「戻ってきたか……僕の世界に」
士たちがつぎに訪れた世界は、海東大樹の故郷───いわば、ディエンドの世界。
人々は互いに親切で、愛情にあふれる暮らしを営む。
そんな世界で、指名手配者として追われる大樹。いったい何をしたのか?
その謎を追う士(つかさ)たちは、ひとりの青年に会う。
「エリア管理委員会次官、海東純一です」
一方、体制への抵抗をつづける2人のライダー、ラルクとランス。
彼らと敵対するエリア管理委員会の目的は、社会の平和を保つこと……《フォーティーン》の指揮のもと、ライダーを抹殺することによって。
平和な───ただし、仮面ライダーを抹殺する世界。
「海東……純一?」
「大樹は、私の弟です」
記憶を失った士。その過去は、まったくミステリーのままです。
唯一、そんな士の過去を知っている口ぶりの大樹。けれども、彼自身の過去もまた、謎のベールに包まれていました。
けっして自ら語ることのなかった大樹のミッシング・リンク。それが、期せずして明らかになったとき、士と大樹の関係にも、大きく変化をおよぼさずにはおきません。
6月21日(日)は、ゴルフ中継のためディケイドの放送はお休み。
9つのライダー世界をめぐり、元の世界に戻ったと思いきや、また新たな旅立ちをした士たち───そんな第21話までがディケイド《第1章》とするなら、22話からは第2章のスタート。
もう予定調和はありません。
リミッター解除! スタッフさえ「次はどうなる?!」と予測できない展開がはじまりました。
士たちの旅は、どんどん加速していく一方です。
脚本:井上敏樹 監督:石田秀範