2024.09.24
令和6年度兵庫県人権啓発ビデオ「あなたのいる庭」が完成しました!
社会におけるこどもの人権
~こどもが安心して暮らせる社会の実現をめざして~
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兵庫県・公益財団法人兵庫県人権啓発協会より当社教育映像部が受注、東京撮影所が制作いたしました、令和6年度人権啓発ビデオ『あなたのいる庭』がこのほど完成しました。
社会には、虐待や貧困、死別など様々な理由で保護者と暮らせず、児童養護施設など社会的養護のもとで暮らしているこどもたち、そして社会的養護下から自立したが、家族からのサポートを得られずに生きる人たち(ケアリーバー)がいます。社会的養護の現状や実態を知る人は少なく、世間からの無理解と偏見にさらされ、居場所を見い出せず、進学や就職など生きる上で様々な困難に直面している現状があります。次代の社会を担うこどもたちが自分らしく幸せに成長でき、暮らせるように、 社会全体で支えていかなければなりません。
「こどもの人権」について改めて考え、誰もが一人の人間として尊重される社会の実現をめざすことを目的として、人権啓発ドラマを制作しました。
各自治体・教育委員会をはじめ、地域や職場などにおける人権研修会や学習会でご活用いただけますと幸いです。
2024年10月25日 発売開始!
キャスト
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あらすじ
阪神・淡路大震災で夫と幼い娘を亡くし、心を閉ざしたまま生きる主人公・和佳奈の唯一の拠り所は、自宅の庭で花や野菜を育てること。だがある日、大切に育てていたトマトの芽が何者かに踏みつけられていた。誤って庭に入ってしまったと謝罪に訪れたのは、児童養護施設・のじぎく園で暮らす実結(16)と怜央(9) 。実結は自分たちが植え直すと申し出るが、和佳奈はそれを突き放す。
しばらくして偶然再会した実結と和佳奈。あの日の自分の態度を気にしていた和佳奈は、実結に「トマトの種を植え直すのを手伝って」と声をかける。それ以来、実結と交流を深めた和佳奈は、震災で夫と幼い娘を亡くし、今でも自分を責め続けていることを打ち明ける。実結も、施設で暮らしていることで受ける偏見や、大学進学という夢を和佳奈に打ち明け、2人は互いに心を通わせていく。
実結に誘われてのじぎく園へ招かれた和佳奈は、園長の御子柴と、震災で母を亡くし、自身も施設出身だという児童指導員の松下からのじぎく園のことや、社会的養護のケアを離れたこどもや若者『ケアリーバー』について聞く。そして実結は、和佳奈になら話してもいいと、親から虐待を受けていたこと、音沙汰のなかった母親から突然会いたいと連絡があったことを明かすのだった。実結と母親が再会した日に、和佳奈は松下から「実結が帰ってこない」と連絡を受け———
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スタッフ
【企画】兵庫県・公益財団法人兵庫県人権啓発協会
【企画協力】兵庫県教育委員会
【制作】東映株式会社
【プロデューサー】福島宏樹 岩川日和
【キャスティングプロデューサー】福岡康裕
【脚本】山上梨香
【監督】田口仁