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テレビ

第9話

2011年9月15日

成増さんのかつての上司だった平林さん。こないだ商店街でばったり出会ったんだけど、定年で刑事を辞めたのにまだ何かの捜査をしてるみたい…。

私の家で成増さんと飲んだんだけど、平林さんは去年発生して迷宮入りした「橘公園事件」を追ってたんだけど…。成増さんは現役を引退したんだから、もう捜査はやめてくれと言いだす始末。私は何となく平林さんを応援したくなって、大目に見てあげたらとうっかり言っちゃった…。

その三日後に平林さんが鴨川べりで死体となって発見されたの。上流に揉み合った足跡があったことから、殺人事件として捜査が開始されたんだけど、成増さんは、平林さんが死んだのは自分のせいだと言い出して…。

平林さん殺害の容疑で私のもとに送致されてきたのは、北原さと子。私の質問に何一つ明確に答えようとしないの…平林さんと夜の川辺でどんな話をしたのか…それについても黙秘を貫いたまま…。

ただ北原さと子、私の顔を見て、あれ?って顔をしたの…あの反応は何だったのかしら…どうも気になる…。

その後、平林さんが生前所持していた「地図」から、思わぬ容疑者が浮上してきたの…その容疑者をたどっていくと…現在と過去の意外な接点が浮かび上がって…。

ゲストキャスト

北原さとこ:中原果南
遠野千鶴:白木万理
平林征志郎:渡辺哲

スタッフ

監督:黒沢直輔
脚本:岩下悠子

みどころ

成増刑事が亡き恩師のために、失われた証拠を懸命になって探します。

いつもは喧嘩ばかりしている鶴丸あやと成増刑事。その両者がやがて手と手を取り合って、事件の真相を暴きだしていきます。

あやのもとに送致されてきた女は、事件に関して完全黙秘を貫きます。なす術のなくなったあやと成増が、女に対してとった行動とは?

千羽鶴…病気の平癒など、祈りをこめて折りあげるこの鶴。重要な物証として立ち現れたこの千羽鶴は、一体誰のために折られたのか?その意外な人物が分かった時に、事件は一気に紐解かれます。

みんな何気なく暮らしていても、気づかないうちに影響しあい、それが時として事件にすら発展していく…そんな悲哀に満ちた人生模様…。

もの言わぬ容疑者からしだいに見えてくる過去の因縁が、さまざまに絡み合い、あやと成増の前に立ちはだかるのです。

キーワードは「鶴の尾」。
あやが「鶴の尾」に迫り、事件がじわりじわりと解決されていく様子をお楽しみください。

中原果南さん、渡辺哲さん、白木万理さん、三人が時空をこえて絡みあっていきます。

「京都地検の女」パート7。この回で今シリーズの最終回となります。
番組をいつもご覧下さった皆様に深く感謝申し上げつつ…。
またどこかでお会いできる日を楽しみに…。

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