爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ2 情報屋は認めない

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~BAKUAGE EPISODE GUIDE~

監督:中澤祥次郎 脚本:冨岡淳広

「認めてないぞ、俺は」

未来がブンブンジャーに加わり、
範道邸の地下にある秘密のガレージへ来訪。

そこでは、次の届け屋仕事の打ち合わせが行われていた。
依頼人は某国駐日大使、届け先は某国大統領。

極秘だらけのミッションに興奮する未来だったが
射士郎の目は冷たく光っている。

そんな相性最悪な2人の気まずさをよそに、
危険な掃除機の吸引音が響き始めた。

(文責 : 吉川史樹)

~BAKUAGE TOPICS~



『爆上戦隊ブンブンジャー』のバクアゲ1、乗り心地はいかがだったでしょうか。

タイヤ、シャーシロ、ミラのキャラクターが初回にしてここまで魅力的に描かれるとは……このキャラクターたちのやり取りがもっと見たい!
さすが中澤監督! キャスト陣も監督の演出に見事に応えておりました。

ブンブンジャーは、個性バラバラのメンバーが集まったチームですが、彼らが共通して持っている要素があるとすれば、「主体性」だと思っています。
範道大也流に表現すると「自分のハンドルを握る」…ですね。

未来を担う視聴者の皆さんが憧れるヒーロー像のひとつになれることを願って…
自分の人生の主導権を自分で握るブンブンジャーたちの活躍に今後もご期待ください。

さらに、スーパー戦隊シリーズといえば、「チーム」を描く番組ですので、次回バクアゲ2からは、ブンブンジャーという作品におけるチームの在り方も少しずつ見えてくるかも!?


そして、ブンブンジャーは「クルマ」モチーフの戦隊ということで、いかに「クルマ」を見せていくかということにもこだわっております。

格納庫からの発進シーンは、ミニチュアを使った特撮研究所チーム渾身のビジュアル。自動車工場のような特有のワクワク感と、スタイリッシュなライトの演出がたまらんです。

そして、発進したブンブンカーが走る「ハイウェイ空間」のコースはCGアセットで作られていて、コクピット表現には、Live合成技術が使われています。
進化を続けるLive合成チームが本作でもチャレンジし続けてくれています。
「助手席とか後部座席があったほうが、クルマっぽいよね」
「右ハンドルのマシンと左ハンドルのマシンがあったほうが面白いよね」
などなど、制作陣が細かいところまで楽しみながら考えたので、面白がってもらえたら幸いです。


あと、音楽!
カッコよかったですよね!
コロムビアさんとの初回の打合せで、
「バクアゲでブンブン(?)ということは、音楽が超重要ですね!」
ということを確かめ合えたので、心を一つにここまで進めてくることができました。

本作の音楽は、
池田善哉さん
横関公太さん
がご担当されています。
二つの才能を活かしていくという贅沢で挑戦的な形になりました!

スタイリッシュなのに熱さを感じる、洗練された爆上がりサウンドの数々にもご注目いただければと思います。

そしてそして、皆さんお待ちかね。次回はED主題歌が初披露!
ブンブンが明るく歌いアゲ、ヒーローたちがかわいらしく踊る極上のエンターテイメントをお楽しみに!!

(文責 : 久慈麗人)

~BAKUAGE REPORT~


始まりました、『爆上戦隊ブンブンジャー』!
第1話はいかがでしたか?


まさに新時代を爆上げる爽快な第1話だったのではないでしょうか。
きっと朝から爆上がってくれたことと思います。

ではじっくり振り返ってみましょう!

■ブンブンジャー、スタート!!

教会で新たな夫婦が生まれようとする冒頭。
しかし花嫁のミラはどこか浮かない様子…。


指輪交換の直前、現れたのが…

範道大也!!


この状況で現れるとは、まさか大也はミラの??

いいえ違います、彼は“届け屋”。

依頼人から頼まれたら「何があろうと絶対に届ける」、
それが届け屋です。

と、ロクに説明もないまま街を駆ける真っ赤なロックスター。

思わずミラもこの顔です。
参列者もびっくりしますよね。

おや、この後ろ姿は射士郎…!
この後「最短ルートを設定する」とキメていましたが…来てたの?

それは一旦置いといて、
車の戦隊ですから日常パートから常にクルマを画面に映したい。
東映の偉い人も序盤の脚本打ち合わせに顔を出し
「クルマクルマクルマクルマ…」と我々に暗示をかけて去っていきました。

そんなブンブンジャーの第一目標に力を貸してくださったのは光岡自動車さん。
夢とロマンが詰まったスーパーウルトラかっこいいロックスターを提供してくださっています。

ナンバーもついているのでもちろん公道も走れます!

そんなロックスターでミラの彼氏であるノリオくんの待つ空港へ走る大也。
ちなみにノリオくんの初稿時の名前は「久留間紀夫」。

そう、「車 乗り男」です。
先述の「クルマ暗示」にかけられたのか、
脚本家・冨岡さんの遊び心に爆笑した私でしたが、
稿を重ねるにつれ「待て待て、こいつが主人公みたいな名前じゃねえか」ということでカタカナの「ノリオ」になりました。
色々あるのよ打ち合わせには…。

さて、脚本家の冨岡さんに触れたので
今作のパイロット監督、中澤祥次郎監督にも触れておきましょう!

かわいい、とても。

『機界戦隊ゼンカイジャー』のような楽しすぎる作品を作ったかと思えば
『仮面ライダーギーツ』のようなビターな作品も手がけた中澤監督。

久慈Pとは『烈車戦隊トッキュウジャー』からの仲で、
絶大な信頼のもとパイロットをお願いしました。
レギュラーオーディションには第一次から参加していただき、
しっかりとキャストを選ぶところから、
イロハを教えるところまでやっていただいております。

その結果『爆上戦隊ブンブンジャー』は、
“真面目にふざけているがスタイリッシュでカッコ良い”という
新たな扉を開くヒーローの第一歩を踏み出しました。


さて、本編に戻りましょう。

空港へ向かう大也たちを追う形で現れたのは
大宇宙侵略大走力団ハシリヤンの2人+1匹。
デコトラーデ、イターシャ、ヤイヤイ・ヤルカーです。


地球に襲来早々、えらい素敵な声で大暴れをしている御三方、
もといサンシーターですが、
ブンブン(ブンドリオ・ブンデラス)は何か知っている模様…?


私もブンブンの声に似ている少年と2人+1匹が戦っているのはよく知っているのですが、それとはかなり事情が違うかもしれません。
冨岡さんに聞いたらよくわかるかもしれないので今度聞いておきます。

大也とカーチェイスを繰り広げるサンシーター。
これは手に汗握る展開!!

と思いきや停止する大也。


なんで!?

な〜るほど、歩行者でしたか。
どんだけ緊急事態でも交通ルールはしっかり守る。
これがヒーローです。(ヤルカーも停まってましたが)

全国のお母様、お父様!
これがブンブンジャー、子供に観せても安心安全な作品でございます。

その後、「飛ぶぞ!」の声とともにぶっ飛んでいったロックスター。
それを見守るは振騎玄蕃。


えぇ、1話の出番はこれで終わりです。謎すぎる…。
ティザーなどで玄蕃を推し始めてくださった方には申し訳ないのですが、
オフショットもございません…!
で、でも、これから出番増えますから!
それを楽しみにしていてください!

サンシーターに目を付けられたミラのウェディングドレス。
大也は着替えるためにブティックへ立ち寄ります。

この店、買った!

!!!
なんやこいつ!!!
服じゃなくて店買いよった!!!


大也は超お金持ちという設定があります。
とある理由で莫大な財を築きましたが、
特にお金に執着はなく、気前よくぶっ放していきます。
このお買い物はアメリカの某コウモリマンのスタイル。
当然射士郎とブンブンがいるあの基地も大也の自宅地下にある個人所有物。
あれは某鉄マンのイメージ。
色んなエッセンスを取り入れることで
魅力的で求心力と余裕が溢れる大也が出来上がったわけです。

ちなみにこのブティックの撮影がブンブンジャーのクランクインでした。

ほぼカギカッコになるくらい深いお辞儀をする井内くん。

彼は撮影現場の全てに目をキラキラさせていて、
ワクワクに一直線な感じが少年漫画の主人公のようです。

ミラはウェディングドレスでクランクイン。


今作で48作目となるスーパー戦隊シリーズですが、
ウェディングドレスでクランクインしたのは鈴木さんだけではないでしょうか。

初の特撮現場となる井内くんと鈴木さんに中澤監督からのご指導が入ります。


井内くん、いい顔です。

1話の台本が完成に近づくにつれ範道大也という役が見えてきた頃、
レギュラーオーディションが始まりました。
大也は「余裕があり、気前が良く、前向き」。
そんなイメージを持っていたスタッフ陣がオーディションの審査をしたわけですが、スタッフの数だけ意見があるのでそう簡単にはまとまりません。
なんせまだ誰も動いている大也を見たことがないのです。
そこに現れた井内悠陽くん。
彼はスタッフたちの中に乱立していた大也像を一つに収束させ
「これ、アリだな」と思わせてくれました。
まだ何色でもなかったからこそ、吸収力もあり、物凄いスピードで進化してくれる井内くん。1年後には真っ赤な男になってくれることを期待しております!

ちなみにこのクランクインの現場には、
本来休みだった錠役の齋藤くんも見学に来ていました。

頑張れ19歳コンビ!

さて、着替え終わったミラでしたが、
イターシャが現れ「ガッチャン、イグニッション!」。

台本には「イグニッション」とだけあったのですが、水樹奈々さんがアドリブで「ガッチャン」を追加。
これがめちゃくちゃ良く、採用させていただきました!

そして生まれた苦魔獣ウェディングドレスグルマー。
こちらはサンシーターと同じく、
炎の漫画家・島本和彦先生のデザインです。
見てください、目が燃えている!!
これぞまさに島本先生流。
「ウェディングドレスを怪人にしてください」という無茶なお願いも楽しんで描いてくださっております。
今後のデザインにも乞うご期待。

さて、ウェディングドレスグルマーは
人間の悲鳴エネルギー“ギャーソリン”を集めに街へ繰り出します。
こちらは悲鳴の「ギャー」と車の動力源「ガソリン」をかけた
企画者104松井さんの渾身のアイディア。
一度聞いたら忘れない、かつ意味も通っている、秀逸です!

人々の悲鳴を聞き駆けつける警察官の錠。

でしたが…あっけなくウェディングドレスで縛られてしまいました…。


錠も一瞬じゃん!という声が聞こえてきそうですが、
この警官服onウェディングドレスの衣裳合わせ、結構時間がかかったんですよ!
錠のガタイが良すぎるのなんの。

中澤監督もかなりこだわり、
「警官服は片方の袖脱いでみよっか」など、色んなパターンを試しました。
(衣裳合わせの時間と出演時間が全く釣り合っていないのは内緒です)

そんな街の惨劇に現れたのは大也。
とうとう初チェンジ、監督のディレクションにも気合が入ります。


あ、もちろん錠のシーンにも気合は入っていましたよ!


そんな中澤監督の作り上げた初チェンジ。

いかがでしたか?
めっちゃくちゃカッコ良かったですよね!?


圧倒的なスピードと臨機応変な戦闘スタイルで苦魔獣を追い詰めます。


と、そこに現れたのは情報屋の射士郎くん。

ミラを空港へと届けようと連れ去ります。

これにて一件落着…。
と思いきや、なぜかミラと射士郎が戻ってきて、
「あたしはあたし自身をあたしの思うところに届ける!」と宣言。

後ろでよろめく射士郎がカワイイネ!

「自分のハンドルは自分で握る」
これが第1話のバクアゲポイントであり
ブンブンジャーの一貫したテーマです。

自分の人生は自分でハンドリングして楽しいものにしていくという大也の心情にミラが感化された瞬間でした。

そんなミラに「バクアゲ」を感じた大也はミラにブンブンチェンジャーを投げ渡します。


射士郎は驚き「おい!」と咎めますが、
すぐに「いつもこれだ。勝手にしろ」と笑います。

そう、何を隠そう射士郎は大也が大好きなのです。
全幅の信頼を置き、大也が言うならそれに付き合う。
それが射士郎のハンドルの切り方ということです。

古くはルパンと次元のように、
冨岡さんの担当された作品で言えばゴム人間と三刀流のように。
常に物事を楽しむ圧倒的な男の隣には皮肉な理解者がいるものです。

そして射士郎とミラも初チェンジ!



ついに揃った3人の戦士。

「ブーーーンレッド!!」
「ブーーーンブルー…」
「ブーーーンピンク!」
「気分ブンブン、ブン回せ! 爆上戦隊!」
「「「ブンブンジャー!!!」」」


久しく見ていなかった王道名乗り、これだよこれ!といった感じ!!
思わず私も爆上がってしまいました!!

ちなみに「「「ブンブンジャー!!!」」」の部分ではミラだけ少し遅れていますが、これはアフレコで出遅れた鈴木さんを見た中澤監督が
「アリだなぁ、初チェンジで初名乗りだもんな、遅らしちゃおう」とユーモアたっぷりに採用。
“真面目にふざけているがスタイリッシュでカッコ良い”、ここにも生きているんです!

華麗に銃撃で戦うブルー。

トンチンカンな戦いをするピンク。


そしてクリエイティビティに富んだレッド。

今作のアクションは、アクション監督の渡辺淳監督のアイディアで
ラジコンカメラなどを使い、
車戦隊ならではのスピーディなバトルが展開されております。

素敵なチームがウェディングドレスグルマーを倒した後はお約束、
巨大化した苦魔獣とのバトルです!

こちらのディレクションは特撮監督の佛田監督。
車庫から10台の車が飛び出しレース。
ブンブンも「俺も行くぜ!」と加わり、ブンブンジャーロボへと変形合体!!

コクピットにブンブンジャーが乗り込んだ際の
「バクアゲットオン!!!!!」が最高に気持ちいい!!
マツリカさんの声はなぜこんなに元気が出るんでしょうか。

そして戦うブンブンジャーロボとウェディングドレスグルマー。

「お前と結婚なんかするかぁ!」など、マツリカさんのヒーローボイスが敵を追い詰めます。

スーパー戦隊のロボ史上最も喋るロボかもしれません。
ウェディングドレスグルマーの体からネジを外し、装甲を外し、

廃材で作ったウェディングケーキに閉じ込め、ケーキ入刀の一撃でフィニッシュ!!


いや〜カッコ良すぎる!
ロボ戦からかかるOPも相まって爆上がりまくりました。
素晴らしい…。

普段はこんなに可愛いんですよ?
戦う時とのギャップが最高ってなもんです。
このギャップとマツリカさんの声が毎週聞けるなんて、
最高な番組だなブンブンジャー!!


いかがでしたでしょうか。
些か長くなりすぎた気もしますが、正直これでも書き足りない。
まだまだ裏話や制作秘話もあるんです…!!


それはまた来週からぼちぼち出していきますので覗きに来てくださいね。

さて、来週からはOPとEDも付きさらに物語は加速していきます。
監督は引き続き中澤監督。
おかしみとスタイリッシュさの超融合をお楽しみに!!

あ〜、中澤監督!ヤルカーをそんな持ち方しないで〜!

(ブン責:吉川史樹)

~BAKUAGE INFORMATION~


その1!
バクアゲなOPテーマ「爆上戦隊ブンブンジャー」TVサイズ配信がスタート!

初回放送をご覧になったみなさま…
最後に流れたOPテーマ、あまりのかっこよさにテンション爆上がりましたよね?何回だって聴きたいですよね?

そんなあなたへ、朗報だー!!
OP テーマ「爆上戦隊ブンブンジャー」TVサイズの配信が、
本日3月3日(日)スタートしました!

遠藤正明さんの力強くて熱い歌声が、あなたの心を震わせます!
ブンブンジャーの世界に浸っちゃってください!!



【タイトル】
爆上戦隊ブンブンジャー(TVサイズ)〈『爆上戦隊ブンブンジャー』オープニング・テーマ〉
歌:遠藤正明 作詞・作曲:武田将弥 編曲:白戸佑輔
【配信先】
iTunes Store、レコチョクなど国内主要ダウンロード配信サイト
Apple Music、LINE MUSIC、Spotifyなど国内主要ストリーミング配信サイト
【価格】
単曲:¥239+税

(OPテーマとEDテーマを収録した主題歌CDは4月3日(水)発売予定です、もうちょっとお待ちください…)


その2!
3月2日(土) からスタートした
『爆上戦隊ブンブンジャー あいことばキャンペーン』
みなさまご参加しましたか?
まだの方は急いで!爆走すれば、まだ間に合う!かも!?

あいことば「ブンブンジャー!」をお店の人に伝えて、
番組に登場する「ブンブンスーパーカー」をゲットだぜ!!

三井ショッピングパーク ららぽーと の11施設(TOKYO-BAY、柏の葉、豊洲、立川立飛、横浜、海老名、湘南平塚、新三郷、富士見、福岡、ラゾーナ川崎)は、
3 月2日(土)、3日(日)の二日間のみの開催です!
…ということは、今すぐ行かなくちゃ!!
その他全国のおもちゃ屋さんも、なくなり次第終了です。


その3!
3月2日(土)午後6時30分から配信された、
『爆上戦隊ブンブンジャー放送前夜祭 キャスト深掘りスペシャル』
もう観た方も、まだ観てない方も、何回だって楽しもう!

ご視聴はこちらから!
https://youtu.be/wKdI0m2FTCU

気になるバクアゲストは、バイク川崎バイクさんでした!
ありがとうございました〜!ブンブン!!


その4!
まさかとは…思いますが…。
「今日初回ってこと、忘れてた!見逃した!」という方!
ご安心ください、こちらから1話をご覧いただけます!
リアタイしてくれたあなたももちろん、何度だって見直せます!
2話放送までに要チェックだ〜!!