映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』“悟空の日”舞台挨拶 レポート!
- 2015.05.09

2013年公開の前作『ドラゴンボールZ 神と神』を超える興行収入31億円を突破し、大ヒットとなっている映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の孫悟空、孫悟飯役・野沢雅子による舞台挨拶が、5月9日(土)東京・新宿バルト9で開催されました。
「ドラゴンボール」ファンの間ではすでに「ピッコロ記念日」ということでおなじみの5月9日ですが、主人公である「孫悟空」の名前にちなみ、5月9日が「悟空の日」として日本記念日協会によって正式に認定されました!
当日は、野沢が「悟空の日」の“記念日登録証”を手に登場!登録証を改めて見た野沢は、「代表理事ってちゃんと名前が入ってる!これって、日本が認めたってことでしょ?すごい!やりましたね!」と喜びを爆発させました。
MC:「悟空の日」として正式に認定されたと聞いて、どう思われましたか?
すごく嬉しかった!これ(登録証)を見るまでは、東映のスタッフが「5と9だし、悟空の日にしましょうよ」ということで決めたことだと思っていたんですが、公だということで、登録証を見てびっくりしました!それをスタッフに言ったら「そんなわけないですよ、僕たちだけで勝手に決めません!」と言われましたよ(笑)。
MC:孫悟空を演じることになったきっかけは、何だったのでしょうか?
オーディションを受けて選ばれました。もちろん他にもたくさんの人が受けたようですが、原作者の鳥山 明先生が、名前を伏せた状態で私の声を聞いて、即決して下さったそうです。それから19年間続いているなんて、すごいですよね。
MC:前作『神と神』では、鳥山先生と対談されたそうですが、鳥山先生の印象はいかがですか?
とても親しみやすく、自然体で会話ができる方です。オーディションで即決していただいたことは、前に集英社の方から聞いていたのですが、当日ご本人に恐る恐る伺ったら「もちろんその通りです」と言って下さいました。本当に嬉しくて、そのことは今でも私の宝物です。
対談はとても楽しかったです。先生とお話ししていると、いろいろなものが話の中でどんどん広がるんです。一度、先生の頭を切ってみて、パカッと取って、脳みそを見てみたい(笑)。私たちと全然違うんだろうなと思います。「ドラゴンボール」の世界にしても、ああいうものが思いつくというのがすごいですよね!
MC:悟空、悟飯、悟天と、1人3役を演じることについてはどう思われましたか?
新記録ですよ!主役と準主役ですから、この世界ではありえないことです。
悟飯が初めて登場する回の台本を読んだとき、「孫悟空 野沢雅子」の「野沢雅子」の文字が少し横にずれてるかな~?とは思ったんですが、「悟飯」の下には誰の名前も書かれていなくて。スタッフさんに聞いたら「書いてあるでしょ!」と言われたので「書いてないよー!」「ここに書いてますよ!」「え、私?」「そうですよ!」「だったら、もっとど真ん中に書いてよ!ちょっと悟空寄りじゃ、誰だろうと思うじゃない!」というようなやりとりをしました(笑)。
プロデューサー(森下 孝三(現・東映アニメーション㈱取締役会長))に「悟飯役も鳥山先生が決めて下さいましたよ」と言われました。それも本当に嬉しくて、声優やっててよかった~!と思いましたね。悟天役もそうだったみたいです。そんなに私がやっていいの!?と思いましたけど、それって最高でしょ?私の力だけじゃないんです、皆さんのおかげです。1人で3役もさせていただいて幸せです。
MC:7月からはテレビ新シリーズ『ドラゴンボール超(スーパー)』が始まります!今後の展望についてはどう思われますか?
どういうお話になるかわかりませんが、“超”がつくんだから、超面白いし、バトルも超すごいと思います。普通は「ちょう」って読みますけど「スーパー」だから(笑)!次の映画への希望も、鳥山先生よりも先に持っています(笑)。これからももっともっと、悟空・悟飯・悟天の3人だけでなく“ドラゴンボール一家”を育てて下さいね。
さらにここで、“59”本のカーネーションの花束を持った悟空がサプライズで登場!
大きな花束のプレゼントを受け取った野沢は「最高です、泣きそうになっちゃう!ずるいよこんなの、知らなかったから!」と感激の様子。
さらに「鳥山先生の作品が大好きだったので、悟空とは1話目から本当に一体化できました。かわいくてかわいくて、“今私が生きる全て”というか、悟空と一緒に生きている感じです。これからもお互いに成長していきたいと思っています。映画はこのあともまだ長く上映しますから、今日来て下さった方が皆さんに声をかけていただいて、もっとたくさんの方々に映画を観ていただきたいです」とコメントし、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。