アゲハがとんだ -1945・3・10東京大空襲ー 画像

アゲハがとんだ -1945・3・10東京大空襲ー

 今、日本は平和な時代が長く続いています。戦争を実際に体験し、それを語りついできた世代も少なくなってきました。一方、ゲームやアクション映画のなかでしか戦争をとらえられない若者も増えています。世界にナショナリズムの嵐が吹き荒れるなか、今まさに、戦争とは何か、平和とは何かを考えることは、世代を超えて私たちにとって重要な課題となっています。
 この物語は、学童疎開先ののどかな情景から始まります。子ども同士の争いはあったりしますが心の底では理解し合っており、絆が結ばれています。卒業式のために東京に戻った主人公たちは、3月10日の午前0時過ぎ、東京大空襲に見舞われます。前半の暖かい日差しのなかの情景と、後半の激しい空襲のシーンがコントラストとして印象的に描かれます。
 作品の途中に挿入されている学童疎開の様子や軍楽隊の更新、燈火管制の状況、焼夷弾の説明など、教材として取り上げたくなる要素もふんだんに盛り込んでいます。
 戦争を真摯に受け止め、記憶に刻み、次の世代に引き継ぐための一助となるよう、このDVDをお使いいただければと思います。

プロデューサー/中鉢裕幸(東映株式会社) 沼田かずみ(株式会社トマソン)
原作/あおきてつお「虫取りの少年」(『赤い靴はいた』より)
脚本/山上梨香
演出・コンテ/樋口雅一
アニメプロデューサー/沼田友之介
アニメーション制作/ピーターパンクリエイション
企画・製作/東映株式会社 教育映像部

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INFORMATION

価格 66,000円(税込72,600円)
学校特別価格 33,000円(税込36,300円)
予告編
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