映プロデューサー補 山﨑 雅人)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 中尾亜由子(東映) 谷中寿成(東映)
【プロデューサー補】山﨑雅人(東映)

【脚 本】戸田山雅司 櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

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