MOVIE

映画『サクラサク』完成披露会見&舞台挨拶 レポート!

DATA
2014.03.28

「さくらの日」である3月27日(木)、映画『サクラサク』の完成披露会見が東映本社で、舞台挨拶が丸の内TOEI①にてそれぞれ行われ、出演の緒形直人、南 果歩、矢野聖人、美山加恋、藤 竜也、原作・主題歌のさだまさし、監督の田中光敏が登壇しました。

この作品は、良質な映画化が相次ぐさだまさしの小説から誕生した新たな感動作です。さだ自身の父親の思い出を下敷きに描かれた「サクラサク」は、崩壊寸前の家族が、認知症を患った祖父の記憶を辿り、思い出の地を探す東京から福井への旅の中で家族の絆を取り戻していく物語。「人を思いやる」台詞と、美しい日本の風景や映像美がスクリーンに映し出されます。今回、原作者であるさだまさしが自身の映画化作品に初めて主題歌「残春」を書き下ろしました。当日は、登壇者がそれぞれの立場に思いをはせ、自身の心情を重ねながら、作品やそれぞれの家族の在り方について語りました。

コメント

緒形直人(大崎俊介 役)

今日は「さくらの日」だそうで、皆さんお越しいただきありがとうございます。暖かいこの春の季節に、心のあたたまる作品ができました。素晴らしい、アツい現場で、良い緊張感の中楽しく演じさせていただきました。

この作品を通して、色々なことを考えさせられましたね。特に「ありがとう」というのはすごく良い言葉だな、と。撮影後も、何気なく普段言わないときに言ってみたりしました。僕は子供の頃、父親が家にいなくて寂しい思いをしたので、会話の大切さを改めて感じました。

南 果歩(大崎昭子 役)

私はこの『サクラサク』というタイトルにまず惹かれました。たった5文字の中に、人生の色々な日々が込められています。また、カタカナであることによって“合格”とか“春の芽吹き”とか“吉報”とか、色々な意味が表されていると思います。このキャストで旅をすることができて、その道のりが(撮影した)去年の秋からずっと自分の中に残っています。一度も東京に戻らずに撮り終えたことで、大崎家の歴史がそれぞれの中で積みあがっていったという印象があります。

矢野聖人(大崎大介 役)

皆さん、今日は足元の悪い中、お集まりいただきありがとうございます。僕は、長男・大介を演じました。すごく緊張して手汗がヤバいです(笑)。今日はポスターと髪型が全然違うので、皆さんに「大人になった」と言われます。作品では、純粋な19歳の青年を演じています。

美山加恋(大崎咲子 役)

私も「ポスターとは全然違うね」と言われます(笑)。もうすぐこの作品が公開されるということで、すごく幸せです。参加させていただいて光栄です。撮影中は、毎食(南)果歩さんと一緒に食べました。毎日お誘いいただいて、嬉しかったです。

映画にはあまり出演経験がないのですが、そんな中で大御所の皆さんと近い距離で共演させていただいて、毎日とても勉強になりました。恐縮ですけど、大きな自信をいただきました。

藤 竜也(大崎俊太郎 役)

大崎家の一番年上、少しボーっとした役をやらせていただきました。撮影は楽しく、良い役をもらったなと思います。話をいただいたとき、「こんな役を待ってたんだ」と思いました。変わったことをするのが好きですから。特殊な役柄ではありますが、心を込めて演じさせていただきました。

福井では、夜は居酒屋探訪をしていました。良いお店がたくさんありましたね。撮影のときにはまだ蟹が解禁になっておらず、それが悔しくてあとからプライベートで福井まで旅行に行き、民宿に泊まっておいしい料理を堪能しました。

さだまさし(原作・主題歌)

僕の書いた短編を映画にしていただいたわけですが、テンポがとても良くまさに“名作のテンポ”だなと思いました。今回は、「主題歌を書いてくれ」と(田中)監督から指令がありました。催促され、焦りながら「残春」を書き上げたのも、今となっては良い思い出です(笑)。監督と、大崎家の皆さんに本当に感謝しています。素敵な作品に仕上げていただきました。

福井の皆さんはとても熱心で、僕が福井でコンサートをするたびに楽屋に福井名物のへしこを持ってきて下さるんです(笑)。その気持ちが嬉しかったですね。実際に僕が父と旅をして、福井の瑞林寺に辿り着いた頃が、ちょうど桜の季節でした。この季節には珍しく青空で、空を見上げたとき桜と相まってとても美しいと感じたんです。花が咲いたことがニュースになるなんて、日本くらいですよね。「サクラサク」という言葉は、皆が心待ちにしている“冬からの解放”を表していて、人を明るくさせる言葉だなと感じたので、タイトルにしました。

田中光敏(監督)

さだ(まさし)さんの素晴らしい原作に出会い、映画化したいとお話ししてから4年が経ちました。このような素晴らしいキャスト陣と、支えてくれた多くのスタッフの力でこの映画が完成しました。私にとって初めてのロードムービーということで、こだわってほぼ順撮り(注:脚本の冒頭から、順を追って撮影する方法)にしました。観終わったあと、皆さんの心の中にも満開の桜が咲くような、あったかい涙を流せる作品になったと思います。

映画『サクラサク』は、4月5日(土)全国公開です!

ページ上部へ