名探偵 金田一耕助・片岡千恵蔵主演 『悪魔が来りて笛を吹く』 デジタル修復プロジェクト！

戦前から戦後にかけて活躍した時代劇スター片岡千恵蔵が、東映戦慄巨編映画として挑んだ『悪魔が来りて笛を吹く』（1954年公開）。
探偵小説の巨匠・横溝正史の描くはかま姿の金田一イメージと異なり、千恵蔵がスーツ姿でガンアクションも見せる貴重な本映画のフィルムは永く現存しておらず、実際の映像を見ることは不可能と考えられていました。
この度、奇跡的にロストフィルムが発見されましたが、発見されたフィルムは７０年の時を経て映像と音声の劣化が進んでおり、フィルムでの上映は難しい状態でした。
しかしながら、4Kスキャンと東映グループの修復技術を駆使してデジタルデータとして蘇らせ、本映画の上映を実現させたいと思います。鬼気せまる真夜中の密室殺人！死の暗黒に輝く悪魔の目！猟奇と恐怖！当時の興奮を現代の 多くのファンの方々へ再び大スクリーンで お届けしたい という思いからこのプロジェクトを始動させました。

1951年に発表された横溝正史原作の同名小説を、片岡千恵蔵が金田一耕助を演じ東映が映画化、1954年（昭和29年）に劇場公開しました。
片岡千恵蔵の金田一耕助シリーズは7作品製作されており、本作は第４作目にあたります。
「悪魔が来りて笛を吹く」は横溝正史作品のなかでも指折りの名作と誉れ高く、何度も映像化され、映画は過去に2度作られており、1本目が片岡千恵蔵、2本目が西田敏行の主演で、いずれも東映が製作配給しています。
本編の内容については原作とは大きく異なるとされており、修復された映像で映画と原作の違いを確かめていただければと思います。

ロストフィルムとなっていた本作『悪魔が来たりて笛を吹く』（1954年）の16mmフィルムが当社に寄贈されたというNHKニュース（2024/2/25）の放送直後から、SNSで1万いいねを超える大きな反響がありました。Xのポストにも「見たい」「配信して欲しい」「デジタル化を期待」「金田一の大ファン」「洋服を着た千恵蔵」「激アツ」など、復刻を望む声が多数投稿されており、注目度の高さが窺えました。
横溝正史ファンは勿論のこと、金田一ファン、千恵蔵ファン、引いては映画ファンを含めた幅広いファンのみなさんと一緒に、70年の時を経て映画黄金期の名作を現代に蘇らせる共同プロジェクトを始動させたいと思います。

プロジェクトページ：https://ubgoe.com/projects/709
－目標金額　1,954,427円
－プロジェクト実行方式　All in形式
－募集期間　2024年6月3日（月）5:00 ～ 2024年7月30日（火）23:59
－実行者　東映株式会社　　協力（デジタル修復）　東映ラボ・テック株式会社

寄贈された本作の16mmフィルムはビネガーシンドロームによる劣化が進み、歪みや欠損、傷も多く、一刻も早いデジタル化が望まれる状況でした。東映ラボ・テック株式会社の熟練した専門スタッフの手作業と最新修復技術を駆使し、デジタルデータとして映像を蘇らせます。

数十年ぶりに発見された貴重な名作を未来に繋ぎ、多くの方々にご覧いただくために、私たちと一緒に映像を蘇らせ、劇場での感動をともに共有しましょう。

本プロジェクトにご支援頂いた方には、2025年1月に予定している復刻披露上映会鑑賞権や先行配信視聴権など、老若男女、様々な映画ファンのみなさんに喜んでいただける返礼品をご用意しました。
詳細については、プロジェクトページをご覧ください。

＜先行配信＞
配信先：YouTubeチェンネル「東映シアターオンライン」（https://www.youtube.com/@toei_theater）
配信時期：2025年2月上旬から2週間程度（予定）
※パートナー（クラウドファンディング購入者）限定公開

＜復刻披露上映会＞
場所：丸の内TOEI」スクリーン1
住所：東京都中央区銀座3-2-17
日時：2025年1月26日（日）14時頃（予定）

「あなたの初期衝動を、かたちにする」クラウドファンディングプラットフォームとして、掲載者の手数料負担は0％に、パートナー（購入者）からのシステム利用料で運営、掲載者は集まった金額の100％をプロジェクトにお使いいただける手数料システムを採用しております。
公式HP：https://ubgoe.co.jp/