熱暴走を心配したゴリサキは、安全装置を作り、リュウジに渡す。
だがそれは、体温が上昇するたび警告を発するだけで、まるで役に立たない。
怒られる!とアセるゴリサキだが、リュウジは優しく励ますだけ。
ゴリサキの本心は・・・。
そんな頃、エンターはとある解析を終えていた。
「ブルーバスター、やはり奴は・・!」
エンターが誕生させたのは、強い風で吹き飛ばすファンロイドで・・・。
脚本 下山健人
監督 竹本 昇
2012年5月6日O.A.
あらすじ
みどころ
ヒーローの弱点が狙われる!という話は子供心にドキドキしたものです。
5話でも描いたブルーの「熱暴走」のウイークポイントがエンターに狙われることに。
そこにからんでくるのが、ゴリサキとの関係。
「シンケンジャー」からスーパー戦隊シリーズに参加していただいている下山健人さんが、「ゴーバスターズ」に初参加です。
最初の打合せは「どのキャラが面白そうですか?書いてみたいですか?」という雑談などから入るのですが、「ゴリサキ!」という即答で、ウサダ→ニックと続いたバディロイド編をお願いすることになりました。
ぜひ書いてみたかった、という屋上のシーンにもご注目です。
さて、前話に引き続き、竹本組。
戦隊シリーズベテランの竹本監督に聞いてみました。
「戦隊で外せないものって何でしょうか?」
竹本監督「名乗りは別にないのもあるし・・・(しばし熟考)・・・やっぱり『熱さ』ですかね」
『熱さ』! 下山さんも『熱さ』を大事にする脚本家さんです。お二人相乗効果のMission11、どうぞお楽しみに。
こぼれ話
〇声優さんのキャスティングについて その1
特撮作品では、着ぐるみキャラのレギュラーも多く、よく声のオーディションをやります。
脚本からそのキャラクターのセリフを抜粋して、デザイン画を添えて、声優事務所さんに、候補の方の声を吹き込んでもらうのです。
その役柄に合わせてくれるので、サンプルCDを聴くよりずっと役のイメージがわきます。
と言いつつ、たくさん候補の方をいただくと、一通り聴くのも時間がかかります。
『ゴーバスターズ』では、モーフィンブレスやソーガンブレードといった玩具にバディロイドの声が収録されていることもあり、かなり早くに決めないといけませんでした。
こうなれば、オールキャスティングで!ということで、まずはニックから。
実は役者のオーディションもまだ途中だったりするので、ヒーローとの差別化を考え、やや年齢が上の方で探します。
小林靖子さんによるニックのセリフは、陽気でちょっとキザな感じ。
言い方は、「オッケー!」ではなく、「オーケー!」。
アメリカの吹き替えっぽく、という指定もついています。
このイメージは・・『アイアンマン』や『シャーロックホームズ』の吹替えの藤原啓治さんがぴったりでは、と他のアニメ作品なども見直してリサーチ。
声は低くも高くも行けるし、何と言ってもその芝居の幅の広さ。一言で感情を表すのは神業の域。
しかも藤原さんは、東映特撮はまだ未経験。
ぜひ!とお願いしたところ、「初めてだし、面白そう」とご快諾いただきました。
次はゴリサキ。
ゴリサキは力持ちキャラなので、ニックより低めの声で・・年齢も上の方がいい?と候補の方を探します。
柴﨑監督から、「玄田さんくらい渋い声で行けないですかね」とのリクエスト。
玄田哲章さんといえば、声優界の大御所。シュワルツネッガーやスタローンの吹替えも有名です。
そんな大ベテランの方にお願いできるものだろうか・・。
特撮のアフレコは撮影によってずれたりするので、お待たせしたり、新人俳優さんとの芝居にお付き合いいただいたり等があるので、コワい方や厳しい方だったらどうしよう、と心配したりもしていたのです。でも、そんなことはありませんでした!
玄田さんはずっとスーパー戦隊シリーズのCMナレーションをやっていただいていて、マジレンジャーのマージフォンの呪文の声もやっていただいていたりと、戦隊とはご縁の深い方。
『ゴーバスターズ』の玩具も喜んで下さるし、「玄田さんはカラオケ歌ったりされるんですか?」という質問にも、「うーん、最近は行かないけどねー。石原裕次郎とかかな」と答えて下さる、気さくな優しい方なのです。
大ベテランさんに支えていただいているバディロイドです。
ウサダの鈴木達央さんについては、また次の機会に。
Look back to #10
さて、みなさんが首をなが〜〜〜〜〜〜〜くして待っていた吉木りささん演じる桜田リカのエピソード、いかがだったでしょうか??
一夜にして、突然最愛の両親を失ってしまった14歳のリカにとって、唯一の肉親であるヒロム。彼女の特命部に対する嫌悪と、両親を奪った科学に生み出されたニックへの激しい拒絶反応は至極当然のことだったのでしょう。
そんな姉の心をも動かすヒロムの意志の強さが、非常にレッドとして勇ましく格好よかったですね。
さて、リカを演じる吉木さんは
劇中ではシリアスな表現が多いですが、カメラがまわっていないことろでは常にニコニコしていて、現場が一瞬で華やかな、癒しの空間に早変わり。ええ、硬そうなコンクリートの地面がまるでお花畑のように見えました(笑)
寒い日でしたがスタッフさんも一同に声を揃えて「吉木ちゃんがいる限り身を削って頑張る!」と言って、、、はおりませんでしたが今にも言い出しそうな顔でお仕事をされていました。
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そんな“現場の天使”吉木さんですが、先日初めて、ゴーバスターズに関するインタビューを受けていただきました。
アニメや特撮が元々お好きだという吉木さん、ゴーバスターズのことだけでなく、様々なお話をして下さっております。
必見ですよ〜
さらにさらに、3月28日よりCDアルバムも日本コロムビアさんより絶賛発売中!!
こちらもグラビアやバラエティなどでみせる顔とはまた違った、吉木さんの魅力がたくさん詰まった傑作のようですよ〜
yoshiki*lisa |
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「豪バスターズのGB日記」
「ねらわれたウイークポイント」
今回は、先週のオンエアで初お披露目となった挿入歌「バスターマシン、発進せよ!」のレコーディング・レポートをお伝えします。
歌って下さったのは、あの山形ユキオさん。一度聴いたら二度と忘れられない、究極のハスキーワイルドヴォイスの持ち主で、戦隊シリーズでは、ガオレンジャーのオープニング曲「ガオレンジャー吼えろ!」などで知られる方です。
俺としては、まことに感慨深かった。かつて「メガレンジャー」「ギンガマン」のAPだった頃、3回ほど挿入歌レコーディングに立ち会わせていただいて、山形さんが喉から炎出して歌唱されていた姿が今も脳裏に蘇ります。それからほぼ13、4年ぶりにご一緒ささせていただきましたが、山形さんは昔と全く変わらない、鍛え上げられた長身に日焼け、そして爽やかな笑顔でスタジオに登場され、長年の隠れ(?)山形ファンの俺は、気づくと両手で握手をしていました。
今回の歌唱プランは、「入りは静かに、別人のように抑えに抑えて、徐々にせりあがって最終的にはマックスに吼える」ということでした。その「抑えた」ところから「ヒートアップ」される過程をずっと見守っておりましたが、後半のテンションのアガりっぷりには、身体が震えました。すべての歌詞に濁点がついているような、爆裂な歌声が音波をうねらせて耳に飛び込む。山形さんは炎どころか、口から溶岩噴き出していました。
そう、これこそが山形マジック。聴くもののテンションと体温を5℃ほども上げてしまう、こちらが完全燃焼して白い灰になってしまうという経験を、わずか一曲、数分の間に味わわれてくれる。「その日はどうやって帰ったのか覚えていない」とまでは言いませんが、まことに強烈で濃密な時間でした。
テレビでは、長さの都合でフルコーラスを流すことは難しいです。よろしければ是非、「コロちゃんパック」などのCDを手に入れていただきたいと思います。かける時は、できるだけ大きな音で!
映画情報
「仮面ライダーディケイド」から3年
そして「海賊戦隊ゴーカイジャー」の登場
オールライダーと全スーパー戦隊、夢の競演が遂に実現!
もちろんゴーバスターズも参戦!!
ヒーロー新世紀到来!!
仮面ライダーとスーパー戦隊 生き残るのはどちらだ!
日本の誇る2大ヒーローの行く末を
己の目で確かめよ!!
≪ヒーロー大戦 メイキング≫
金田組といえば | 壮絶なアクションが最大の売り | 役者とも綿密に コミュニケーションをとり |
いざ本番!! | 映画を見てもらうと わかりますが |
その迫力たるや・・・ |
画面から鬼気迫るのものが 感じられます。 |
自分達の動きを見て、 その画のすごさに感嘆の2人 |
(戸谷)僕どうでした? (監督)おう、抜群だ! 最高だ! |
さ、体を動かした後は楽しく宴だ | ごめんね〜ハカセちゃん アクションなくて。 |
いや〜比奈も相変わらず べっぴんさんで。 |
さ、休んだ後にもうひとふんばり。 | 竹田AC監督も加わって 現場はさらにヒートアップ! |
金田監督VS竹田AC監督 ある意味ドリームマッチ(笑) |
マ、マベちゃん! 監督を斬るなんて・・・! |
というくらい "本物"の雰囲気がありました。 |
是非彼らの躍動した アクションを劇場で!! |
≪ネットムービー≫
今年もやります、ネットムービー!
2008年から始まった、配信向けオリジナルコンテンツ=ネットムービーも遂に7作目。
今回は映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」と連動したショートコンテンツをお届けします。
その名も、『ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大変〜犯人はダレだ?!〜』
気になる内容は、衝撃の結末が待つ前代未聞の「スーパーヒーロー殺人事件」(「仮面ライダー殺人事件 名探偵は君だ!」と「スーパー戦隊殺人事件 名探偵は君だ!」)、ゴーバスターズが速水先生の悩みを解決する「特命探偵バディゴー!」、そして鳴滝とウラタロスがオトナの事情を暴露する「オトナの鳴海探偵事務所」の全10話!
ラビットハッチで、司令室で、弦太朗が、ヒロムが、速水が、そして鳴滝が!
テレビシリーズや映画では観ることのできない、ネット版ならではの世界をお楽しみください。『ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大変〜犯人はダレだ?!〜』は、4月1日(日)からPC、スマホ、ケータイ、IPTV、ゲーム機などでご覧いただけます。
詳しい視聴方法・配信先などはこちらの 公式サイトからご確認ください。
≪ヒーロー大戦 出版情報≫
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出版情報
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・鈴木×馬場×小宮 3者対談
・陳内 将 インタビュー
・榊 英雄 インタビュー
・小林靖子 インタビュー
キャスト
(文責:武部直美・若松豪・望月卓) |
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