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BATTLE-17
百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊(後編)

2010年9月26日(日)あさ6:30~

あらすじ

 ラクシャーサの幻覚を破るも、ついに捕えられるガオレッド。だがそこへ、戦士の魂を取り戻した4人の仲間が駆けつける。さらに、四人を立ち直らせたあの人やこの人も……
 だが、不死身とさえ思えるラクシャーサはなかなか倒れない。そこへ、歴代戦隊のあんなメカやこんなロボ、信じられない戦力が、次々と駆け付ける。
 そしてついに……ついにあの25人が夢の勢ぞろい。
 戦隊魂よ永遠なれーーー!

みどころ

 中編、いかがだったでしょうか?スーパー戦隊の先輩たちの活躍を焼き付けた、宝物のような過去の映像がたっぷりと詰め込まれていましたね。 そしていよいよ後編、あらすじに書いた「あの人この人・あんなメカこんなロボ・あの25人」といった部分については、言葉で煽らなくとも、もう皆さんの予想通り(もしかしたら予想以上) の豪華さ。あれこれ言う必要はないので、とにかく黙って……

 観よ!

 ……で終わっちゃHP筆者の仕事放棄ですかそうですね(^^;)。ホントに観て貰うのが一番なんだけど……でもこのページに何かの情報や記事を期待して来て下さった方も居る……かもしれないので、もう少しだけ関連ワード紹介など。
 【新命明】 しんめいあきら。次回のエピローグでモネが口にする(!?)この名前は、スーパー戦隊シリーズ第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」でアオレンジャーに変身する人物。演じるのは宮内洋さん。宮内さんといえばVS劇場に登場したカーレンジャーで三浦参謀長を演じた方。今回の(アラタが「おじいさん」と呼んでいた)謎の托鉢僧も、確かに宮内さんが演じて下さっていて、その正体が三浦だとアラタが推測するのも無理はないところ。ただ宮内さんはこれまで数多くのヒーロー作品で、様々な重要な役を演じた方。三浦や新命の他に「風見志郎(仮面ライダーV3)」「早川健(怪傑ズバット)」「番場壮吉(ジャッカー電撃隊のビッグワン)」 「正木本部長(特警ウインスペクター・特救指令ソルブレイン)」などなど。今回の托鉢僧の正体は果たして誰なんでしょうね。
 【燃えろ!スーパー戦隊魂】  後編の最後に流れる、この作品オリジナルのテーマソング。ゴーゴーV主題歌など、戦隊を愛する作詞家桑原永江さんが、それまでの戦隊の名とその魂を凝縮してくれた神詞。タイムレンジャー・デカレンジャーの音楽家亀山耕一郎さんが、過去の主題歌のキメのメロディーを絶妙に織り込んだ神曲。そして歌うのはナナなんと、水木一郎・堀江美都子という超々豪華デュエット。30年に渡り熱い特撮ソングのトップを走り続ける水木アニキと、初代戦隊ゴレンジャー主題歌の歌声そのまま数えきれない名作を生み出し続けるミッチー姉さん、キングとクイーンの迫力の歌唱を至福の想いで聴いたレコーディングは夢のようだったゼェェェッット。 さらにEDの映像も感動モノのカッコ良さと懐かしさ、最後まで楽しみぎっしりの後編になってます。
 【竹本昇】 本作品の監督、神戸出身、鍋(関西流スキヤキ)奉行。在学中に戦隊の現場に参加して以来、20年の監督(&助監督)生活の9割が戦隊に関わる仕事という、スーパー戦隊シリーズの申し子のような竹本さんなくしては、この作品はあり得ませんでした。
 まず脚本打合せの段階で、ヒーロー作品に関してやはり膨大な知識をお持ちの脚本家の赤星さんとともに過去の戦隊の描写を詰めていく過程、その細かく正確な二人の作業にはプロデューサーが口を挟む余地がないくらい。過去戦隊の映像の全てが記録されてるに違いない頭の中から、今回の作品に最もふさわしいシーンを的確に引っ張り出してくれて、(監督的にどうしても必要という、倉庫の奥の映像素材を必死で探す苦労などもあったものの)過去作品の不要なコピーを作ってチェックしたりせずともピンポイントで使う素材を絞り込むことが出来て、非常に助かったものです。
 そして監督の情熱は撮影に入っても燃え続けていました。ゲスト戦士の昔どおりの揺るがぬキャラの描写や、勢揃いしたレッドの雄姿の見事さも勿論竹本さんの手腕ですが、一番驚いたのは巨大メカ絡みのシーンでした。過去作品のメカ活躍場面からそのまま使える映像を抜き出しつつ、それを現在とリンクさせるための新カットを撮影するという、とことん拘りつつも無駄な手間は排する緻密な構成。さらに、ミニチュアが既に失われていた過去のメカを、プライベートの知り合いまで総動員して当時の玩具を借り揃え、代用ミニチュアとして新撮しつつ過去の映像とも合わせて新旧メカがワンカットで行進する壮大な画を完成させる、その粘り……竹本パねえっス。
 さらに竹本さんはVSシリーズにおいて、放送済みの7作品のうち第1作を含めた4本でチーフ助監督を、本作を監督した以後は「ハリケンvsガオレン」「ゲキレンvsボウケン」と監督を務める、最多(7回クレジット)登場監督だったりもします。今回そんな竹本さんに、VSを概観した文章なぞ頂こうかとも目論んでいたのですが……丁度このタイミングで竹本さんはVSの新たな歴史に関わる作業で忙しくなり、文章を書く時間がなくなってしまいました。それでも一段落したらまた是非ここに招きたいと思ってますので、宜しくお願いします。
 
 おっとぉ、思わず監督の話が長くなってしまいましたが、では改めて後編。
 観よ!!!


データ

【百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊】
2001年リリース http://shop.toei-video.co.jp/shop/ProductDetail.do?pid=DSTD02040
脚本:赤星政尚/監督:竹本昇

【百獣戦隊ガオレンジャー】
初回放送:2001年2月~2002年2月 テレビ朝日系列にて
出演:金子昇・堀江慶・柴木丈瑠・酒井一圭・竹内実生・岳美・斉藤レイ、ほか

【ジャッカー電撃隊】
初回放送:1977年4月~1977年12月 テレビ朝日系列にて
出演:丹波義隆・伊東平山・ミッチー=ラブ ・風戸佑介・宮内洋、ほか

【超獣戦隊ライブマン】
初回放送:1988年2月~1989年2月 テレビ朝日系列にて
出演:嶋大輔・西村和彦・森恵・山口正朗・河本忍、ほか

【電磁戦隊メガレンジャー】
初回放送:1997年2月~1998年2月 テレビ朝日系列にて
出演:大柴邦彦・江原淳史・松風雅也・田中恵理・東山麻美・金井茂、ほか

【星獣戦隊ギンガマン】
初回放送:1998年2月~1999年2月 テレビ朝日系列にて
出演:前原一輝・末吉宏司・照英・高橋伸顕・宮澤寿梨・小川輝晃、ほか

【救急戦隊ゴーゴーファイブ】
初回放送:1999年2月~2000年2月 テレビ朝日系列にて
出演:西岡竜一朗・谷口賢志・原田篤・柴田賢志・坂口望二香、ほか


(文責:日笠淳)

リンク

> テレビ朝日公式サイト
> 東映AG スーパー戦隊ネット
> 東映 天装戦隊ゴセイジャー

 

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