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epic8 ゴセイパワー、暴走

2010年4月4日O.A

ガッチャ☆ストーリー

 街に出鱈目(でたらめ)のファンダホーが出現し、生活機能を乱し始める。駆けつけるゴセイジャーたち。しかし攻撃をくらったアラタはファンダホーが姿を消した後も変身を解くことができない。どうやらファンダホーの持つ命令中枢のバランスを乱す力の影響で、アラタはゴセイパワーをうまくコントロールできなくなってしまったらしい。アラタの本来の力を取り戻すために、試行錯誤を繰り返すゴセイジャーたち。しかし、暴走したアラタのゴセイパワーは、よくなるどころか様々な被害を引き起こしてしまい、状況はますます悪化…。事態は思わぬ方向へ向かっていく―――。

 脚本:大和屋暁  監督:渡辺勝也

フォーカス☆みどころ

 次回のエンディングは新バージョンでお届けします! なんと護星天使たちが歌って踊りますよ~♪ その名も『ゴセイマイク』を手にして、ゴセイジャーたち5人が踊る「ガッチャ☆ゴセイジャー」のエンディング曲も「ガッチャ☆ゴセイジャー TYPE 2 REMIX」として生まれ変わります。もちろんダンサブルな楽しい曲には間違いありません。次回は「一緒に歌おう!」だけじゃなく「一緒に踊りましょう!」



要するに俺の脳はカレーでできている

大森(以下大)「“俺イック・パワー”間が空きましたね」
若松(以下若)「そうだね、ごめん……あ、こないだ俺さ、自分の脳を見たんだよ」

「は!? ……早速『俺』ですね。とりあえず自分の話から入って、しかもいきなり話題がナゾな。脳って」
「いや、頭痛が続いてたから、念のために脳外科でMRIを撮ってもらったのさ」
「意外と健康に気を使うんですね」
「いや、やってみたかったから。それで後日脳の輪切りの写真をPCで見せてもらいつつ検査結果を聞いたら、まったく異常なしだった。つうか、普通の、正常な脳だって。比較対象は見せてもらえなかったんだけど」
「異常なしでほんとに良かったですね。でも、『普通の、正常な』はちょっと意外かも」
「そう、もっと皺少なくて中が萎縮してすっかすかで……っておい。でも、最近脳の働きが落ちてきている気がしてさ。新しいことを覚えにくくなってるような気がする」
「しょうがないですよ。年齢には勝てません」
「くっ、人をアラフォーだと思って……君だってアラサーだよね」
「そうですが何か? 新人の頃と気持ちは変わりませんけど」
「うん、多分気持ちの持ちようなんだよな。よし、負けないぜ今日も都内のどこかでカレーを食らうぞ」
「いつもカレーじゃないですか」
「ああそうさカレーライスはもう、好きだ大好きだ! 試しに14食連続で食べたことがある」
「それ前に聞きましたよ。普通におかしいでしょ。……そう言えばみっきーと初めて話した時、カレー話してましたね」
「そう、彼女のプロフィールに、好物カレーって書いてあったからさ。どんなのが好き?とか言って盛り上がった」
「若松さんが一方的に喋っていただけだったような……」
「カレーを馬鹿にしちゃいかんぞ。天知博士役の髭男爵山田ルイ53世さん…って字で書くと長いなあ。以下山田さんも、大好物はカレーライスだと」
「たくさん食べそうですね」
「でも山田さんは、一度一緒に食事したけど意外にも小食だったよ。彼は俺と歳も近いので、昔のアニメの話やら、『5人の若さがまぶしい』てな話をしてさ。頭の回転がとても速い、そして優しい人です」
「これから天知博士がどういう役割を担うのか、楽しみですね。食事と言えば、ゴセイジャーのみんなは、食事とか一緒に食べたりしてるんですかね」
「撮影スケジュールは複雑で、なかなか全員そろって、っていう機会は実は少ない。でも、天文研究所のセット撮影とか、アフレコの時とか撮影所の食堂で、5人仲良く定食とか食べてる。俺も食堂に入るなり、『わっかまつさーん!』とかエリモネに声かけられて、一緒にカレーとか海老フライ定食とか食べたりして楽しく喋くる。まあみんな仲いいです。5人は、番組のキャラクターとはちょっと違った役割、立ち位置ができていて、笑いが絶えない」
「そこが、みんな知りたいとこですよね」
「それは……また今度ね。あと、みんなご飯は残さずちゃんと食べる」
「みんな、あれだけスタイルいいのに食べるんですね」
「うん。千葉くんと飯食ってて思ったんだけど、俺あんだけゆっくり、でもちゃんと食べる人を見たことない」
「若松さん、異様に早く、ガバガバ食べますから」
「……勝手な推測だけど、千葉くんは東北人だから、ご飯の有難みをしっかり味わうんじゃないかな。日々の糧を得られる感謝を忘れない。ほかのみんなも、食事には気を使ってるのが分かる。あと各自、自主トレに励んでいるし」
「ハードなスケジュールにも耐えられる吸収力と成長欲があるんですね。一途だ。アフレコがどんどん上手くなっているのも分かります。それがセンスであり、若さということですか」
「今年の5人は、とりわけ純粋な人たちなんだと思う。役と自分を一生懸命客観的に考えて、お互いに演技力と気持ちを高めあおうとしている」
「スバラシイ」
「……そろそろ中盤に差し掛かるし、彼らも不条理な運命の波に翻弄されてみたらは?」
「は? 丸投げ?」
「いや、5人全員のエピソードをクリアしてもらった今、5人のステップアップの段階に来ていると思っていて。高いハードルを、企画チームの俺たちも設定しなきゃね。5人の可能性に期待して」
「まさにアクション曲でも謳っている『闘え! そして糧を得よ!』を若松P直々に体で教えてやろう、ってことですね。あの曲好きだな~、俺。7話以降もさらにやたらと面白くなってきてますしね。5人全員、個性が花開きはじめているから。こっちが置いていかれそうです」
「そう。だから、カレーはしっかり食べないといけないのだよ」
「結局カレーでシメなのね……」

多分続きます。



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(文責:若松豪、大森敬仁)

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