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科捜研の女 17

DATA
2017年10月19日~2018年3月22日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第11話 カップ一杯の殺人
2018年2月1日放送

人気イケメン俳優・今村草太(演・松田凌)が殺害された。
写真週刊紙に、人気アイドル・メグ(演・松下りおん)との熱愛スクープが掲載されたばかりだった。
殺害現場には記事の載った写真週刊紙が残されており、誌面に赤いマジックで大きく殴り書きがされていた。
「二度と京都にくるな。来たら殺す――」
草太の遺体が発見されたのは京都だ。
この脅迫文にあるように、草太は京都に来たから殺されたのだろうか?
そしてそれは、メグとの交際報道を快く思わない者のしわざなのだろうか。

人気絶頂の二人の交際報道の裏には、うずまく思惑も多い。
土門刑事(演・内藤剛志)たちは関係者の「筆跡」集めに奔走し、
それを科捜研の日野所長(演・斉藤暁)が脅迫状の筆跡と照合していく。

いっぽうマリコ(演・沢口靖子)は草太の所持品の中に奇妙なものを見つける。
コーヒー豆が数粒。
衣服には、コーヒー豆を焙煎した時に出るカスが付着していた。
草太は殺害される直前、喫茶店に立ち寄ったのだろうか。
京都中の喫茶店をめぐってコーヒー豆を鑑定するマリコたちは、
やがて三島環(演・酒井美紀)と娘の百果(演・白本彩奈)が営む一軒の喫茶店にたどりつく。
被害者を「草太くん」と親しげに呼ぶ環だったが――

熱愛報道に隠された、草太のもうひとつの顔が、次第に浮き彫りになっていく――
 
 
脚本 真部千晶
監督 田﨑竜太
 
 
ゲスト 酒井美紀
    松田凌
    白本彩奈
    樋渡真司
    楠見薫
    松下りおん


みどころ

科捜研名物「大量の〇〇を鑑定」シリーズ。
美容院に残された毛髪、被害者のコートについた800個の指紋、ゴミ屋敷を埋め尽くすゴミの山、倉庫中に散らばった大豆…
かつて色々な鑑定がありましたが、マリコの大号令で始まり、科捜研メンバーたちが四苦八苦するのが常。
でもこういう地道な作業って、科学捜査の神髄という感じもして、かっこいいんですよね。
ここに川井憲次先生作曲の「科捜研のテーマ」がかかればもう、その高揚感たるや。

…ということで、今回もやります!
今回大量に鑑定するのは、コーヒー豆です。
殺されたイケメン俳優のカバンの中に、なぜかコーヒー豆が入っていたことが発端。
イケメンはカバンの中身までイケメンなのか、と思いつつ、やはりコーヒー豆がじかに数粒だけ入っているのは奇妙。
当然気になるマリコは、このコーヒー豆の出所を探れば、被害者の当日の足取りがわかるかもしれない!ということで、
京都じゅうの喫茶店をまわり、コーヒー豆を集めることを思いつきます。

京都は、喫茶店が多い街。
昭和の香り漂うシックな喫茶店から、明るくてモダンなカフェまで、
色々なタイプの喫茶店をロケでお借りしました。
どのお店も本当に素敵で、コーヒーのいい香りが画面から漂ってきそうです。

さらに鑑定シーンでもいい香りが・・・
成分を調べるために試料を粉砕するのは鑑定のある種基本ですが、
これがコーヒー豆となると、粉砕されたものはもはや「試料」というより、
「挽きたてのコーヒー豆」に他なりません。
アロマの香りに包まれた鑑定、ちょっと幸福感があります。

さて今回は、この大量のコーヒー豆鑑定のほかに、「大量の筆跡鑑定」シーンもあります。
(「大量鑑定」2本立てなんです!)
筆跡鑑定といえば、日野所長。次々と大量の筆跡を捌いていくさまは、かっこいいです。
そして今回は、その筆跡を入手する際のあっと驚く土門さんの手練手管にも是非ご注目ください。

地道な科学の積み重ねが、華やかな芸能界の意外な恋模様を浮き彫りにしていきます。
結末は、ビターな大人の味。
木曜の夜、おいしいコーヒーを淹れて、ご覧いただければ幸いです。

【マリコの衝撃的ワンカット】

ようこそ、マリコの喫茶店へ
――と思わず言いたくなるような、「バリスタ」姿のマリコさん。
コーヒーの焙煎機を背に佇む、白シャツ&黒エプロン姿が凛として美しい。
衣裳合わせでその姿を初めて見た田中キャメラマンが思わず、
「バチっとキマったねぇ」
とつぶやいていたのが印象的。本当に、キマってます。

(文責・中尾亜由子)

第10話 こぼれ話

みなさま、10話はいかがでしたか?
メイクの世界をご堪能いただけましたでしょうか!?
お先に恥を忍んで申し上げますと、私AP上浦はいわゆる「女心」というものが確実に欠如しているので、
メイクの世界をこれまであまり深く探究したことがありませんでした。
どこどこの新作商品が出たなどの女子的会話にも、ほぼついていけません笑
普段はそれっぽいファンデーションを買って、それっぽいアイシャドウをつけてそれなりに過ごし、
なんだったら忙しい日はすっぴんで出社することも多いです。
(26にもなって、お、お恥ずかしい…!)
今夜は遊ぶぞ!という時にだけ、いつもよりちょっと気合をいれるぐらいです笑

なので今回の10話は、私にとってもお勉強の回でした。
そして知ったのは、メイクって科学なんですね!
本編でも紹介されていましたが、例えばこれ。

この2つの丸を見比べると、どちらも同じ大きさのはずなのに明らかに右の方が大きくみえます。
外側を円で囲むことで、中の丸まで大きく見せるわけなんですね。
つまりアイラインやつけまつげによって、目の外側を円で囲んだ状態になるわけです。

補色の原理を応用したり…!
(顔のくすみやくまの色を反対色のコントロールカラーで打ち消すということでしたよね!)

なるほどこれは完全に、科学です!
えり子先生(演:芳本美代子さん)の質問に対し、
メイクには興味がなさそうな完璧美女のマリコさんが、
平然とメイクについて答えている画はなんだかシュールでした。
完璧美女で仕事もできて、コンプレックスがないと見抜かれたマリコさん。
えりこさんには嫌いと言われてしまいましたが、私はそういう人がとても好きです笑
まあ、当のマリコさんは、嫌いと明言された後も、復顔のことで頭がいっぱいで
全く気にとめていない様子でしたが…!

○宗野さんの復顔講座

シリーズ助監督・宗野さんの鑑定ミニコーナー!
今回の鑑定物の目玉はこれ!もちろん、復顔です!
これまでの「科捜研の女」の復顔では、皮膚にはツヤツヤとした素材を使っていました。
例えば前シーズン1&2話で相馬くんが徹夜でやっていたこの復顔。(覚えていますか?)

今回は、いつもよりもさらに肌の質感をリアルに出すため、特別な樹脂加工を施しています。

少しマットな素材になっていことがお判りいただけますでしょうか!?
この特別な樹脂を使用したことで、メイクも随分のりやすくなっているんですね。
↓写真は、男性版のしのぶに、かつらをかぶせる宗野さん。
相変わらずファンキーな髪型ですが、やはり表情は真剣そのもの。

「復顔にメイクをする」シーンでは、メイクスタッフが復顔のために立ち会い、
ファンデーション、口紅等、丁寧にメイクを施していきました。
そして出来上がったしのぶの復顔がこちら!

じゃん!

に、似てる! 
かなり似てますね。

実際の役者さんは白骨化しているわけではないのに、撮影用の復顔がどうしてこんなに似ているのかというと、
復顔をすることになった役者さんには事前に撮影所にお越しいただき、顔の型をとらしてもらっているのです。
口にストローを咥えてもらい、ブルーシートの上に寝転がってもらった後は、
顔全体にドロドロした特殊な液体を流します。
役者さんは口に加えたストローでのみ息ができる状態。
まるで池に沈んだ忍者です笑
そして時間がたったら顔に流した液体が固まり、それをベリベリとはがして顔の型がとれる、という超アナログな方法。
長時間、ドロドロの液体を顔に塗りたくられ、呼吸はストローのみですから、
役者さんには相当のご負担をおかけしてしまいますが、その甲斐あってご本人にそっくりな復顔が完成するのですね!
これまで数々の復顔にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!


○しのぶオーディション

脚本家瀧川さんから今回のお話をいただいてから、しのぶという役を作るにあたり、あるひとつの想いがありました。
それは、しのぶ役には男性(の身体で生まれた方)を起用したい、という想いです。
「生まれた時の身体は男性で、心は女性」として生きてきたしのぶという役のキャスティングにおいて、
一見女性だと視聴者の方々に思っていただかないといけない以上、元々女性の方を起用するという選択肢もありました。
でも女性の方をキャスティングしておいて、「彼女は実は男性だったんです」なんていうどんでん返しは
とても卑怯だとも思いましたし、逃げだと感じました。
何より、LGBTQの方々に対して以前よりも少しずつ理解が進んできたこの世の中だからこそ、挑戦したかった。
挑戦しなくてはいけないと思いました。
ここで女性の方をキャスティングすることは、同じ立場にある方を傷つける行為だとも思ったからです。
だから、しのぶには男性の役者さんをキャスティングしようと決めました。
もちろん、女性を起用するよりも、女性に見える男性をキャスティングする方がよっぽど大変だということを覚悟の上で。
 
なので、しのぶについては、兼﨑監督主導のもと、関東と関西で2度オーディションを決行!
女性的な格好をしていただいた上で判断したい、ということで
私と中尾Pで協力し、来ていただいた方全員にメイクをして、女性の服を着ていただきました。
中尾Pの自宅になぜかあったというウィッグ、私の自宅にもなぜかあったウィッグも持ち寄り笑
みなさんにかぶってもらい、できる限り女性らしく見えるように粉骨砕身…!
来ていただいた方々はみなさんとてもお顔立ちも綺麗で、メイクがもう映える映える!
自分の顔のパレットがいかに悪いか、思い知った回でもありました笑
 
その中で決めさせていただいたのが、今回しのぶ役を演じてくださった野口準さんです。
お芝居の上手さはもちろんですが、女性的な身のこなしや仕草に可憐さがあったこと、
そしてニコッと笑った時の可愛げな表情が決め手でした。
オーディションに来ていただいた皆さまと、見事に演じ切ってくださった野口さんには、本当に感謝しています。
 
ちなみにこちらが野口さんのビフォーアフター!

大変身!でもありますが、案外違和感がないようにも思えます。
人は何者にでもなれる。
しのぶのこの想いは、この先もえり子に引き継がれていくのだと思いますが、
皆様にも少しでも届いていたら、幸せに思います。

来週は11話!お楽しみに!!

(文責・上浦侑奈)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ …… 沢口靖子

土門  薫 …… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

佐伯志信 ……… 西田 健

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 塚田英明(東映) 中尾亜由子(東映)

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【脚 本】櫻井武晴 戸田山雅司 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

LINK テレビ朝日公式HP

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