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科捜研の女 season19

DATA
2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第28話 筋肉は嘘をつかない
2020年1月30日放送

京都のテレビ局のアナウンサー・七海真友(演・野呂佳代)が自宅で殺害された。
被害者は出演番組の企画でダイエット中で、
消費カロリーを計測する「スポーツウォッチ」を腕に着けたまま死亡していた。

マリコ(演・沢口靖子)は被害者が通っていたトレーニングジムを訪れる。
そのジムのトレーナーは、鬼軍曹のような厳しさで有名な“ドSトレーナー”・二宮美音(演・青山倫子)だった。
一方、亜美(演・山本ひかる)が被害者のSNSを鑑定したところ、
ある投稿が削除されていたことが判明する。
削除された投稿には、美音のライバルの“ゆったり系ジム”のトレーナー・辻井弘明(演・賀集利樹)と、
被害者の2ショット写真が掲載されていた。
2つのジムの間の熾烈な競争が殺人事件を招いたのだろうか!?

マリコは、被害者の「スポーツウォッチ」を手掛かりに、
被害者が亡くなる前にどんな運動をしていたのか、
呂太(演・渡部秀)・亜美・蒲原刑事(演・石井一彰)を巻き込んで科学的に追及する!
 
 
脚本 遠山絵梨香
 
監督 柏木宏紀

ゲスト

青山倫子
賀集利樹
野呂佳代
なかやまきんに君
今藤洋子

ほか

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)



みどころ

最近ピアノを始めた友人が、腕が筋肉痛だと言っていました。
ピアノを弾くにも筋肉が必要で、
ピアニストは指の動きをつかさどる「指伸筋」と「虫様筋」が、
人よりずいぶん発達しているのだそうです。
どんな小さな動作にも、人は日々筋肉を使っているんですね。

「科捜研の女」筋肉編とも言える今回は、
ふたつのトレーニングジムを通して、
筋肉とは、健康とは、理想のカラダとは?というテーマを描いていきます。

まずはドSトレーナーの美音(演・青山倫子)率いる、スパルタジム。
「美音さま」と呼ばれる彼女のトレーニングは超ハード。
会員たちはみな彼女の僕(しもべ)のように、厳しいトレーニングにいそしみます。
ジムのテーマカラーは、攻撃的な赤。
ポスターや衣装、そしてロケ先で使わせていただいたジムも、アクセントの赤が効いています。

そのライバルジムとして登場するのが、辻井(演・賀集利樹)が主催する、ゆったり系ジム。
呂太くんには「甘々ジム」と呼ばれてしまうくらい、とにかく会員を甘やかします。
「重たいダンベルなんて捨てちゃいましょう!」とささやき、
楽しみながら痩せられるジムとして、人気を博しています。
こちらのテーマカラーはグリーン。
開放的なジムの大きな窓から見える木々の緑が象徴的です。

こうしたテーマカラーにもこだわって二つのジムを描き分けたのは、
今回が「科捜研の女」監督デビューとなる、柏木宏紀監督。
これまで敏腕演出部として過酷な撮影を嵐のように仕切っていた一方、
「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を何本も監督されています。
とにかくカット割りがきれいで、さりげなくて、巧い。
話の骨格を的確に意識しつつ、ちょうどいい遊び心でコメディとミステリのバランスをとる、
たしかな「筋力」を感じました。

鍛えれば鍛えただけ、筋肉は答えてくれる。
美音さまの言う通り、
「筋肉は嘘をつかない」のかもしれません。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)



【マリコの衝撃的ワンカット】

マリコの筋トレ!?

今回のテーマは「筋肉」。
青山倫子さんやなかやまきんに君さん(三谷勝役)の肉体美に、
マリコが科学的なアプローチで迫ります。
「筋肉は嘘をつかない」のサブタイトル通り、
筋肉を通してしかたどり着けない事件の真実に、
あなたもきっと驚くはず!?

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)





第27話 こぼれ話

科捜研の女season19 第27話、いかがでしたでしょうか?
料理を通じてさまざまな人間の生き様がテンポ良く立ち現れ、軽妙なリズムで繰り広げられるストーリーは李脚本らしく、明るくてどこか笑える、そんなやさしさに満ち溢れた作品に感じられました。
宗野監督の地上波テレビドラマデビュー作となりましたが、監督自身も「楽しんでやれました」と納得の出来で、その躍動感ある絵作りには完成初号の時点で沢口さんからもお墨付きをいただいておりました!
登場人物ひとりひとりのキャラクター設計を丁寧におこない、それぞれのキャラの生立ちや性格を緻密にまとめたテキストをキャストやスタッフに共有し、チーム全体を盛り上げていたのが印象的でした。

宗野監督と言えば演出を担当した「ルヴァンプライム/インフォマーシャル科捜研ver.」で、あの宇佐見シェフを撮っただけあり、シェフを撮らせればピカイチ(!)なわけですが、今回お話の舞台となったレストランは京都の老舗フレンチ「シェ・オバタ」――亜美ちゃん曰く、日本で一番有名なフレンチなんだとか・・・

シェ・オバタの社長で、世間の注目を集めているピューチューバー「バタやん」こと小畑常治を演じてくださったのは、浅野和之さんです!
監督の設計図によれば、裕福な家で育った小畑は小さい頃からシェフである父親を尊敬して料理にも興味を持っていたといいますが、高校卒業後、父の薦めでフランスに留学するも自身の料理の才能の無さと一人息子である自分にかかるプレッシャーに耐えきれず一年で挫折し、ゴダールの映画などフランスのアートやファッションにばかり刺激を受け帰国したそうです。設定が細かく効いていますね(笑)

バタやんは料理が苦手な設定ですが、浅野さん自身はよく料理をされるそうで、得意料理はベトナムカレーとのこと!ココナッツとさつまいもが入っているのが特徴なのだそうですが、なんだかとってもオシャレです!食べたい!
宗野演出のテンポを作り出したのは間違いなく浅野さんの表現によるものが大きかったようにも思えました。早口ですが聞き取りやすい、バタやんのあの語り口は全ての動画投稿者が憧れそうな声色だったのではないでしょうか(笑)

今回のアリバイトリックはカメラを止めずに撮っているこのお料理動画の中に隠されていたわけですが、その映像トリックを客観的に実証するため動画制作の再現実験をしたマリコさんたち科捜研メンバー!キメ台詞「明日は美味しく作るぞ!」でポーズを決めるマリコさん、超ど級のかわいさでしたよね。。。

しかしながらこのハイパーキュートなマリコさんが生まれるまでには、沢口さんの並々ならない研究があったのです。それは、浅野さん演じるバタやんこと小畑の台詞を一言一句覚え、手さばきや所作なども完全にコピーすること・・・!
劇中では日野所長のカンペを見て再現をおこなっているようになっていますが、実際の撮影ではもちろん沢口さんご自身のお芝居で持たせてくださっています。
さらに、バタやんのキャラクターを最大限に表現するため浅野さんが生み出してくださった素敵なアドリブも多く(例:「慌てちゃいけないけど、慌てて~」「玉ねぎさんゴメンなさい」など)、台本はもちろんのこと、バタやんを演じる浅野さんのフルサイズ動画を隈なくご覧になったうえでキッチンに立ってくださいました。
泣きそうになりながら勉強しましたとのことでしたが、現場ではそれを微塵も感じさせずにサラリと、しかもめちゃくちゃにかわいく表現してくださる沢口さん、脱帽でしかありません。。。ちなみに、お料理シーンで沢口さんがある思いを込めたのは小エビのフリットを熱い油へ投入する一幕。曰く、「プールに飛び込むような気持ち」で投入してくださったそうです!なんというお茶目っぷり!!
それにしても榊マリコと料理下手ってなぜかとても親和性が高いように思えるのは私だけでしょうか(笑)

バタやんのキャラクターもあり一見コミカルに映る小畑の動画ですが、藤澤開くん(演・大竹悠義)への、「将来の夢でもある料理だけは続けてほしい」というメッセージを含んだ懸命な姿は、何度も動画を見ることでよりくっきりしましたと沢口さんはおっしゃっていました。
マリコもきっと、動画制作実験の前日、他のメンバーが帰った後でもじっくりその動画を見て、可笑しさの裏にある別の誰かへ向けた思いを掬い上げていたのではないでしょうか。。




さてさて、前回放送の第26話「待ち人、来る」のラストで予感したとおり、瓢箪から駒の出るが如く捜査一課へ戻ってきた土門刑事が新年初の府警本部屋上に登場です!

今回の宗野監督・次回の柏木監督については、ふたりが助監督の時代から長く仕事を共にされているので、脚本が固まる以前から「きっと良いものができるし、全力でやりたい」と意気込んでくださっていた内藤さんの存在、若い二人の監督にとってさぞ心強かったことと思います。
内藤さんが森本組をオールアップしてから再びインするまでおよそ1ヶ月。待ってましたとばかりにお迎えする科捜研スタッフ、沢口さんはじめキャストのみなさまも、最高に素敵だなあと思いました!

マリコと土門、二人が揃う姿を改めて見て、それぞれにグッときている科捜研メンバーたちもとってもよかったですよね!亜美ちゃんが椅子を転がしてフレームインし、宇佐見さんがその背もたれをやさしくキャッチするカットが個人的にお気に入りです。。。



 

さて、「動画」がカギを握ることとなった今回のお話でしたが、スペシャルゲストとして本職のYouTuberであるエミリンさんとはるあんさんが、ピューチューバー「おかか姉妹」のおかかエミル・おかかハルコとして登場してくださいました!
役どころとしましては、バタやんこと小畑常治に、先輩ピューチューバーとして動画投稿のいろはを教えるキャラクターでしたが、御二方ともエンタメ性に満ち溢れており、イキイキと人気ピューチューバーを演じてくださいました!

ピューチューバーという響きだけでもだいぶ面白いと思うのですが、世の中のいろいろなものに鰹節をかけておかかロマンスを求め続けるおかか姉妹のパワフルな企画内容も李脚本らしくコメディパンチが利いていて清々しかったですね(笑)第27話予告ページの「マリコの衝撃的ワンカット」でも紹介されておりました「おかかマリコ」も、おかか姉妹のプロデュースによりめでたく爆誕いたしました!

蒲原刑事役の石井さんも休憩時間中におふたりのYouTubeチャンネルをご覧になったそうで、すごく面白くてずっと見てられますねとおっしゃっていました!

おかか姉妹のお二人の衣裳や小道具にもぜひご注目ください!
おかかマリコ爆誕の契機となった例のカツオを頭にのせているおかかエミルさんの左腕にはミニ削り器が装備され、ヘアメイクや衣裳を含め全身で鰹節になりきっているおかかハルコさんの肩からは鰹節がいっぱいに詰まったボトルが提がっていますし、エミル姉さんの服にはカツオの魚群が泳ぎ、ハルコちゃんの耳元や首元には鰹節アクセが揺れ踊っているのです!

映像を提供できるプラットフォームがどんどん増えてゆき、ご視聴くださるみなさまのライフスタイルも多様化している時代だからこそ、今回のコラボレーションが実現できたように思えます!
エミリンさん、はるあんさん、ご出演いただき本当にありがとうございました!!!


ちなみに、お料理繋がりで、、去る1月21日は「料理番組の日」だったそうです。1937年のこの日、イギリスで料理番組の元祖とも言われる番組の放送が開始され、オムレツの作り方を初回放送したそうです。この番組以降、何人ものスター料理人が生まれ、いくつもの料理番組が作られるようになったとのことで、日本では1963年の同じ日にあの有名な長寿番組「3分クッキング」がスタートしているんですね。

さて、科捜研の女クルーですが、この1月21日の撮影中に、、、

今月お誕生日を迎えられた若村麻由美さんのバースデーイベントをおこないました!

若村さんご本人もすぐにインスタグラムにイベントの様子を投稿してくださいましたが、スタッフ・キャスト全員で歌うハッピーバースデーの大合唱に囲まれ、沢口さんが運んできてくださった大きなバースデーケーキのろうそくの火を若村さんが丁寧に吹き消し(笑)、イベントは大盛況でございました!1月3日生まれの若村さん、改めましてお誕生日おめでとうございます!

スイーツに目がない早月先生のために、
ケーキ屋さんが食べられるお花も添えてくださいました!

さて、次回は第28話。バースデーケーキはみんなで美味しくいただいてしまいましたが、「体重」「カロリー」「ダイエット」などなど、何やら穏やかではないキーワードが立ち並びます・・・
“ななみー”の愛称で慕われる京都中央放送のアナウンサー・七海真友が遺体で発見される!被害者の腕に付いていたのは「410kcal」を示すスポーツウォッチ!調べると“ななみー”には、厳しいメニューで知られるトレーニングジムQueen bodyのトレーナーが付いていた!果たして、遺された数値とドSトレーナーと今回の殺しとの関係は!?
演出を担当したのは「騎士竜戦隊リュウソウジャー」でもメガホンを取られた柏木宏紀監督です!京都撮影所の助監督として多くの作品に携わり、科捜研の女シリーズにも長年参加してくださっておりますが、監督として一話を担当するのは今回が初めてとなります!
カメラワークとリズムセンスが織りなす柏木監督のビートを、全身全体で感じてください!お楽しみに!!



◎おしらせ

宗野賢一監督 映画『FAKE PLASTIC PLANET』
2020年2月7日(金)よりアップリンク渋谷にてロードショー!!
初日舞台挨拶には、監督はじめ主演・山谷花純さんらも登壇!

第27話「マリコの動画チャンネル」の演出を担当された宗野賢一さんが監督・脚本・プロデューサーを手掛け、
マドリード国際映画祭2019では最優秀外国語映画主演女優賞(主演・山谷花純さん)を獲得した
映画『FAKE PLASTIC PLANET』が遂に劇場で公開されます!!

公開に先駆けて、宗野監督から生の声をいただくことができましたので、科捜研ファンのみなさまも是非ご覧ください!



――劇場公開が決まりましたが、率直なご感想をお聞かせください

映画館で自分の作品を公開する、というのが自主映画制作を始めた当時からの目標の一つだったので、本当に嬉しいです!


――今作「FAKE PLASTIC PLANET」の見どころを教えてください

先の展開が読めない物語、そして主人公シホを演じる山谷花純さんです。
山谷さんの繊細な感情表現には、セリフのないシーンでも観客を物語に引き込む力があります。


――テレビドラマ制作が映画制作に与えた影響はありますか

助監督として失敗したことなど含めてすべての経験が自分の力になっていると感じることができた撮影現場でした。物語を前に推し進める主人公の心情の変化の描写などは、科捜研の現場で培った主人公マリコの、シーンからシーンへのモチベーションを考えるという習慣が大いに役に立ちました。


――逆に、映画制作が今回監督を務めた“科捜研の女S19第27話”など、ドラマ制作に与えた影響はありますか

自主映画をやっていてある種自分のスタイルというか撮り方みたいな癖はわかっていたので、今回「科捜研の女」という幅広い年齢層に愛される番組を監督にするにあたって、自分の今までのスタイルをあえて忘れて、とにかく明るくエンターテイメント性の高い作品にしようと決めて撮影に挑みました。

自分の映画では使ったことのない移動車カットや細かいカット割りを用いて心地よいリズムを作りだすことで、すべての科捜研ファンに楽しんでもらえる作品を目指しました。
・・・とは言いつつも、ついつい現実に過去の幻影が混ざり込むというような大好物カットを撮っています。たとえばそれは、物語後半の取調室の場面で犯人の顔の前にモクモクと煙が・・・そう、そのカットです。


――どんな現場でも、誰よりもイキイキしている宗野監督ですが、映像制作に対するモチベーションは何ですか

自分の頭の中にあるイメージが、現場で出演者の皆さんと話し合っていろいろ試すことで、当初考えていたものよりはるかに良いカット、良いシーンとなる瞬間が楽しすぎてたまりません。それはお芝居だけに限らずカメラワークやライティング、美術など、すべての部署について言えることですが、一人では形にできないことをみんなで形にする、その工程が好きなんだと思います。


――劇場に足を運んでくださるみなさまへメッセージをお願い致します

「フェイクプラスティックプラネット」という映画は、夜になると見えてくる世界の秘密を覗きみるような、非日常を味わうことができる映画です。誰の人生にも起こる日々の嬉しいことや嫌なこと、全部が全部つながって道ができていくんだな、と前向きになってもらえる映画になっていると思います。主人公シホが駆け抜ける不思議な数日間の冒険をぜひ楽しんでください。


2月7日はアップリンク渋谷で公開初日の舞台挨拶も行われます!
山谷花純さん、越村友一さん、市橋恵さんも登壇しますので、ぜひお越しください!!


映画『フェイクプラスティックプラネット』|公式ホームページ
http://www.fpp.tokyo.jp/

(文責・東映プロデューサー補 山﨑 雅人)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 中尾亜由子(東映) 谷中寿成(東映)
【プロデューサー補】山﨑雅人(東映)

【脚 本】戸田山雅司 櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

LINK テレビ朝日公式サイト

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