2026.03.30
東映バーチャルプロダクション、 群馬県「バーチャルプロダクション地域素材開発業務」を受託し、 群馬県内のVP用地域素材を撮影・制作
東映株式会社(以下、当社という)は、群馬県が実施する「群馬県バーチャルプロダクション地域素材開発業務」を受託し、県内の自然景観、観光地、歴史的建造物、街並みなど多種多様な風景をバーチャルプロダクション(VP)用の地域素材として撮影・制作いたしました。
本事業は、群馬県内のロケーションを映像制作現場で活用しやすい素材として整備することで、映像作品を通じた群馬県の魅力発信につなげることを目的とするものです。
当社は本業務において、群馬県と連携しながら、県内各地のロケーションをVPで活用可能な高品質素材として制作しました。これにより、映画やCMなど様々な映像制作において、東映東京撮影所のバーチャルプロダクションの活用の幅を広げます。
|
|
|
当社は、2022年10月1日に東京撮影所にバーチャルプロダクション部を設立し、国内最大級のLEDスタジオにて、先端技術による新しい映像制作技術の研究に取り組んでおります。
本事業では、2025年3月に群馬県の実施した公募にて当社が採用され、VP用地域素材の撮影・制作を行いました。日本映画業界で唯一、撮影所の中にLEDスタジオとその専門チームの両方を有している当社の制作力を評価いただいております。
【プロジェクト内容】
群馬県では、歴史的建造物や風景、ロケ地として魅力の高い場所、現地での撮影が難しい場所などを対象に、バーチャルプロダクション用の背景素材として整備する取り組みを進めています。この度当社は、素材の撮影・制作を受託しました。
【プロジェクト目的】
●映画・ドラマ・CM・ミュージックビデオ等の映像制作において、群馬県内のロケーションをスタジオ撮影環境においても活用可能すること
●従来のロケ撮影と併せて群馬県の景観や地域資源の利用機会を拡大すること
●本事業により制作された映像素材を地域の新たなデジタル資産として蓄積・活用することで、映像制作における群馬県のロケーション認知の向上を図ること
●映像作品を通じた地域の魅力発信及び観光振興、さらにはロケ誘致等、映像産業との連携による地域活性化に寄与すること
【委託期間】
令和7年5月20日~令和8年3月31日
【実施内容】
1.
ロケーション調査
・群馬県内のバーチャルプロダクション利用が想定されるロケーションの選定
・撮影許可の取得
・ロケーションハンティング
2.
素材撮影
・360°背景素材撮影
・CG用フォトグラメトリー・スキャン撮影
3.
データ制作
・360°背景素材のデータ処理・変換
・Unreal Engine用素材作成(モデリング、レベルデザイン、実装)
【成果物】
以下の14ロケーション(全80シチュエーション)を制作いたしました。
・実写背景素材
①川場村田園:7シチュエーション(うち2点は車窓背景)
②草津温泉・湯畑:15シチュエーション
③毛無峠:3シチュエーション
④嬬恋の道:8シチュエーション
⑤前橋 幹線道路:8シチュエーション
⑥Gunma Flower Park ⁺:5シチュエーション
⑦臨江閣:5シチュエーション
⑧ぐんま天文台:6シチュエーション
⑨吹割の滝:5シチュエーション
⑩上毛電気鉄道 車窓:9シチュエーション
⑪ぐんま昆虫の森:3シチュエーション
⑫弁天通商店街:4シチュエーション
・Unreal Engine用データ
①昭和庁舎と群馬県庁
②群馬県庁屋上ヘリポート
〈素材の特徴〉
・画角や時間帯、光の向き、背景のバリエーションなど、実務における細かな要望に対応できるよう、ロケーションごとに複数のシーンを収録。
・群馬県の風景をデジタルアセットとして蓄積し、天候や季節、許可調整等の制約を受けやすい現地ロケーションの活用可能性を広げる。
|
|
▲Unreal Engine用データ(昭和庁舎と群馬県庁)
|
|
▲Unreal Engine用データ(群馬県庁屋上ヘリポート)
●
プロモーション映像
本プロジェクトのプロモーション映像を制作しました。
映像はこちら▼
https://www.youtube.com/watch?v=coS_MoRJanM
●
ワークショップ
3月16日(月)、東映東京撮影所のLEDスタジオにて、本事業で制作したVP用地域素材の紹介、および映像制作関係者への認知向上と利用促進を目的とした「地域素材の可能性体験ワークショップ」を開催しました。映像制作を中心とした業界関係者44名にご参加いただき、「実案件に使える素材」としての群馬県ロケーションの新たな可能性をご紹介しました。
〈主なプログラム〉
•群馬県バーチャルプロダクション素材の紹介
•プロモーション映像上映
•撮影監督によるトークセッション
•制作された素材を使用したデモンストレーション/体験会
|
|
|
当社は、今後も技術開発と先端技術により未来の映像作品の制作を目指します。引き続きご注目ください。
【東映東京撮影所 LEDスタジオ概要】
LEDスタジオ所在地 東京都練馬区東大泉2-34-5 東映株式会社東京撮影所 No.11ステージ
LEDスタジオ運用開始日 2023年2月
スタジオ面積 400㎡(120坪)
LEDウォール AOTO社 RM1.5×600pics(地上) 横30m×縦5m ※270度ラウンド型、直径12m
AOTO社 M3.7H×220pics(天井) 横10m×縦11m