東映ホーム > 東映マイスター > vol8アニメーション勝間田具治 インタビュー 勝間田具治監督登場!『タイガーマスク』『マジンガーZ』・・ヒーローの誕生の影にこの男あり!

ヒーローアニメマイスター 勝間田具治監督 『アニメーションに伝達された活動屋魂!』

勝間田具治監督登場!『タイガーマスク』『マジンガーZ』・・ヒーローの誕生の影にこの男あり!



勝間田具治監督 東映アニメーションギャラリーにて


テレビアニメーションの誕生と共に燦然と登場し、子どもたちの心を鷲づかみにした東映アニメーションの“ヒーロー”たち、彼らの誕生に、京都太秦の撮影所で育った日本映画黄金期のスタッフが深く関わっていました。

1956年に創立以来、50年以上日本のアニメ界のトップを走り続ける東映アニメーションはその黎明期、来るべくアニメ時代を創造すべく、東映京都撮影所から数多くの“映画屋”たちを、大泉の地に招聘しました。彼らが実写で培ったノウハウは、数々の長編アニメ映画やテレビアニメに活かされることになります。

勝間田具治さんも、そんなテレビアニメの誕生を支えた一人。学生時代から映画黄金期の大監督・マキノ雅弘に師事し、京都撮影所入所後、内田吐夢、田坂具隆、工藤栄一監督の現場で制作に携わります。東映動画入社後は、『狼少年ケン』(1963-65)『少年忍者風のフジ丸』(1964-65)を経て、以降『タイガーマスク』(1969-71)『デビルマン』(1972-73)『マジンガーZ』(1972-74)など独自のアクション演出でヒットを飛ばし、東映アニメーションのアクション路線の礎を築きます。

活動屋とアニメーターという“異分子”が交流し、時に激しくぶつかりあうエネルギーの中で、一から造られていったテレビアニメーション。その現場の中では、どんな葛藤や物語が生まれたのでしょうか。そしてその活動屋魂は、どう今の現場に継承されているのでしょうか。

今も尚『ハートキャッチプリキュア!【2010年2月7日(日)よりテレビ朝日系列でオンエア】』の演出を手がけるなど、第一線を走り続ける勝間田さん、そしてナビゲーターに清水慎治プロデューサーをお迎えし、お話を伺いました。
 


【勝間田具治 (かつまた ともはる) プロフィール】
1938年生まれ。俳優・岸井明(1910-65)を叔父に持つ。学生時代にマキノ雅弘監督『恋山彦』(1959)で撮影現場に入り、東映京都撮影所入所後はマキノ組をはじめ、田坂具隆監督、工藤栄一監督作品で助監督を務める。1962年東映アニメーションに移籍、以後48年にわたりアクションアニメーション監督として活躍を続けている。他の代表作に『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978 アニメーションディレクター)、『ヤマトよ永遠に』(1980 チーフディレクター)、『宇宙戦艦ヤマト 完結編』(1983 監督)、『FUTURE WAR 198X年』(1982)、劇場用アニメーション『三国志』三部作(1992-94)など多数。


【ナビゲーター:清水慎治 (しみず しんじ) プロフィール】
1952年生まれ。現東映アニメーション企画開発スーパーバイザー。プロデュース作品に『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』(1996 監督 勝間田具治)、『金田一少年の事件簿』シリーズ(1996-)、『銀河鉄道999 エターナルファンタジー』(1997)、『ONE PIECE』シリーズ(2000-)、『墓場鬼太郎』(2009)などがある。



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