「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」11/17（日）『幸福の黄色いハンカチ』上映＆山田洋次監督・武田鉄矢さん登壇舞台挨拶を実施

「没後１０年 高倉健特集 銀幕での再会」と題して、東京・銀座の丸の内ＴＯＥＩ②では、高倉健さん出演作全１９本が上映されています。
１１月１７日には『幸福の黄色いハンカチ』上映後に、山田洋次監督、武田鉄矢さんが舞台挨拶に登壇しました。東映最後の直営館である丸の内TOEIに、松竹配給作品である『幸福の黄色いハンカチ』が上映され、なおかつ山田洋次監督と武田鉄矢さんが舞台挨拶まで駆けつけることは、映画業界的に非常に異例。それだけに人気も高くチケットは発売後４日で完売し、“高倉健没後１０年企画”だからこそ実現した特別イベントとなりました。
この特集上映は１１月２２日まで開催されます。ぜひこの機会に、“映画スター高倉健さん”を銀幕で改めてお楽しみ下さい。

撮影では、健さん、武田君、桃井（かおり）さんの３人一緒にずっとオンボロ車で移動してもらっていました。東映では健さんにそんな（オンボロ車に載せる）ことはしなかったらしいですね（笑）。でも、２０代だった（武田鉄矢、桃井かおりの）二人と健さんの、普段からの雰囲気は、映画の中によく出ていたと思います。
健さんとは『幸福の黄色いハンカチ』『遙かなる山の呼び声』の２本だったけれど、他にもやりたいと準備して、うまくいかなかったのが２本ありました。もう１本作れればよかったです。

この作品は、武田鉄矢のはじまりの映画と言えます。網走での最初の健さんとの撮影から、山田監督には随分としごかれました。僕が絶望していると、健さんの「あの人は伸びる奴をしごくらしいよ」という言葉にとても救われました。
撮影中はキャストスタッフ一緒に夕食をとるのですがよく健さんから「秘密の手紙」が回ってきてそこを抜け出して健さんが用意した行きつけの店を貸切にして僕と桃井さんと3人だけでゆっくり食事をし、いろいろな話をしたことは忘れられません。
高倉健という人は、日本の風景です。青空であり、夕焼けであり、星空でもあり・・・。これからも、その日本の風景を皆さんにご覧になっていただきたいです。

「幸福の黄色いハンカチ」（松竹配給）
11/18（月）16:40～、19（火）18:30～、20（水）11:30～

「夜叉」（東宝配給）
11/21（木）13:30～、22（金）15:50～

「新幹線大爆破」
11/18（月）11:30～、19（火）13:30～、20（水）16:10～

「網走番外地　北海篇」
11/18（月）14:30～、19（火）16:30～

「日本侠客伝　花と龍」
11/20（水）13:50～、21（木）16:10～、22（金）18:30～

「悪魔の手毬唄」
11/20（水）19:10～、21（木）11:30～、22（金）13:50～

「ごろつき」
11/18（月）19:00～、19（火）11:30～

「鉄道員（ぽっぽや）」
11/21（木）18:30～、22（金）11:30～