京都で起こった立てこもり事件に科捜研が協力、無事解決したと思いきや現場から犯人が持っていた拳銃が持ち去られ、その拳銃を使った殺人事件が発生して・・・
スピード感のあるオープニングからエンディングまで息もつかせぬ緊張感のある一本です。
事件の裏側に隠された当事者たちの「想い」にも注目してください。
2009年9月3日放送
大阪市内の雑居ビルで発砲事件が起こった。ビルに入った暴力団の事務所を狙ったものだった。
その夜、民家で拳銃立てこもり事件が発生した。一時間前に犯人は警官に職質され、逃走の末立てこもったようだ。家には夫婦二人と老女一人。計三人が人質になっていると思われるが詳細不明。警察が電話、FAX、メールで接触しても、犯人側から応答はなかった。
対策本部からの依頼で、マリコたち科捜研は現場の民家の窓から顔を出した犯人だと思われた男の映像解析を始めた。同時に現場に出向き、X線搭載の車で民家の中の様子を探ることを考えた。
映像解析から、立てこもり犯の身元が判明した。久野学という暴力団の準構成員で、大阪で起こった発砲事件への関与も疑われた。
民家の映像監視するマリコが久野を特定、対策本部は久野が人質から離れた瞬間を見計らって突入することを決めた。
翌朝、犯人が人質から離れた。その瞬間、機動隊が突入、犯人を逮捕し人質の夫婦と祖母を無事保護した。
そんな突入後の高揚感と救出が終わった安堵感の中、突然、叫び声がした。
「東隊員! どうした!」
マリコたちが駆けつけると、機動隊員・東貴昭が頭部から血を流し倒れていた。そして犯人の久野が持っていた拳銃と銃弾が現場からなくなっていた。
【脚本】 櫻井武晴 【監督】 森本浩史
ゲストキャスト
東貴昭・・・井坂俊哉
東弘美・・・酒井美紀