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「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」開催のお知らせ

DATA
2018.04.27

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年を記念し、「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」(欧文タイトル:Pippi Longstocking and the World of Astrid Lindgren)を東京富士美術館において2018年7月28日(土)-9月24日(祝・月)まで開催します (以降、全国巡回予定)。 2005 年「ユネスコの“世界の記憶”」に登録されたスウェーデン王立図書館所蔵作品を含む、貴重な原画や原稿、リンドグレーンの愛用品や特別映像等が、日本初公開となります。皆様のご来場をお待ちしております。

公式HP

■70年以上の時を経て、今なお世界中で愛読されるスウェーデンの国民的児童文学作家
スウェーデンを代表する世界的な児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン(1907-2002)。
その著書は、全世界100か国以上の言語に翻訳され、出版部数は総計1億6000万部にのぼります。
代表作『長くつ下のピッピ』は、1941年、風邪で寝込んでいた娘カーリンを喜ばせようと即興で語ったストーリーが元となり、今日までロングセラーを誇っています。その94年間の生涯に多くの子ども向け作品を生み出し、“子どもの本の女王”と呼ばれています。

ⒸThe Astrid Lindgren Company Photo: Jacob Forsell/TT
Licensed by Copyrights Asia


■リンドグレーンから学ぶ、自分らしく、逆境に負けない生き方
アストリッド・リンドグレーンは、スウェーデンのスモーランド地方の農場で生まれました。
その自然の中で幸せな子ども時代を過ごした原体験は、リンドグレーンの最も重要な創造の源泉となりました。
その後、18歳で未婚の母となり、仕事と育児を両立させたリンドグレーンですが、自分らしさを貫いたその生き方や、良いことも悪いことも含んだ彼女の人生には、現代の女性にとっても共感できる部分が多いことでしょう。
リンドグレーンはその作品と人生において、子どもの人権を守り、不正に対して声をあげたオピニオンリーダーでもありました。
特に、1978 年 ドイツ書店協会平和賞授賞式で行ったスピーチ「暴力は絶対だめ!」は議論を巻き起こし、翌1979年にスウェーデンは子どもに対する肉体的・精神的暴力、体罰を法的に禁止した最初の国になりました。法制化のための様々な支援活動において、重要な役割を果たしたのがリンドグレーンでした。リンドグレーンは、その94年の波乱万丈な生涯で、まさにピッピのように「常識」にとらわれることなく、そして権力にも屈せず正しいと思うことを強い意志とユーモアを持って貫き通し、子どもたちのために、いちばん大切なものを守る努力を続けました。

イングリッ ド・ヴァン・ニイマン《『ピッピ 船にのる』挿絵原画》1952年
スウェーデン 王立図書館所蔵
(ユネスコ“世界の記憶”登録)
Illustration Ingrid Vang Nyman ⒸThe Astrid Lindgren Company. Courtesy of the National Library of Sweden, Stockholm


■スウェーデン国外初出展の貴重な作品の数々。さらにピッピの〈ごたごた荘〉を大型模型でリアルに再現
本展では、スウェーデン、デンマーク、エストニアほかより 「ピッピ」「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズ等の代表作品の原画、原稿、リンドグレーンの愛用品等約200点が出品され、そのほとんどが日本初公開となります。併せて、本展のために制作される特別映像や、ピッピの住む〈ごたごた荘〉を、外観・室内とも絵本の設定そのままに再現した大型模型もお楽しみいただけます。
さらに、リンドグレーン作品に描かれる、スウェーデンの生活文化、自然との共生、子育てといったテーマにも焦点が当てられます。
すべての子どもたちと家族、かつて子どもだった大人たちに贈る、 どこかノスタルジックで心温まる、親子3世代で楽しめる展覧会です。


アストリッド・リンドグレーン作・画《オリジナルピッピ》1944年
カーリン・ニイマン(リンドグレーンの娘)私物
Text and illustration Astrid Lindgren ⒸThe Astrid Lindgren Company. Courtesy of The Astrid Lindgren Company




アストリッド・リンドグレーン作/イングリッド・ヴァン・ニイマン画《『長くつ下のピッピ』初版本》1945年
アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデン)所蔵
Text Astrid Lindgren, Illustration Ingrid Vang Nyman ⒸThe Astrid Lindgren Company. Courtesy of The Astrid Lindgren Company


【開催概要(東京会場)】
展覧会名:日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念  「長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」
会期:2018年7月28日(土)-9月24日(祝・月) ※以後、宮崎、京都、名古屋、福岡ほか全国巡回予定
会場:東京富士美術館
主催:東京富士美術館
後援:スウェーデン大使館、デンマーク大使館、エストニア大使館、八王子市、八王子市教育委員会
企画:東映、東京富士美術館
監修:菱木晃子(北欧児童文学翻訳家)

イングリッド・ヴァン・ニイマン《『長くつ下のピッピ』出版社用ポスター原画》1940年代後半
アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデン)所蔵

©Ingrid Vang Nyman/ The Astrid Lindgren Company

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