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第8話 ブレイド食堂いらっしゃいませ

2009年3月15日O.A.

Episode Guide

「ホントにあの人がブレイドなんですか?」
「アンデッドを封印する会社・BOARD のエース社員だ」

《ブレイドの世界》では、仮面ライダーが民営化されていた。
株式会社 BOARD。その社員は成績に応じ、頂点の《エース》から底辺の《2》まで、細かくランク分けされる。上級の者だけが、ライダーとなる資格を与 えられるのだ。
若くしてエースに抜擢され、ブレイドとなったカズマは、青雲の志に燃えていた。

そんな会社の社員食堂のコックさんになった士(つかさ)
徹底した競争社会。食堂さえ、社員のランクしだいでメニューが異なる。そんな食堂の切り盛りを、あの士がおとなしく引き受けるはずもない。BOARD 食 堂の運命は!
一方、経済危機の荒波は BOARD をも襲い、経営陣はさらに厳しい決断を迫られつつあった!



……と書くと、あたかも「社会風刺?」みたいに見えるかもしれませんが、ご安心ください。これは仮面ライダーディケイド。原材料は、80%がバトルで す。

組織としてのライダーに挑んだ『仮面ライダー剣(ブレイド)』(2004)。
「ライダー=個人」VS「敵=組織」という、それまでのライダーシリーズの常識をくつがえした『剣』。つづく『響鬼』『カブト』にまで影響大でした。

そんな『剣』の挑戦を、あらためて真っ向から描こうというブレイド編を受けて立つは、『剣』のパイロット監督=石田巨匠その人。
明るく楽しい! ライダーたちが、みんな生き生き!
キッツい状況にもかかわらず、「こんな会社で働きたいな!」とすら思わされてくれます。
不況にあえぐ日本経済を、ディケイドとブレイドが変える?!

 脚本:米村正二 監督:石田秀範

Cast Information

鈴木拡樹さん

 8,9話でカズヤ=仮面ライダーブレイド役を演じていただくのは、舞台にテレビにご活躍中の鈴木拡樹さんです。
 純粋で、お調子者で、熱い男カズマを熱演していただきました。昔から仮面ライダーが大好きだったという鈴木さん。今回、アクションもほとんど吹き 替えなしで挑んでいただきました。ユウスケ役の村井くんとは過去に共演したこともあり、現場では思い出話に花が咲いたり。鈴木さんの体当たりの演技 をどうぞご期待ください!

成松慶彦さん

 つづいて、サクヤ=仮面ライダーギャレン役を演じていただくのは、舞台を中心にご活躍の成松慶彦さんです。
 体躯の美しさ、長身を生かし、圧倒的な存在感と大人~な魅力で新しいサクヤ像を築いていただいています。
 出世を巡るライダー同士の熱きバトル!勝ち残るのはいったい誰なのか?
 決してためにはならない<サラリーマン出世術>(笑)。ますますヒートアップ、とどまることを知らないディケイド<ブレイド編>を、どうぞお楽し みに!


士の《ダメ写真》ができるまで





「裏蓋を開けてみました!」の例 by 田崎監督

クロスプロセス(ポジとネガの現像液を変える)の実験 by 田崎監督。
パーフォレーション(送り穴)まで撮れたり、トンネル効果(周辺光量落ち)があったり、blackbird, fly (bbf) の特徴もはっきり。

《クウガの世界》のキメ写真は、ユウスケ×八代さん。
田崎監督みずから bbf を。お2人には、写真の現像が上がるまで待っていただきました。

《キバの世界》はワタル×その父。士が前編で父の写真を撮り、最後にワタルを撮ったら多重露光で1フレームにおさまったという設定。
  1. bbf で多重露光写真を撮る。
  2. 素材をデジカメで撮る。
  3. bbf 写真に合わせて加工。
写真左から、倉田カメラマン(撮影)・田崎監督(素材加工)・金田監督(演出)の三位一体。

オープニングでは、ムービーカメラに装着する蛇腹レンズが活躍。
ふしぎな距離感を作り出しています。
ライダーの世界をめぐり終えるごとに、士が現像する写真。
ダメ写真でありながら、期せずしてエピソードのキービジュアルとなるスーパーショットになっているような、そうでもないような……。


ディケイドでは《写真》というメタファが重要な役割を占めています。
なんでそうなったか?

「士」って、どういう人?
仮に写真を撮るとしたら、何のために?!
企画会議が紛糾しつづける中、ブレイクスルーとなったのは、田崎監督のこのフレーズでした。

「弱々しい愛情表現なんだと思います」
「士が写真を撮る。彼は、カメラを介してしか世界と向き合わない。あたかも世界と距離を置いてるようです。でも、世界が好きでなければ、カメラを向 けるはずがない。誰より愛情は深いのに、その発露が弱々しい

その瞬間、士という人物が、私たちの中で命を得ました。
誰より強いからこそ弱く、誰より弱いからこそ強い、魅力的な士が……。

それまで、まったく別の用途で検討されていた写真。けど、《写真》というアイテムを通じ、士とは何者か/『ディケイド』という番組とは何か、すべて がはっきりと見えた瞬間でした。


士のカメラは2眼です。
好き! というとき、愛を語るために下を向く。撮影スタイルが、そんな士にふさわしい。

士の写真は《ダメ写真》です。
愛しても、断絶がある───世界との距離感の表現。
ダメ写真といっても、テクニックがヘタなわけではないのです。


そんな《ダメ写真》とは?
スタッフの試行錯誤がはじまりました。
手に手に bbf を持ち、思いつくかぎりの技法を駆使して《ダメ写真》を撮りまくる。

あらためて、写真の奥深さを見直す日々です。


写真のことでお困りなら、『ディケイド』スタッフにおまかせください。ダメ写真専門ですが(^^;


次回からのブレイド編は、なんと社員食堂が舞台。
写真以外はなんでもできる士のこと、料理も経営も得意そうですが、はたして写真のほうは、どんな仕上がりになってくるやら……。



(文責・白倉伸一郎、和佐野健一)

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